小池悠太

ライター。歴史、心理学、スピリチュアルをテーマに執筆しています。

小池悠太

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最近の記事

国境線を取っ払うと見えてくる、この世界の別の顔

私達は普段、 特に歴史を語る際は 「国」を基準に物事を見るのに 慣れ過ぎている。 曰はく、 大東亜戦争で「日本」は「アメリカ」と戦った。 直近では「ロシア」が「ウクライナ」に侵攻した。 しかし、 よく考えてみれば分かるように、 歴史を動かすのは 「国」ではなく「人」であり、 国家とは言わば「想像の共同体」。 次の話を聞いて、 あなたはどう思うだろう? 第二次世界大戦の際、 イギリス空軍とドイツ空軍がロンドン上空で激突する、 「Battle of

    • 渋沢栄一の「裏の顔」

      今年7月から一万円札の「顔」が、 渋沢栄一に交代する。 長らく一万円札の「顔」を務めた福沢諭吉と交代するのには、 何か「深いワケ」があるのだろう。 渋沢栄一とは何者か? 一般には「幕臣」として 「最後の将軍」である徳川慶喜に仕え、 日本の近代化に貢献した偉人として知られている。 しかし、どうだろう? 「藩閥政治」と揶揄された明治政府において、 「維新の功労者」である薩長の志士を差し置き、 ほとんど「幕臣もどき」とも言える渋沢が これほどの出世を果たすと

      • 2025年、何が起こるか?

        近代の日本は40年周期で大事件が起き、 それを境に国の体制が大変容を遂げている。 順番に見ていくと、 【1865年】 前年の1864年に下関戦争(四ヶ国艦隊による長州藩への砲撃事件)が勃発し、翌年の65年にかけ数千人規模の東洋系外国人(工作員)が日本へ侵入。 その子孫が現在「政治家」として国政を左右しており、姓名は日本名でもその中身は某共産主義国家の「工作員」。 現在、国会議員の7割が共産系スパイに占められるという、危機的状況にさらされている。 【1905年】 日露戦

        • 「語られたこと」より「語られなかったこと」

          真実は「語られたこと」ではなく、 「語られなかったこと」にある。 最近殊にそう思う。 今年の11月は米大統領選が予定され、 これから情報公開(ディスクロージャー)の進展が見込まれるが、 それ自体が世論を一方向へ誘導するための 「プロパガンダ」である可能性は否めない。 そこで大切なのが、 何が「公開されたか」ではなく、 何が「公開されなかったか」。 「語られなかったこと」「公開されなかったこと」へフォーカスすることで、 これまでとは違う世界が見えてくる。

        国境線を取っ払うと見えてくる、この世界の別の顔

          勝つことが滅びることにつながる

          これからは「勝つことが滅びる」ことにつながるという。 それを自分なりに解釈すると、 「勝者と敗者が入れ替わる」のではないかと。 戦争を例に出すと分かりやすい。 古代史において最大規模の戦とされる「壬申の乱」(672年) 楠木正成が討ち死にした「湊川の戦い」(1336年) 明治維新によって起こった「戊辰戦争」(1868年) これらは全て八百長(出来レース=ヤラセ)だ。 学校では「戦争は国家間の利害対立によって起こる」と教わるが、 実際はやる前から「勝者」と「敗

          勝つことが滅びることにつながる

          『VIVANT』に見る國體観念

          年末は実家へ帰省し『VIVANT』を一気見。 面白かった。 登場人物の一人であるジャミーン。 彼女の病気は「先天性心臓疾患ファロー四徴症」 自分と同じ病気。 『VIVANT』が流行ってくれたおかげで、これからは自分の病気が説明しやすい(笑) ジャミーンの能力は「人の善悪を直感的に見抜く」こと。 すごく分かる気がする。 何が重要で、何が重要でないか 核心と枝葉末節 大事なことと、どうでもいいこと。 私自身も「本質を見抜く洞察力」は、病気を経験することで格段

          『VIVANT』に見る國體観念

          システムと意図

          1.入れ子状のシステム宇宙とは何だろう? そのように聞かれたら、あなたはどう答えるか? 様々な答え方があるだろうが、私は「システム」と答えたい。 この宇宙は「入れ子状のシステム」として成り立っている。 調和した宇宙や渦を巻く銀河は、一つの「システム」と言えるだろう。 太陽系は太陽を中心に惑星が公転し、地球は生態系を有する循環型の「システム」だ。 組織として成り立つ国家や企業や家族も、あるいは60兆~100兆の細胞によって構成される人間も「システム」と見て差し支え

          システムと意図

          「3S」ではなく「4S」

          ※サムネイル画像は以下のサイトから引用 【マッカーサーが厚木に降り立った日から71年。その登場シーンは日本人に鮮烈な印象を与えた(画像)】 https://www.huffingtonpost.jp/2016/08/29/douglas-macarthur-come-to-japan_n_11769044.html 1.第4の「S」◆スポーツ ◆スクリーン(映画) ◆セックス 言わずと知れた「3S政策」 戦後GHQの実施した愚民化政策のひとつだが、実は「3S」ではなく「

          「3S」ではなく「4S」

          「ティール」と「グリーン」の違いとは?

          1.第一層と第二層レッド アンバー オレンジ グリーン ティール … 「スパイラルダイナミクス」は、意識の発達段階を「色」で区分する。 意識が進化するプロセスには一定の法則性があり、上の図でも分かる通り「第一層」と「第二層」に分けられる。 第一層:生存の段階 第二層:存在の段階 「生存の段階」とは「死なないために」生きること 「存在の段階」とは「使命のために」生きること 生存を目的とする「第一層」の特徴は、何と言っても「ジャッジ」だろう。 善悪 正邪 良否 真偽

          「ティール」と「グリーン」の違いとは?

          「所有」の是非について思うこと

          1.徹底した「共有主義」今、にわかに「縄文ブーム」が起きている。 縄文時代は一万年以上、争いのない平和な社会が持続した。 理由は様々あるだろうが、そのひとつに縄文人が「所有」の概念を持たなかったことが挙げられる。 富は所有せず、みんなでシェア。 所有しないのは「モノ」に限った話ではなく、「家族の概念」も縄文時代にはなかったらしい。 ・家庭を持つ ・妻帯する これらも広い意味では「所有」に当たるというわけだ。 「家族」という概念は存在せず、子どもは「家庭」ではな

          「所有」の是非について思うこと