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子供を産んで4ヶ月、一息入れに妻を美容室へと送り出すことの効用

3〜4時間のひとり子守に手を上げてみる

子供が生まれてから約4ヶ月。妻は子育てをとてもがんばっていて、妊娠する前には毎月通っていた美容室やマツエク的なお店にもなかなかいく時間を作ることができなかった。
時間がないのは仕方ないとは言いつつも、やっぱり女性は自分のケアをして得られる自信や姿勢を正すみたいなことってある。それは男性側が求めているということではなく、女性が女性としてあるための、彼女自身の何か、「そろそろ美容室行きたいなー」の言葉に含まれる様々を感じていた。

僕はと言えば、たった数時間とは言えひとりで子守をする機会がなかったので、ちょっと、ビビっていたりして。でも、「大丈夫だから予約して平気だよ」と、予約をしてしまえば僕としては当日にやるしかないという状況を作ってしまえば良いと思い、彼女は数ヶ月ぶりの美容室を予約した。

数週間前のちょっとした出来事

ある夜、娘がうまく寝られず、妻が抱っこで寝かせて布団に置いては泣き、繰り返す夜があった。妻は少し疲弊していて、僕も抱っこを手伝いながらどうにか娘は一旦寝てくれて、僕も寝室へと向かい、ひとりで寝た。
*僕はいびきがうるさいので、別室で寝ている

翌朝起きて妻のところへ行くと、娘が夜中に何度も泣いて目を覚ましてしまっていたようで、全然眠れなかったとだいぶ表情を曇らせていた。妻から話を聞きながら、「この子は一生懸命生きようとしてるのに大変とか辛いとか言っちゃいけないのはわかってるけど、、、」と涙ながらに言葉を選びながら僕に伝えてくれて、「今日は午前中打ち合わせとかないから、一緒に仕事場に連れて行って預かろうか?」と、娘を預かることにした。
自分ひとりで仕事をしているので、事務所に娘を連れて行っても問題はない。仕事の進行に多少の支障があったとしても、妻のこの状態を少しでも解せるならと、ミルクやおむつを預かって事務所へと行き、数時間の間娘と二人の時間を過ごした。
お昼頃に妻が迎えに来てくれて、あんまり泣かなかったよ、1時間くらい寝てたよ、何回おむつ交換したよ、仕事もできたから全然問題ないよ、と話し、やはりまだ少し泣いてしまう状態ではあったものの、この数時間を妻はひとりで過ごしたことで、少しだけすっきりした様子だった。そんなことがあった。

ということもあり、美容室に行く当日はそれほど僕も緊張せず、まあ大丈夫だろうと妻を美容室まで送り、娘と二人の時間を過ごすことができた。

妻を送った帰り道には早速泣き出し、駐車場に止まってミルクをあげたりオムツを変えたりしながら一旦帰宅し、添い寝をしながら僕も30分ほど昼寝をし、せっかく娘と二人なのだからと抱っこ紐で抱っこしながら買い物に行ったり、なんやかんやと数時間を過ごし終えて妻を迎えに行った。

髪を切り、彼女はかわいくなった

妻のところへ行くと、髪の長さはすっきり、髪色も変えてとてもかわいらしくなっていた。
ミルクやオムツ、昼寝の報告などしつつ、「よかったね、かわいくなったよ。息抜きできたかい?」などと話しながら、美容室の友人たちとみんなで食事に行き、帰路についた。

女性が自分をきれいにするのは、女性としての自信になるというか、なんというかすごく大切なことなのだなと、この時思った。

男性から見ての見た目がきれいになったとかスッキリしたとかそんなことではなく、母親や妻やそういった肩書の前に自分自身として、シュッとすることの大切さをすごく感じた。

まあ普通に、奥さんや子供さんと一緒に寝ることが普通かもしれないし、男性ひとりで子守をすることも普通のことなのかもしれないけれど、僕はたまたまそうではなくて、だからこの数時間の子守をとても貴重な体験だと思ったし、娘との時間をとても愛おしく思ったり、妻の姿をあらためて愛おしく感じたりと、すごく良い時間を過ごすことができた。

僕は、抱っこ紐で抱っこしながら外に出るのが好きだ。お店で抱っこ紐越しに娘を両手で包みながら、娘の顔を見ながらお店を物色したりすることが誇らしい。娘と一緒に過ごせる週末が、楽しみで仕方ない。
以前だったら飲みに行ったり二日酔いになったり遠出したりと自由な時間を過ごしていて、週末は「休むための日」だった。
今は、なんというか、「本番」だ。一番楽しい日だ。

一番楽しい週末に、妻を美容室に送り出し、娘を守る数時間を過ごし、なんとなく3人ともいい感じに過ごせた週末。

世の男性のみなさん、奥さまのキレイをサポートしましょう。女性がご機嫌さんであることは、みんなにとっていいことだから。

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