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オンライン講座でアトウッド『青ひげの卵』を読みました


 12月6日の午後7時半から、NHK文化センターのオンライン講座「文庫で味わうアメリカ文学」でマーガレット・アトウッドの短篇集『青ひげの卵』を読みました。
 アトウッドはhuluで連続ドラマにもなった『侍女の物語』がとにかく有名ですよね。女性が迫害される壮大なディストピアものSFという感じでしたが、本作はそれとは違って、カップルのすれ違い、夫婦の心のズレ、観光地でのできごとなど、より日常的な設定で、細かい心のやり取りが辿られています。確かに『侍女の物語』でも、同じ家の中での心理的駆け引きなどが精緻に書かれていたなあ、と思い出しました。
 受講生の方々は、それぞれ僕が思いもよらないようなことを発言してくださいました。年齢も性別も多様なメンバーでアトウッドを読むって楽しいですね。
 次回は年が明けて1月10日、読むのはポール・オースターの『ムーン・パレス』です。久しぶりに読むので楽しみです。



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