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小塩移住者的日記 2024年4月1日(月)−7日(日)

わりと頻繁に書けなくあるいは書かなくなるタイプなのですが、ここ2〜3ヶ月がそのような状況でした。

けれど、亡くなった大好きな恩師の別れ際の言葉が「書き続けろよ」で、そんなありがたい言葉をいただいてしまったからには書くことをやめるという選択肢もなく、ぼちぼち日記を再開しようと思います。

4月1日(月)
5時起床。昨夜から右ひじに関節痛があり不調。出勤するのが億劫だったけれどとりあえず出勤。到着しても社員がおらず、月が変わったばかりでシフト表も持っていないので、ほうぼうに連絡をする。到着から30分後、私からの連絡で寝坊に気づいた社員が出勤。なんとか朝の仕事も終わり、体調も悪いので30分ほど早めに早退させてもらう。ここのところバイト先は人が辞めるだけ辞めて入る気配がなく、慢性的な人手不足。社員の遅刻もその皺寄せの結果だろう。人が辞めて行くのは人を大事にしない会社の体質なのだからしようがない。温泉に寄り、帰ってからそのまま昼寝。夕方に目が覚めると身体がだいぶ楽になっていた。庭の桜をちらりと見に行く。我が家の老いた桜はあまり花がつかないけれど遠目からの立ち姿が美くしい。雪柳の葉も出そろっって桃源郷のようだった。今年は桜の手入れをしよう。本調子ではないので夕飯を作りすぐに寝る。

4月2日(火)
5時半起床。やはり体調がよくなった、さすが温泉。通常通り出勤。午後から前年度お世話になっていた集落内の数人に連絡を取り、お礼のチーズケーキを渡しに行く。そのうちの一軒で7匹の子猫が生まれたとのことで、ちらりと見せてもらう。まだ目の開いていない小さな小さな子猫が身体をうようよとくねらせていた。これからの里親探しが大変そうだ。夜はのんびり。久々に本を読みたくなったけれど何を読んだら良いのか見当がつかないので、以前に買っておいたブックリストを引っ張り出す。2002年に出版されたものだけれど、言っていることは今の時代ともフィットするもので面白い。時代など関係ないということかもしれないが。とりあえず本はかなり家にありそうなので、あるものから読むことにする。翌日の昼に食事に行く約束をしていた子から返信が来ない。疲れているし本調子ではないので断ることにして眠る。

4月3日(水)
3時半起床。明らかに睡眠が足りてないけれど眠るほどの時間もないので起きる。ゴミを捨ててから出勤。相変わらず人手がない。30分だけ残業して帰宅。一休みして、明日から勤務の始まる集落のコミュニティーセンターに顔出し。資料をもらって帰る。夕飯はキャベツ入りのメンチカツに雑穀米にノンアルコールビール。メンチカツはタネをバッター液につけた後、パン粉とパンをすりおろして作った生パン粉の混合で作った。びっくりするほど美味しかった。

4月4日(木)
7時半起床。コミュニティーセンターに出勤。通勤時間が少ないってすごいと思う。初日は掃除をしたり、資料を読み込んだり、スケジュール表を埋めるなど。4月前半の土日が自治協の予定でびっしり埋まっていてゾッとする。昼休憩の間に文房具屋に行き、必要そうな文具を揃える。新しい文具を揃えるのはなんとも楽しい。午後も勤務。17時から前任者も含めた打ち合わせ。途中、先日の食事の子から連絡あり。今夜、食事に行けないかと言われるも打ち合わせが19時半まで続いたので、結果的に断ることに。久々に両親宅に行き、バナナケーキを渡す。友人とLINEをしていたら図書館にいるというので返却期限の切れていた本を返しがてら会いに行く。地域の会合の後はどっと疲れて、地域と関係ない人と話したくなる。ありがたかった。

4月5日(金)
5時半起床。出勤。相変わらず人手不足。ぎちぎちに働いて帰宅。午後、昼寝をしていたら父が来て、裏山で筍を掘って湯掻いていたものを分けてもらう。事務所で一緒にコーヒーを飲み、12月からの新入り猫としばらく遊んで帰って行った。そのまま事務所で集落の役の報告書を作る。なんとか間に合い19時から集落の公民館にて年度始めの常会。37軒中20軒の出席で、ずいぶんと出席率が低い。発言権などないに等しいので高齢男性の言っていることを聞くだけのマシーンと化した。移住して最初の頃、何も分からずに出席していた時には見えてこなかった集落内の人々の立ち回りなどが分かるようになっていると思うなど。帰宅後、翌日の朝に早く起きなくていいように夜遅くにゴミ捨てを済ませる。

4月6日(土)
9時起床。疲れであまり身体が動かない。11時からコミュニティセンターで夜にある自治協の会合向けの資料を前任者と作る。私は福祉の担当になるのだが、いくつかクリアしなくてはならない課題があり、無事にこなせると信じてはいるけれどやや暗い気持ちになる。前任者が途中で帰り、一人で13時半までコミュニティセンターで仕事。昼食のパンを買い出しに行き、戻ってきて食べ、その後、前年度にした役の引き継ぎ用の書類を作成。こちらもぎりぎりに作り終わり、19時からの会合に出席。自治協の新任として挨拶をする。体感で言うと、出席者の8割は男性でおまけに年齢は65歳〜70歳が中心。昨年度は訳もわからずこの会合に出席していたから、そこから比べればずいぶんと置かれた状況は変わったように思う。私の担当する福祉部の代表者決めがやや難航した。と言うのも、誰も立候補者がいない場合の根回し的人事をする人がおらず、私がするには力不足という状況。一旦は決まらないかと思われたが面倒見の良い人が引き受けてくれたからよかった。が、非常に苦しい時間だった。こういう時に移住者のネットワークの無さや若さも相まっての発言権の無さを実感する。あまりにも疲れ過ぎてそのまま家に帰る気がしなかったので、町に食事に行く。久々の店で食べてぼんやりしてクールダウン。やはり地域の会合はどっと疲れる。毎度こんなに緊張していたら身が持たない。帰ってきてぐったりと眠る。

4月7日(日)
疲労が激しく、身体が重い。適当に朝食を食べ、買い出しに行き昼を食べ昼寝。途中、事務所に来客ある。はじめて会う人で、その人がしようとしていることに対して色々な人から私と会ったらと言われたらしい。昨年1年間は地域外での活動をほぼしてこなかったのでそう言われることはなかなか嬉しい。コミュニティーセンターでの勤務日に来てもらうことにした。とても感じの良い人だったので、何かのお手伝いができるならば嬉しい。また昼寝。夕飯は筍と豚肉の炒めものとおこわ。少し回復したけれど、まだまだ疲れているのでばったり眠る。

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