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元サラリーマンの私が定年退職でしている手続き(2)~失業給付

退職時の手続きの経験を書いています。前回の引き続きで、今回は「失業給付」を(自分の憶えとしても)記しておきます。

<対象になる方>
・中小企業の給与所得者(サラリーマン)
・60歳から65歳前で定年を考えておられる方
・いろいろ調べているけど具体的にはどうすればいいのって思っている方


3月に定年退職。昨年の誕生月から特別給付の老齢年金を受け取っていましたが、定年で失職したことから雇用保険の失業給付を受けることにしました。

年金か失業給付かの選択

前回は「健康保険」のことを中心に書きました。
今回は雇用保険の失業給付についての選択です。
前回にも記しましたが「特別給付の老齢年金と雇用保険の失業給付」は同時に受け取ることはできない決まりになっています(リンクは日本年金機構のページ)。
そこで「どちらの受給額が高いか」を調べるところから始まります。私の場合は失業給付の方が幾分金額が多かったので、そちらを選択しました。

離職票を持ってハローワークで申請

失業給付については所轄のハローワークでの手続きとなります。

退職後に職場から届いた「離職票」に必要事項を書いて、必要なもの(マイナンバーカード、自分名義の口座の預金通帳)を持ってハローワークへ行きました。

初回は申請の受け付けと次回までの失業状態の認定スタート

初回は予約なしにハローワークの受付の列に並んで待ちました。
受付の係員が丁寧にてきぱきと書類を確認し、追加の必要な書類に記入し提出。
映像での雇用保険についての基本的な説明を受け、別フロアの申請窓口に向かいます。名前を呼ばれて、担当係員からいくつかの質問や説明を受けます。
「申請を受け付けましたので、認定日は5月*日です。**時に来てください。その時にこの書類を++番の窓口に出してください」
失業認定報告書の必要なところに軽く鉛筆で丸をされて渡されました。初回はこれで終了。

それからひと月・初回の認定日は

ハローワークで申請の際に告げられた日程で、指定されたように書類を準備します。…淡々と書いていますが「失業認定申告書」の書き方に不備がないのかが不安です。
書くようになっている「支給番号」がわからない。「受給資格者証」とやらも受け取っていない。不安がありながら「ないものは無いから仕方ない」と、前回に指示されたように準備された色付きのファイルに入れ、指定のBOXに投函します。私の前で迷っていた女性から「ここの番号とかわからないのですけど」と相談されてしまいましたが「私も初めてなので、わかりません。私は空欄で出します」と正しいのかわからない返事をするしかありません。

50人ほどが集まっている待合の椅子に座っていると、ハローワークの職員が「みなさん初めての方だと思いますので、説明しますね」とホワイトボードの前に立ちます。今BOXに出した書類の説明で、提出した書類がどのようになるのか、次からはどうすればよいのか要領よく話してくれました(思わず拍手したくなるくらいのテンポと滑舌の良さでした)。

当日に一回目の求職活動を

名前を呼ばれ、係員から書類についての説明があり、「雇用保険受給資格者証」と翌月までの「失業認定申告書」を渡されて今回は終了。

説明の中で「今日ここに来たのですから相談や閲覧などをしてハンコもらうと求職活動一回ですよ」と紹介されたことから、ハローワーク内のパソコンを30分ほど覗いてみました。

ハローワークのパソコンで求人情報を見るとハンコ押してくれます。

失業者になっています

テレビドラマで見かけていた「失業者が仕事を探すシーン」~ハローワークのパソコンを覗き込む・を自分がやって感じたのは「自分はあまい」ということ。
「やりたい仕事」「できる仕事」なんて希望をいれていたら選べるものがありません。特に年齢の制限は厳しいです。

さて次回のこのシリーズでは求職活動の様子などを書けたらと思います。ちなみにハローワークのパソコンでは「記者」など文章を書くお仕事も出てきます。ネットニュースの会社なども求人が出て来てちょっとびっくりしました。
※今回も文中では「雇用保険の基本手当」を、より一般的な呼称の「失業給付・失業手当」と書いています。


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