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日々の小さな幸せ|夫と歩く心地よいマルシェの日

「今日は一日、いい天気😊」

三連休が始まる時に、Yahooの天気予報で調べていた私。
出かけるなら、今日!と決めていた。
ただ、いつものように体は重だるく、なかなか動けない。
体というより、頭!?かな。

そんな時の救世主が夫。
「今日はイベントやってるから、散歩がてらに出かけよう。」
と声をかけてきた。
「仕方がないなあー一緒に行ってやるか!」と言うと、「言っとくけど、結局楽しむのはあんたやからね。」と夫からの一言。

確かに。
結局イベントに参加して楽しむのは夫より私。
だから多分、今日のお出かけもきっと楽しくなるだろう。

一歩外に出て歩き出すと、道路沿いのツツジが満開で最高にいい気分。
そして、気温がどんどん高くなりそうな青空。
ただいま、午前9時40分。
スタート時点では湿気もなく、時々吹くかぜが爽やかで、気持ちいい。
30分ほどかけて歩き、イベント会場に到着。

今日のイベントは、この池の周りにたくさんのお店が出店する。
天気がいいから、池がキラキラと輝き、いつも以上に綺麗に見える。
まずは、夫が好きそうなスタンドを発見。

サバサンド。
トルコの名産らしいのだが、サバは当たり外れがあって、私はちょっと苦手。
一方、夫は「ああ、これ!一度食べてみたかってん。」と予想通りのワクワク感を、分かりやすく表している。

私たちより先に来ていたのマダムが一つ、その後に来た人たちも二つ、と、どんどん売れていく。
これはさぞかし美味しいのだろうと想像がつく。

カリッとあげた、大きなサバがサンドされたサバサンド。
スライスしたトマトと生の玉ねぎが挟まれている。
「熱いうちに食べてください。お好みでレモンをどうぞ。」とお店の方からのアドバイス。
夫は感嘆の声をあげて食べている。

次は、私も何か食べたいぞ、と辺りを見まわすと、あったあった!大好きないちご🍓

いちごの果肉がいっぱい詰まったいちごみるく。
懐かしい感じになるのはどうしてだろう。
氷で冷やされたこの飲み物が、ほどよく体と冷やしてくれる。

夫も私も体力がまた戻り、さらに池の周りを散策。
さっき冷やされた体があっという間にどんどん熱くなる。

それでも日陰に入ると心地よい。
4月下旬、最高の季節。

「ほらあそこ!いちご売ってるよ。」と夫の声。
本当だ。まさかのいちご屋さん。
いろんなマルシェに出かけるけど、いちご農家さんと出会うことは今までなかった。
美味しそうなジャム用のいちごが箱で売ってある。

白いイチゴは高くて買ったことがない。
それに未知すぎて、そこにお金を投じたくないという気持ちもあった。
「白いイチゴの味は、赤いものほど強くない。どちらかといえば桃に近い感じ。」と、農家さんのコメント。
うーん、これは楽しみ。
今日か明日、またジャムをつくろうではないか。

最後は大好きなトッポギを見つけてすかさずゲット。

「帰ろうか。」とどちらからともなく発した言葉。
気づけばもう11時30分。

たくさん美味しいものに出会った半日。
帰り道は、自分と夫と、いちごのために、日陰を探して歩いている。

「やっぱり動かないとあかんね。」という夫の言葉が頭に残る。
出かけたいけど、そう頭が動かなかった私。
たまには夫の言葉を素直に受け入れるのもいいものだ。

外に出て、心と体を動かすと、いろんな発見や出会いがあって、エネルギーをたくさんもらえる。

家の中ではなかなか二人で話せないけど、昨日はたくさんおしゃべりもした。
「私、資格取ろうと思うねん。コーヒーに関係することとか食生活アドバイザーとか。」と話す私に「食生活アドバイザーはあかんやろ。」と体を上から下まで見渡して、少し笑う夫。

失礼ではないか。事実だけれども・・・。

「俺も何か資格取ろうと思っててん。」と意外なことがば返ってきて驚いた。

気軽に外に出て、イベントに出会い、心と体に活力をもらう。
子どもたちは小6と中3。
小6の次女もこうしたイベントについてこなくなった。

夫との二人の時間がこれまで以上に増えそうな予感。
喧嘩もよくするし、わかりあえない部分も多い二人だけれども、共通する楽しみがあるというのはありがたい。

そんな時間を大切にしていきたい、そう思える連休の真ん中でした。


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