RSGT2024に初現地参加してきた!
2024/1/10~1/12で開催されていたRegional Scrum Gathering Tokyo2024に初現地参加してきました!
ブログを書くまでがRSGTということで、day0からの4日間を備忘録的に書き残しておこうと思います。
Day0
直前まで仕事で結構バタついており「参加は難しいかな〜。。」と思っていたのですが、なんとか仕事を終わらせてオーノさんのDay0セッションに参加することができました。
おーのAさんのDay0キーノート
昨年全国各地のスクフェスで大活躍されていたおーのさんのセッション。そのご活躍の原点はRSGT2022のDay0をきっかけとした「人とのつながり」にあったというお話しでした。
RSGTはギャザリングが大事というのは知識としては持っていたのですが、このセッションを聞いたことでよりその重要性を感じました。
何も言われなければ基本1人で過ごしてしまう性分なので、おーのさんのこのセッションがかなり自分の背中を押してくれて、今回存分にギャザリングできた気がしています。
知り合いを増やしてRSGTを最高に楽しむための会
おーのさんのセッション終了後、6名ほどのグループを組んでdiscordのボイスチャットで記者会見ワークショップをしました。ほぼほぼ初対面の方々でしたが、普段の仕事内容やRSGTにかける思いなどの話題でかなり盛り上がりました。
Day1
興奮で若干早めに起きてしまい、ウトウトしながら7:20の新幹線で東京へ向かいました。
会場に到着しソワソワしながらエレベータを上がるとそこにはスクフェス仙台で顔馴染みの遠藤さんの姿が。知り合いと話すことができて緊張がほぐれました。感謝。
その後、Day0で同じグループだった方々とも会うことができて早速廊下でギャザリングすることができました。
クリエーションラインさんのスポンサーセッション
初参加の人は衝撃を受けると聞いていたのですが、本当に衝撃を受けました…(いい意味で)。
Day1キーノート
ダイナミックリチーミングは多少知っているつもりでしたが、「Dynamic Reteaming」で紹介されている5つのパターンの紹介を聞いて全然知らないことを知りました。頑張って本を読もうと思いました。
アジャイルの価値を活かせる受託開発案件の取り方・始め方
最初は新さんの受託アジャイルの話。ハイテンション新さんで現地参加ならではの熱気を感じました。私も受託開発でスクラムマスターをしているため終始参考になる話ばかりでした。
Day1ランチ
お昼はterraceルームでishiyさん、Toshinariさんと遭遇し一緒にランチをしました。昨年8月のスクフェス仙台以来だったので、仕事の近況やRSGTへ参加したきっかけなどについての話で盛り上がりました。
ブッダに学ぶ、いのちだいじにアジャイル推進するためのマインド
Chimo Kamitokusariさんのブッダから得た学びをアジャイル推進に生かした話。今回のRSGTで個人的に最も気になってたセッションで、これは絶対に現地で見よう、そしてスピーカーの方と話そう…!!と思ってました。
結構難解な仏教のものの捉え方を非常にわかりやすく説明されていて、かつそれをアジャイル推進に生かすための具体的なアイデアにまで落とし込んでいるのがすごいなと思いました。「五蘊」に沿った質問をすることで相手の経験領域を知ろうとするアプローチが非常に面白かったので、自分も試してみようと思います。
終わった後にChimoさんのところへ行くと同じく内容に関心があった数名と盛り上がり、仏教や禅などとアジャイルをテーマにした勉強会を立ち上げることになりました。
焼肉レトロスペクティブ爆誕!遊び心を解放してチームの学習を飛躍させよう
はらださんの焼肉レトロスペクティヴの話。ふりかえりってもっと自由でいいんですね。スクラムマスターとしてけしからんおじさんに負けずにどんどん遊びを取り入こうと思いました。
はらださんからはXで時々いいねやリプライいただいてたのですが直接お会いするのは今回が初めてでした。セッション後にやっと直接お話しすることができたのが今回のRSGTの大きな収穫です。
ベロシティ Deep Dive
生Ryuzeeさんを初めて拝むことができました。
エンジニア組織の経営論 〜エモい開発と売上数字は両立するか〜
ウルシステムズ漆原さんの話。エモさ大事だよな〜と思ってたので漆原さんの話には納得感しかなかったです。
Day1夜ギャザ
特に予定は何も決まってなかったのですが、ホールで近くにいた人たちが自然と集まって1次会へ。その場にいる人たちで全てが無計画アジャイルにノリで進んでいく、そして全員がそれを素直に受け入れてる感じがとても心地良かったです。
1次会では昨年のスクフェス仙台やその後SNSで少し絡みのあった小泉さん、とれびーさんと話すことができました。小泉さんが社内事情を乗り越えてスクフェス参加や登壇をされていることを知り、自分ももっと組織に働きかけなきゃなと思わされました。
その後、アイキさんと自転車の話(とスクラムの話も)をずっとしてました。300キロ程度なら自転車圏内と言っていて別次元の世界の話だなと思って聞いてました。スクフェス仙台2024もお待ちしてます!
