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【開催報告】としまえんと練馬城歴史ツアー2024

 去る2024年5月5日、練馬城址公園開園1周年記念イベント「Happy1stAnniversary」が練馬城址公園にて行われ、当会もその企画の一つとして「としまえんと練馬城歴史ツアー2024」を実施しました。
 住宅街の中を歩く関係で定員は25名に設定し、事前予約枠と当日申込枠を設けて参加者を募りましたが、事前予約の15名は募集開始1日で定員に達し、当日申込枠も約15分で満員となり、最終的には26名の方に参加していただきました。
 また当会は昨年の開園記念イベントのスタンプラリー企画における、スタンプスポットのパネルの作成を担当しましたが、1周年記念イベントではスタンプラリーは未実施もパネルを「歴史スポット」として掲示をしていただき、ツアーに参加していない方にも練馬城址公園近辺の歴史を知っていただく場を用意しました。

歴史スポット掲示の様子

開催背景

 練馬城址豊島園「古城の塔」の保全と活用を考える会(代表 岡田英昭)は、豊島園創成期の歴史を調査・研究し、豊島園開園時から残る築約100年の「古城の塔」と呼ばれる英国古城風の建築物をシンボルとして地域の歴史を学ぶ機会を創出する活動を行っています。
 昨年は地元のまちづくり団体である「としまえん水と緑の公園で遊ぶ会」が主催、公園の指定管理者である「東京都公園協会」が協力という形をとり、練馬城址公園の開園記念イベントに合わせる形で「としまえんと練馬城歴史ツアー」を実施しましたが、今回の1周年記念イベントでは正式に公園のイベントに組み込まれる形での実施となりました。

※昨年の様子

歴史ツアーの様子

 歴史ツアーは午後2時に公園サービスセンター前からスタートして園内を散策後、練馬城の城域であった公園南部から関連遺跡一帯までをおよそ2時間30分程度でまわりました。
 ツアーの案内人は昨年同様豊島氏研究の第一人者で郷土史家の葛城明彦氏にも加わっていただき、としまえんの歴史については当会岡田が、練馬城や豊島氏については葛城氏が解説し、現代から中世と近代の歴史をつなぐツアーとなりました。
 ツアーには配布資料を用意したほか適宜写真資料を掲出し、参加者に具体的なイメージを持っていただけるように工夫をしました。

練馬城東の谷 通称"どんぶり坂" での解説の様子

参加者の声

 下記にX(旧Twitter)に寄せられたご感想の一部をご紹介します。

メディア掲載・放送予定

 現在予定されている掲載・放送予定は下記の通りです。

J:COMチャンネル(11ch)
番組名:「ジモトトピックス」
放送:5/11から5/17まで 板橋区・北区・練馬区・新座市・和光市で放送
配信:アプリ「ど・ローカル」で5/11から2週間配信

練馬・板橋のタウン誌 月刊Kacce
掲載号:月刊Kacce6月号(6月1日発行予定)

また、当会活動やとしまえんの歴史についてのご取材は下記より受け付けております。
お問い合わせ: shakujii_wakimizu@yahoo.co.jp

今後の展望

 今回の公表を受け、練馬城址公園管理事務所より今年秋の再度開催を打診されております。管理事務所の職員の方々も参加されたいとのことで、秋季は公園の大型イベント以外の日での開催となる見通しです。昨年は公園の「協力」という形から始まった事を考えると、大変な進歩であると感じております
 当会では今後も引き続き、としまえん近隣の歴史を区民が親しみ、学びに活いかせる機会を作っていきます。例として下記を検討しています。

  • としまえんの歴代経営者から学ぶ課題解決ワークショップ(アントレプレナーシップ教育)

  • としまえんの古城の塔を通して東京の空襲について学ぶ平和教育イベント

 行政に「やってくれ」と言うのではなく、あくまで主体的に行政や他の地域団体、公園協会などとともに共創し、実践していきたいと思っています。

イベント概要

日時   令和6年5月5日(日) 14:00~16:00(実際には16:30終了)
会場   練馬城址公園および近隣の遺構
ガイド  郷土史家 葛城明彦
     練馬城址「豊島園」の保全と活用を考える会 代表 岡田英昭
参加者数 26名(定員25名)

イベントポスター

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