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<完全無料公開>純ジャパから外資系企業海外統括になった僕が編み出した、渾身の英語学習方法

小林幸平です。
初めての方に簡単に自己紹介すると、1990年生まれ、京都大学・大学院医学研究科卒業後、フランス化粧品会社ロレアルに新卒で入社。4年間日本でプロダクトマーケティング、デジタル、イーコマースに携わり、その後アジア統括本部である上海に駐在し、Regional Marketing Manager。2021年にロレアルを退職し、ラクスル・ノバセルに参画して執行役員を経験。
現在はフィットネス領域の会社を経営しています。

突然ですが、最近こんな質問をよく経営者仲間や企業勤めの方を中心に頂くことがかなり多いです。
「小林くんってどうやって海外経験ないのに、英語習得したの?どうせ先々どこかで英語必要だから勉強したいんだけど、何から始めればよくわからない。おすすめある?」

心の中では「あるよ。」と思っています。
確かに僕は、生まれてからずっと関西一筋、海外は大学時代に卒業旅行で行ったマカオだけ、英語は最も苦手科目だった僕が、外資系企業のアジア統括として海外駐在できるだけの英語力を身につけることができたのか、という学習方法は世の中の誰かの役に立つのではないかと思い、今回はそれを余すことなくお伝えします。

人生でトータル英語には200万円以上投資をし、みんなの代わりに、ひと足お先に、たくさんの”伸びない英語学習方法”も経験してきました。
全く英語喋れない状態で上海・ニューヨークで仕事をし、英語が喋れないストレスで髪が抜け、中国の高額なAGAクリニックに通ったこともありました。
そうして習得した、血と涙の結晶を、本NOTEを見てくれた方にお届けします。
少し長くなっていますが、こんな内容になっています。
・英語においてまず何をやるべきか、その理由を理解してもらうこと
・その上で、何にフォーカスして、どのようにやればいいのか
・具体的に私が実践している教材も参考に掲載しているので一歩踏み出しやすい

想いを込めたので長くなっていますが、必ず役に立つのでこんな方は是非一読ください。
・仕事で英語が必要だが、伸び悩んでいる・何から手をつければいいか分からないそこのあなた
・今すぐ英語が必要というわけではないが、この先の日本を考えるとただ漠然に英語必要になりそうだから取り組みたい、そこのあなた



1.まず、絶対英語を聞き取れるようになることを優先して勉強した方がいい

英語ペラの帰国子女しか入れないと言われるロレアルの新卒採用で、当時TOEIC600-700(うる覚え)の僕が何かの手違いで入社してしまったという事件が起きたのが今から10年前です。
そしてあろうことか、あれだけ英語は喋れないと入社前に人事に釘を刺したにも関わらず、配属初日、僕のデスクの横にはフランス人の男性がそこにはいました。

そのフランス人の彼も、まさかロレアルに英語喋れないやつが入社してくるとは夢にも思っていませんから、初対面の時はすごいスピードの英語で何を僕に唱えてきました。多分、こんな感じの何かを。
”LOREAL is world top beauty company, but your fashion doesn't fit to it!"
(君あんまオシャレじゃないね)

初めてもともに外国人と話した僕は、その長いセリフのあとにこう続けました。
”Ahaーーn!"

するとそのフランス人が顔を真っ赤にしてこう言いました。
”It's QUESTION!!!!!!!"
(俺はお前に質問してんだよ、適当に流してんじゃねぇーよ)

そのフランス人は僕に何かを質問していたのに、それすら聞き取れない僕はとにかく何かしらの相槌を打つのに必死で、海外で頻出フレーズ「アハーン」で乗り切ろうとしたのですが、無理でした。
それから数週間、このオフィスに鳴り響いた”It's QUESTION!!!!!!!"はたちまち有名になり、その後たくさんの先輩方にいじられました。

僕が皆さんに伝えたいのは、言葉のキャッチボールをする上で、まず相手が何を言っているか聞き取れないと、スタートラインに立てません。
単語量、スピーキング、場数、メンタリティ。英語学習で重要な要素はたくさんあります。
もちろんコーチングをしっかり受けて、総合戦力的に伸ばすという選択肢を取れればいいのですが、経済面などの理由で必ずしも世の中の全員が受けれるわけではない。

としたときに、であれば迷わずまずはリスニング能力をある程度のレベルまで向上させることにまずはフォーカスした方が100%いいです。
とにかく聞き取る。食らいつく。
もちろんその聞き取ったことに対して、かっこいいフレーズを使って
”Basically!(要は、さ!)”みたいなこと言えたら確かにかっこいい。

でも、まずは英語リスニング、相手が何を伝えようとしているのか、その精度を上げる。そこに全力を注いでください。
僕はこれに気づくのに1年以上かかったので、どうしても伝えたいです。