子供が同い年のダンさんとは子育ての話で盛り上がりました。RSGTのようなイベントで数日家を不在にするときに家族を説得する奥義を伝授されたので今度試そうと思います。
お店の会計が終わり1次会が終わったかと思うと、別のお店で飲んでいた参加者が合流し、いつの間にか2次会がスタートしました。とれびーさんがお会計や座席の配置などを回されていてサーバントリーダシップを感じました。
2次会はおーのさん、森さん、パウリさんらと同席になりました。お三方が終始わいわいしていて微笑ましかったです(誰目線)。おーのさんも昨年のスクフェス仙台以来だったので、ここで再開しお話しすることができて良かったです。
Day2
KAGによるスポンサーセッション
こちらもすごかった…(いい意味で)。
Day2キーノート
二日酔いも若干あり正直あまり集中して聞けてなかったのですが、スクラムマスターとしてこの1年間「価値」についてずっと考えてきたので話の内容自体はすっと入ってきた気がしてます。
とはいえ「価値とは何か?」と聞かれるとまだシンプルに回答できない気もするので、まだまだ精進が必要です。
Day2ランチ
弁当片手に彷徨っているとおーのさんとサイボウズの方々を見つけたのでランチをご一緒しました。
おーのさんが最近書かれていた読書術についてのnoteが個人的にかなり参考になったのでそのことを伝えました。「ブログなどで意識的に参照を入れるようにしてる」「あとから参照できるように印をつけている」「本によって速読できるのと出来ないのがある」など教えていただいたので試してみようと思います。
おーのさんがiwaseさんを探す旅に出られたので、自分もふらふらしているとこれまた昨年のスクフェス仙台で知り合ったしのぴーさんを発見しました。
しのぴーさんは盛岡スクラムというスクラムコミュニティやっているのですが、岩手に住んでるスクラム実践者が中々いないことに悩んでいたので、どうやったら盛岡スクラムを盛り上げられるかを一緒に考えてました。答えはまだないですが、ぜひ岩手にお住まいでスクラムにご興味のある方はご連絡ください。
しのぴーさんが所属されている会社のスクラムマスターの採用事情や育成などについても話すことができました。どこの会社でもスクラムマスターの増員や育成は試行錯誤されていることがわかり、自分も頑張ろうと思いました。
正義さん、天野さんがやってきて一緒に各地域のスクラムフェスの話していると、光のスピードで今年のスクフェス仙台のサテライトを神奈川でやることが決定しました。人とのつながりで物事が進んでく空気感がめっちゃいいなと思いました。
(多分その後)廊下で昨年のスクフェス仙台でお会いしたKatsuyaさんとも遭遇しました。英語は話せないと言っていたのですが、Zuziとすれ違った時に果敢にサインを貰いに行っててすごいな〜と思いました。自分は今回ビビって話に行けなかったので、来年もし機会があればチャレンジしたいと思います。
akiさんのコーチーズクリニック
RSGTといえばコーチーズクリニック。自分が抱えている悩みを対話を通じて言語化・図式化してもらうことで新たな気付きを得ることができました。
Introducing Agility through Improvisation Games
説明を全く見ずに割とノリで申し込んでみましたが非常に有意義な時間を過ごすことができました。体験を通じてインプロの効果を体感することができたので、普段の仕事でも機会があれば取り入れてみたいなと思いました。
スクラムマスターを職能にする挑戦 - 健全なチームを増やし組織をチームワークであふれさせる道のり
スクラムマスターの職能化は自社でもかなり重要なテーマだったのでとても参考になりました。「スクラムマスターには学ぶ責任がある」「学ぶための支援を惜しまない」といったことをRSGTの場で明言できるところにサイボウズさんの強さを感じました。
