優しく純粋な心を守りたい/『シザーハンズ』
優しく純粋な心は、脆い。
周りに、自分に、傷つきやすい。
手がハサミのまま
人間たちと関わり合うことになった
人造人間・エドワードが
まさにそうだ。
そのハサミの手が人々を
傷つけないかヒヤヒヤしながらみる。
人が傷つかないか自体よりも
むしろ、人を傷つけたことで
エドワードはきっと
深く傷ついてしまいそうだから。
その心の傷は実際の傷よりも
深いだろう。
優しくて純粋で、
だから本当に傷ついてほしくない。
私は悪い人を信じたくない。それからまた善い人を少しでも傷けたくない。
夏目漱石『硝子戸の中』
まさにこの心どおりで
エドワードを守りたかった。
とてもよろこびます!!