↓こんな感じで、新卒で入った会社ではさまざまな国の人たちと話す機会が多かったのですが、ほぼ聞き取れておらず、辛かったです。

2.リスニングは適当に外国人と話していても一生伸びない。論理的に正しい方法がすでにあるからそれをみんなにやって欲しい

そんなかんなで、とにかく英語が聞き取れないと仕事にならなかった僕は、いわゆる店舗型の英会話やオンラインの英会話、おそらく皆さんも検討したであろうやり方は全て試しました。
・新卒一年目の時はお金なくて、とにかく量をこなそうと、1レッスン200円くらいのオンライン英会話を毎日受講
・そもそも仕事は全て英語だったので、毎日がもはや英会話レッスン
・上海駐在時はイギリス人の先生をマンツーマンでつけて毎日仕事終わりに2時間続けた

これだけやったのであればそりゃ英語できるだろうと思った方。
違うんです。
僕がこのNOTEで一番伝えたいのは、僕はここまでやっても本場の外国人の英語を聞き取れるようにはならなかった、という事実です。

なぜなんだ!おかしいだろ!こんなに頑張ってるのに!
特にアジア統括として上海にいたときは本当に英語ができないと仕事にならなかったので、マジでクビになると思って毎日を過ごしていました。
朝8時から夜22時くらいまで仕事して、そこから上海の家に英語の先生を呼んで深夜の英語レッスン。
それでも英語、リスニングが思うように伸びない。
結果、そのプレッシャーから髪が薄くなるという経験もしました。

そこで、海外時代の同僚の韓国人女性に、悩みを打ち明けました。
俺は、会議に出ていても、会話の40-50%しか聞き取れなくて、ほぼ愛想笑いしていると。みんなが笑っているタイミングに合わせて実は笑っているが、何が面白いかわかったことはほぼないと。
するとその彼女がこう言いました。

「リスニングなんてこんなにたくさんの人が勉強してるんだから、数で証明された正しい方法がある。”シャドーイング”やれば聞き取れるよ」

”シャドーイング”、聞いたことはありました。
でも外国人と話しておけば英語は伸びると信じ込んでいた僕は、そういうテクニック系はやらんと謎のプライドでやってきませんでした。

↓当時上海で英語が辛すぎて髪が薄くなっていた時の写真(おでこがやや広くなっている)

3.地味でしんどいけど、騙されたと思ってとにかくシャドーイングをただひたすらやり続ければ、確実に伸びる

シャドーイングって何なのかというのをネットから拾ってきたので、知らないという方は読んでください。
シンプルに、何かの英語教材使って音声を流して、それを文章見ずに追いかけて話す、という練習です。
地味で、かなりきつい。が、そういうのが結局一番いい。

リスニングには、(1) 発話された英語を音として認識する「音声知覚」、
(2) 音声の意味を理解する「意味理解」という2つのステップがあります。

英会話ができない方の多くは、相手がどんな言葉・音を発しているかに集中してしまい、意味理解が追いつきません。

話された言葉・音を十分に聞き取れていないとしたら、いくら単語や文法の知識があっても相手の意図を理解できませんし、必然的に何と返せばいいかもわかりません。

シャドーイングは、この音声知覚を自動化するために最適なトレーニング方法です。第二言語習得の研究では、数多くあるリスニング学習の中で最も効果的な学習とされており、同時通訳者のスキルトレーニングとしても利用されています。

シャドーイングのやり方はとてもシンプル。
英語の音声を流し、少し遅れて聞こえたまま発話するだけです。

でも、多くの人が正しくトレーニングを行うことができず、効果の低いトレーニングを続けているか、途中で挫折してしまっています。

なぜシャドーイングがリスニング向上に効くのか?
これは僕の体験ベースなのでもしかすると正式な見解とは違うかもしれませんが、

英語が聞き取れない理由1:脳が正しい音をそもそも理解できていない
=シャドーイングが良い理由1:正しい音を把握できないとシャドーイングできないから、自ずと正しい音を捕捉できるようになる

→よくある話で言えば”L”と”R”、これまず鉄板。
ネイティブの何がエグいかというと、ここからさらに単語の音同士がくっつくという離れ技を見せてきます。
”should have"だったら、僕らの脳は”しゅど はぶ”とかならまだ反応できますが、本気の英語はこれは”シュッドゥヴ”というどう考えてもあり得ない音を出してきます。
つまり聞き取れていないのではなく、そもそも脳の辞書にこれがない。
ここにまた消音と呼ばれる、発音されない音とかというのもあるのでもうカオス。
僕的にはこれがいわゆる”ただ外国人と英会話してるだけじゃ伸びない理由”の一番大きい要因です。
シャドーイングはこれを解消するトレーニング。

英語が聞き取れない理由2:聞き取れたとしても、頭の中で英語→日本語の転換してるからキャパオーバーになり、耳から音が溢れてしまう
=シャドーイングが良い理由2:音声を聞いてそれを発音するトレーニングだから、このスピード感に慣れる・上がってくる

