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Global Moon Village@鳥取に参加しました

毎年12月12日は「今年の漢字一文字」が発表されます。
2022年は「戦」というネガティブな言葉でしたが、今年はぜひ明るい文字であってほしいです。

これを宇宙開発に絞ると、今年は「」という漢字が一番しっくりくるのではないでしょうか?

月面を目指す様々な挑戦が今年数多く行われました。1つだけ、過去に投稿した関連記事を載せておきます。

そんな月へのまなざしをより社会の観点で掘り下げるGlobal Moon Village Workshopがつい先日行われました。こちらが公式サイトになります。

今回で7回目になり、4日間にわたり岡山県と鳥取県で開催されました。

最終日午後のみ(一般向けプログラムあり)参加したので、雰囲気を紹介したいと思います。

場所は鳥取大学のある鳥取砂丘近辺で行われたのですが、実はここの砂丘は「月」と深いつながりがあります。
過去にもこの件はふれたので、引用しておきます。

ようは、鳥取砂丘の砂の成分が月面に似ている、ということです。

プログラムの一環でローバー(探査車)の実演を見ることも出来ました。
下記の大学生団体の二組です。

https://www.karura.space/

両チームとも目指すは学生向け火星ローバー国際コンテスト「URC」です。

両チームともに心から応援します。

ワークショップの内容は、決して宇宙のコアな話だけでなく、むしろ馴染みのある社会テーマが多かったです。
例えば緑化や気候工学、DAC(大気中のCO2吸収技術)など、どちらかといえば地上での環境問題を月面でも検討する、という流れでした。

個人的に聞いたことがあるケースを1つ挙げると、DAC製品の「ヒヤッシー」の開発者講演がありました。こちらは研究どころから企業・個人でも利用できますね。関心のある方のために公式サイトを載せておきます。

おそらく逆もあり得ると思います。

宇宙開発のための研究が地上でも活かせるパターンですね。過去にも高校生が開発した宇宙食が地上でも販売されている話をしました。

さらに過去に振り替えると、人類を月に届けるアポロ計画を通じて、地上で使う製品開発につながったという話も有名です。(MRI、CT スキャン、住宅用断熱材、衝撃吸収スニーカーとか)

プログラムの最後は一般参加向けの催し物で、宇宙好きな方々が専門家と交わって楽しむパーティでした。

来年はどうもルクセンブルクで行われるようです。何気にこの国は宇宙を国家戦略として推し進めている国です。関連記事を1つだけ紹介します。

宇宙の専門家だけでなく誰もが交流できる、こういった素敵なイベントがもっと世界中に広がると素敵な地球そして月社会につながりそうです。

運営の方々、とても素晴らしいイベントを催してくださりありがとうございます☺

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