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数珠の玉連ね東北螢待つ~舘岡誠二俳句集No14

俳人 舘岡誠二のページです(^O^)

   色あせぬ父の写真に昼寝覚む
 
   稲の花教えてくれる幸不幸

   夏の漁場男勝りの女いて
 
   風土とは少年育てし兜虫
 
   数珠の玉連ね東北螢待つ


令和元年(二〇一九年)十一月 〈碇の衆〉より

東北は少子高齢化が著しいです。
実家のある秋田県南秋田郡八郎潟町は
一日市盆踊りという秋田三大盆踊りで
有名ですが、昔みたいに歩けないほどの大人数
という感じではないようです。

それでも先祖への祈りを大切にしている人たちのことを
詠んだのが
   数珠の玉連ね東北螢待つ

なのかなと、娘としては思いました(^-^)


 

舘岡誠二とは
  20代から俳句を金子兜太先生の
  「海程」にて学んだ。
  激流の現代俳句の波の中で
  己の作風を培ってきた。

現在は
  現代俳句誌「海原」同人
  八郎潟町俳句会「寒鮒」同人

  現代俳句協会 名誉会員
  現代俳句協会全国大会 特別選者

  秋田県八郎潟町在住 

  昭和14年生まれ
  83歳です。

秋田の地方新聞「湖畔時報」を長年、発行しています。


誠二の所属している俳誌「海原」については、
こちらです↓私も末席で精進しております(^▽^;)

https://kaigen.art/

読んで頂いてありがとうございました(^_^)/
               佐藤詠子筆