「出会いを縁として受け止め、生きていく」陶芸家・大山育男【あなたの人生、教えてください！】

入ってきたものを
どう捉えるかは人次第。
ポジティブに受け止め、
自分の縁にしていく。

そんな生き方をする人に
お話を伺いました。

その人の名は、
陶芸家・大山育男さん。
（以下、大山さん）
新潟市にある
個性的な商店街「沼垂テラス商店街」
で器工房「青人窯」を営んでいます。

作品の中でも
料理の魅力を引き立てる
薄く軽い器が印象的です。

幼いころから好きな漫画
『美味しんぼ』から
食を高める器のあり方に
興味をもった大山さん。

大学在学中に陶芸に出会い、
その道へ進んでいくことを決めます。

「手の感覚がこうだから、
こうなるっていうのが面白い」と
実際に土に触れた感覚と
工学的な理論を組み合わせ、
思考錯誤をすることに
惹きつけられます。

「さらに美術理論を学びたい」と
陶芸の専門学校に進んだ後に
地元である新潟で
開業することを決意します。

その背景には、
在学中に携わった
アートを用いて地域おこしをする
イベントがありました。
「町の個性や歴史を美術と
調和させて芸術活動をしたい」と
思うようになり、
地元の新潟で活動することに。

その中で、
当時、新しい地域おこしの
勢いがあった
沼垂テラス商店街と出会い、
理念に共感して開業に至りました。

2015年には沼垂出身の
陶芸家･羽田光範氏協力のもと
阿賀町に穴窯を築窯し、
薪での焼成にも挑み始めました。

「器は縄文時代から
途絶えることなく、
脈々と技術とともに
人間の根源も受け継いでいる」
真剣な眼差しをした大山さんの姿。

インタビューとともに
大山さんの人生を辿っていくと、
そこには
折々の機会を自分の縁として
受け止めていく軌跡がありました。

＜青人窯公式HP＞

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