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日本で月に最も近いのは鳥取!?

前回、Airbusが月面と同じ微小重力を目指す話をしました。

実は、別の角度で見ると、日本では「鳥取県」が一番月面に近い場所です。

これをクイズにしたら全滅しそうですが、実は「鳥取砂丘は月面の砂に最も近い成分を持つ」からです。

2022年から県が「鳥取砂丘月面化プロジェクト」を始動しており、既に宇宙企業の中でも注目を集めています。

例えば、最近話題の史上初の民間による月面着陸を目指すispace(下記)も、その類似点(成分や起伏性)に着目して過去に実証を行っています。

もう少し膨らますと、この鳥取砂丘という貴重な資源を活用して、鳥取県は宇宙産業の活性化に力を入れています。

一番分かりやすいPR動画を紹介しておきます。

出所:http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/5725f7416e09e6da492573cb001f7512/c549da01b7b33a3e4925891e000762d0/$FILE/tottori-field-perspective.pdf

要は、月面に近い砂だけでなく、その丘陵状態などを再現し、ICT・建築設計などの実証フィールドにしようとしています。

そして2023年の3月に、鳥取県は新たに「宇宙ビジネス創出推進自治体」に選出されました。

これは、宇宙ビジネス創出を主体的・積極的に推進する自治体に対して国家が選定しており、過去の選定履歴を載せておきます。

2018年:北海道、茨城県、福井県、山口県
2020年:福岡県、大分県
2023年:佐賀県、鹿児島県、鳥取県、群馬県、岐阜県、豊橋市、長野市

ちなみに、宇宙を事業としない個人でも、鳥取でその雰囲気に浸ることも出来ます。

最新科学技術で宇宙をエンタメ化するamulapoが、GW期間限定で、「月面探査」を疑似体験できるアクティビティを鳥取砂丘で開催しています。
(申込みサイトはこちら。下記PR動画)

私も早速申し込んで体験しましたが、なかなかな没入感でした☺

月面のように静かな環境で、太陽光パネル展開や水探査など、与えられたミッションを楽しくこなして月面探査を体験しました。(皮肉にもその日はほぼ満月だったのだけが残念^^;)

運営の方に聞くと、以前にはさらにガチ系(JAXA宇宙飛行士試験と同等)での宇宙飛行士企画も行ったそうです。復活したら挑戦してみたいです☺

GW以後も定期開催する予定はあるそうなので、ぜひ鳥取観光と合わせて訪れてみてください。


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