“鬱”って簡単で便利な言葉ね 最近、本当に鬱っぽい。 人との約束を破ったり、破ろうとして指摘されて、我に返って反省したり。 結構末期。 仕事中に体が動かなくなって思考停止する。 帰宅しても頭が動いてない。魂が抜けたみたいに。 自分の身体を客観的に見てる自分がいたりする。 やりたいことはあるはずなのに、手につかない。頑張ろうと始めた勉強も、気が進まない。 将来が不安で不安でたまらない。 人間関係を切りたくなったり、大切な今までの自分をリセットしたくなったり。 車か
人間観察って、意外に近距離でもバレないよね。 花見に来て、苦しそうに背伸びしてプルプルしながらサクラを撮影する人たちたちの写真を、 わたしが、 遠巻きに、 撮る。 「サクラの写真て、まじで毎年撮ってると思いますけど、見直すことあるの?」 でも撮る、わかる。 桜の木を背もたれにして、家から持ってきた不安定なキャンプ用チェアに腰掛ける私は、 出店の並ぶ公園の桜祭りにいる。 参加者を肴に、350ml缶のハイボールを飲む。 地域のお祭りの経済を回す1人になった私は、ほろ酔いも
私の弱い気持ち 新卒入社から3年経った。 やりたいことがないからやってる、って気持ちもあるけど、やりたい仕事に就けてるのも事実。 もうちょっと人生にスパイスは欲しいけども。 ‘’誰のためにやってる仕事?” を繰り返すたびに初心にかえれるし ちょっとは自分を鼓舞できる、嫌いな現実世界と心の間に張っとくバリアみたいなものだったんだけどな。 今の仕事は、それを思うたびに、 え、この仕事いらなくない?って思っちゃう。 自分で存在価値を見出す? こんなに逆風でか。 逆風から
意欲的な春 25歳の春、アラサーに片足を突っ込んだ私は、悩んだ。 お酒に少し強くなったかもな、と、最近買ったウイスキーの味を比べてみる。 炭酸が効いていないから、効率よくアルコール摂取できるなぁ、とレトロな白い花がぐるりと咲いたコップでちまちま気の抜けたハイボールを飲む。 時計を見たら21時。 「やることないからって眠いフリして寝るのは現実逃避だよな。」 これから寝るまでの数時間で何をしようかと考える私の脳内は、今日の夜の予定から、今後の自分の人生の予定まで想像して