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大豆を作ろう。 ②定植

定植(ていしょく=本式に植えること)

2022年改訂版

播種から9〜10日目頃が定植適期です。(気温にもより、もっと早くなることもあります)

播いた豆は飛騨の在来種「ハトコロシ」で、おいしくて鳩が食べすぎて死んでしまうというくらい、鳩の大好物なので要注意です。

播いた豆の8割ほどが良い苗として出てきます。調子がいいと9割ほどの時もあります。残りの苗を育苗して補植用にとっておくことありましたが、初期に生育の悪い苗は後になっても伸びが悪いので、もったいないようですが畑の肥やしになってもらいます。

苗を鹿沼土とバーミキュライトで作りますと、根っこがほろっと崩れて、土はほとんど残りません。下の写真のように片手で掴めるだけ掴んでどんどん植えていきます。

使用済みの鹿沼土とバーミキュライトは私は畑に入れていますが、挿木などに使うととても良いです。酸度が高いのでサツキやブルーベリーの根本に入れてもいいですよ。

植え付け

畝間は80〜100センチ(お手持ちの管理機が通れる幅)にしてつなを張るか、線を引くかして目印線をします。

ここはすでに草だらけでした。本当はギリギリのタイミングで起こしておくと良いのですが、梅雨時ですので、こんな時もあります。

株間は30〜40センチ程度で真横に置いていきます。以前は縦に並べていましたが、なるべく管理機をギリギリまでの幅にしたいので、このように横に並べています。


寝かせて植えることで、子葉の下から不定根が出ます。あと、茎が曲がって伸び上がることで、ストレスが加わり茎が太くなるという効果を期待して。

置いたら鍬で子葉を埋めないように土を戻します。寝ている苗に布団をかけるイメージ。

苗の根元を足で踏んで押さえ、水を株元にたっぷりとあげて完了です。しばらく雨が降らないようなら、植え付けから数日は水を株元にあげましょう。横にして植えても数日で立ち上がります。

ちなみに梅雨真っ只中ですので、どうしても雨が続いて畑がぐちゃぐちゃの時もあります。そんな時でも苗の成長に合わせて移植を優先します。

この約10日後に中耕、培土ですが、それはまた次回。

播種0日 ①播種 
播種10日 ②定植
播種20日〜50日 ③中耕・培土
播種30日 ④摘芯
播種50日〜70日 ⑤開花期の灌水
播種100日〜 ⑥枝豆
播種140日〜 ⑦収穫

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