→これも僕苦しみました。
英語聞き取れてても、その意味を理解するために、聞き取った英語を頭で日本語に転換して、理解するという1STEPが入る。
ただその間にも無慈悲に外国人は英語を喋り続けるので、脳内転換してる間に音が聞き取れない、追いつけない。
シャドーイングは、まさにこのトレーニングで、ただ聞いた音を発音するだけだと思われがちですが、発音するということはその音を一瞬頭に留める必要がある。
これが良いトレーニングとなり、続けていると頭に貯められる英語のキャパが上がる=余裕が生まれ、リスニングが上がっていく

↓リスニング能力が伸びてきて、明らかに調子に乗り始めた僕

4.じゃあシャドーイングやろー、という簡単なものではない。僕が実際にやっているやり方を大公開

僕はこのシャドーイングというひたすら地味なトレーニングを教えてくれた韓国人の同僚に付き合ってもらって、頑張っていました。
英語ニュースの音声だけを流し、それを僕が文字を見ずに、発音してみて、それを同僚がここだめだよとかを指摘してくれるというのを上海でやってました。

もちろん申し訳ないということでこの同僚の女性には、週2-3回、家の横にあったマッサージ屋さんのチケットをご馳走していました。

そんなにマッサージする必要あるっけ、というのはさておき、これはたまたま海外にいて、かつ優しい英語ペラペラの同僚がいるからできたわけです。
これのおかげで、本当に英語が会議でも70-80%キャッチできるようになり、仕事も回せるようになり、ストレスも弱くなったので、髪の毛も生えるという好循環を生みました。
本当に同僚には感謝してもしきれません。

その後、2021年から日本に帰国した僕は、日系企業に転職したこともあり、英語自体そもそもあまり使わない時期があったのですが、経営という役割上、海外の投資家との会話や、ロレアル時代の友人がたまたま日本で仕事することになったので、ここ最近また英語を話す機会が増えてきました。
これがまた英語が鈍ってめちゃ下手になってる。
またあの時の勉強やろうと思ったのですが、上海時代のように外国人の同僚にシャドーイング見てもらうことも日本だとできない。

そんなかんなでどうしようと思っていた時に見つけたのが、PROGRITの出しているシャドテンというサービスです。
もし興味ある人は一度見てみてください。僕は寝る前にやってますw

(ちなみに僕のことをご存知な人はわかると思いますが、僕は案件などは受けないので、これはPRではありません。まじでやってます。なのでここをクリックしても僕には1円も入りませんので、ググってみてもらっても結構ですし、是非一度英語なんか前に進みたいという人にはみて欲しいです)


もうこれ最高。ベストバイ。
要は、シャドーイングがアプリで完結できるサービス。
シャドーイングの良さは上でたくさん伝えましたが、これ多分99%の人が自力ではできないです。
海外で仕事をしていた僕でさえ、今でも一人で正しくシャドーイングしろと言われると、その音声の間違いを正しく指摘してくれる人がいないからできないです。
でもシャドテンなら、できる。なぜか?

①音声テキストがかなりあり、自分のレベルに合ったテキストを選べる

→こんな感じで自分に合ったレベルの教材が探せます。
あと、その英語音声を速くしたり、自分の苦手な部分だけを切り出してリピートさせたりできるのはめちゃめちゃいいです。


②それで練習して、一日一回その自分がシャドーイングしたデータを録音して、アプリ上でボタンひとつで先生に提出
→こんな感じでフィードバックがかなり丁寧に返ってきます。
これ下記の写真の具体例見てもらうとわかるのですが、こんな間違い、絶対自分では気づけません。笑


③24時間以内にその添削がアプリで返ってくるから、どこが間違っていたか分かって改善できる
この間違った箇所を重点的に繰り返しトレーニングして、ひとつひとつ潰していく感じです。
僕は寝る前にアプリ起動して、前日もらったフィードバックを確認し、それを意識しながら同じ課題をまたシャドーイングして録音して先生に送り、というのを繰り返しています。
これやると大体いい感じで頭が疲れて眠くなるのでちょうどいいです。

何もやらずに英語どうしようとなっている方。
僕がアクションを絞ったので、騙されたと思ってこれやってみてください。


最後に!
英語学習は簡単ではない。
けど、間違いなく時間とお金を投資する価値があるのも明確。
みんな中々一歩踏み出さない。
だからこそ、こういうアプリで簡単に勉強できることって素晴らしいし、世界の広がりを一人でも多くの方が感じるきっかけを、このNOTEで提供できていれば幸いです。

もっと英語の話聞きたい!というニーズがあればもっと発信を増やしていこうと思いますので、このNOTEが高評価だったらシェアお願いします!
それでは!


↓上海から帰ってきて3年立つが、いまだに誰かの誕生日には僕の看板が作られている。こういうのがあるから、英語頑張ってよかったと思っています。

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