Day2夜ギャザ
2日目はishiyさん、ぼのたけさん、とれびーさん、Toshinariさんらと飲み会に行きました。ぼのたけさんのセッションについて話をしていると居酒屋の席でパーソナルセッションを開いてくれて豪華な時間を過ごすことができました。
2次会までぼのたけさんたちと飲んでいてかなり面白い話をしていた気がするのですが全然思い出せないのでaki_mさんの凄さを痛感しました。もし次回があればブログに書き残せるように工夫したいと思います。
Day3
Day3朝ギャザ
朝メインホールで台湾からいらっしゃってたRSGTaipeiオーガナイザーのjohnYuさんとお話ししました。自分は英語はほぼできませんが、なんだかんだノリで15分くらいは喋れたので結構自信がつきました。
台湾には2回旅行で行ったことがあって台南が一番好きだと伝えたら、台南は牛肉スープが美味しいお店があるからそれを食べた方がいいという耳寄り情報をいただきました。今度台南に行く機会があれば絶対食べたいと思います。
教育心理学概論を使って「人をより賢くするにはどうしたらいいのか」を探索するワークショップ
昨年のスクフェス仙台で参加したかったのですがスタッフ業があり断念。XP祭りでも東京出張ができず断念。今回3度目の正直だったので絶対に参加したいと思ってました。
実は教育心理学概論は一応持っているのですがこの日のためにあえてちゃんと読んでいませんでした(ほんとです)。知識構成型ジグソー法という方法の体験だったのですが、ほんの1時間半程度で本1冊を読んだ気になれる体験はかなり新鮮でした。
事前の問いの設定や読み方のガイドラインなど自分でやるには多くのハードルがある気はしましたが、何かしらの形で社内でも実践してみたいと思いました。
Day3ランチ
Toshinariさんにお誘いいただきサイボウズの皆さんに混ぜてもらい、事業会社と受託会社でのスクラムマスターの活動の違いで盛り上がりました。私の仕事上の悩み相談にも乗っていただき、自分にはなかった視点でのアドバイスもいただきました。大変感謝です。
その後会場をウロウロしてるとスタッフをやられていたTommyさんを発見。Shinagawa Agile Talksのファンです!と伝えたら、ステッカーがちょうど切れてしまっていたようで代わりにfuroshiki.fmのステッカーをいただきました。
Quality and Attractive Quality Creation Learning from the Kano Model - Kano Modelと魅力品質理論
クロージングキーノートは狩野モデルでお馴染みの狩野紀昭先生のお話しでした。狩野モデルのあの図自体はよく知っていてPBIの優先度付けで活用したこともあったのですが、自分が知らない話がほとんどで非常に浅い理解だったことに気づきました。
さいごに
昨年末のアドベントカレンダーでも書いたのですが、今回のRSGTは純粋な参加者としては初の現地参戦でした。スポンサーやスタッフとして関わったイベントと比較すると自由に過ごせる時間が多く、とても充実した時間を過ごすことができました。一方で、スポンサーやスタッフは割と忙しいので楽しくないかというとそんなことはなかったな〜という気がしてます。スタッフ・スポンサー・スピーカー・参加者それぞれがRSGTという場を作ることに貢献していて、それぞれ違った充足感があることに気付くことができました。
RSGTは元気をもらえると聞いてましたが、4日間のギャザリングとセッションを通じて本当に多くの学びと元気をもらうことができました。
来年が楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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