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拙作語り⑤~六花繚乱ヘキサムライ(その5)

落武者の末裔が戦隊もの、で始まった現代戦隊ファンタジー『六花繚乱ヘキサムライ』。キャラの設定と要素の振り分け方が気に入ってしまって、派生形として和時代劇版を思いついて描き始め、更に、メインキャラがちょうど8人だから(妖霊狩7、妖霊飼1)八部衆イメージのコスプレを描いてみたら。
以降、ほぼほぼ思いつきですが何本かショートコミックを描いたり。
名前があった方がいいのかなぁ、と名前も決めてみたり。。

八部衆は色々なサブカル作品で、それこそ様々な描かれ方をされているので(自分的には『黄門☆じごく変』とか好きでしたが…←としがばれる発言。更に「そこで『聖伝』は挙げないんだー…」的な空気感ね:自爆)「こんなんじゃないわ」という意見は多々あろうとは思いますが(予防線)

後掲は蓮華王院(京都の三十三間堂)二十八部衆像から八部衆に対応してそうな尊像を探して、そのポーズとか衣装とかを参考にして描いたものです。結局とくに何も参考にせず(というか出来ず;)相当オリジナルつかフルオーダーに近い人が約一名居りますが、他は結構そのままじゃないかと。
私はもう二昔以上前に実際に三十三間堂を訪ねたときに現地で購入した本を見て決めたんですけど、現在の蓮華王院の公式サイトではその本とは別の名で掲載されている像も複数あって吃驚しました(実話)。その本『三十三間堂の佛たち』の情報(これは寺伝によるもので、今も併記はされているけど)と現在公式サイトの画像に付いている掲載名とが異なるものに関しては、現在の公式サイトでの記載内容を後ろにカッコ書きで並べておきます。探しづらいと思うので。。

色(六花~から継続)/族名/キャラ名/参考にした二十八部衆像↓
赤/阿修羅衆/折衝(チョーション)/阿修羅
黒/天衆/握奇(ウォチー)/五部浄(提頭頼托王だいずらたおう
青/竜衆/竜騰(ロントン)/難陀竜王
紫/夜叉衆/連衡(リエンホン)/―
桃/迦楼羅衆/鳥翔(ニァオシアン)/迦楼羅
白/乾闥婆衆/虎翼(フーイー)/乾闥婆(毘舎闍びしゃじゃ
緑/緊那羅衆/洞当(トンタン)/緊那羅(乾闥婆)
黄/摩睺羅迦衆/中黄(チョンホワン)/摩睺羅

キャラ名は自分で考えたものではなく、八陣を割り振ってるだけです(爆)
八陣といっても、おそらく一番知られているであろう「鶴翼・鋒矢・雁行・…」ではなく、こちらは諸葛亮考案と言われてるものですね多分。

これは便箋印刷用に再編したもの。そもそもの始まりはアクスタ用に描いて塗った絵。

本当は、ひととおり起承転結にしコンビニコピーの小冊子印刷で刷って綴じるくらいしようかなあと、メンバーが如来様の命で召集され、色々あって結束を強めていくという展開の絵コンテは描いて。でも清書しようという時にウクライナ侵攻が……
話の中で仏敵の調伏を命じられ出陣するくだりがあり、「正義って何だろう」と真剣に考えてしまい、手も止まってしまった次第です。
『ぼくのおとうさんは桃太郎というやつに殺されました。』(2013年度「新聞広告クリエイティブコンテスト」最優秀賞の新聞広告。桃太郎に討伐された鬼の子供の視点から捉えた昔話の結末で、これは「一方向から見るだけでオッケーとしていいのか」と考えさせられる)
にも通じるかと。
攻める・責める側にも言い分があり大義があるが、それはそのまま、攻められる・責められる側にも言い分があり大義がある、ってことで。
どっちも「自分が正しい、我々の正義がこれなんだ」と言い張るのだから、スッキリと決着などつかんよなと。。
自分には関係ない、話として面白くなればそれでいい…ということには、したくなかった。それが趣味とはいえ物かきの端くれたる私の自負でもありました。。
けれども、その仏敵調伏以外のところは漫画にしてあるので、以下まとめて貼っておきます。
(しかし、まぁ…そこのセクションが一番分量が多く、各キャラの性格なり能力なり事情が描かれてる部分なので、抜けちゃうと全体像がマジ見えんの…orz)

その1(1/1) 概ね予想通り。。
その2(-1/2)
その2(-2/2)特に鎧は毎回揃えようとかいう意識が欠如してると感じる(墓穴)
その3(-1/2)
その3(-2/2) 世界設定が変わっても、この路線は何となく継続してる(自爆)
その4(-1/7)
その4(-2/7)
その4(-3/7)
その4(-4/7)
その4(-5/7)
その4(-6/7)
その4(-7/7) 皆人外になると色んなことが自由になる…

以上は2020年秋~2021年春に描き、初出はtwitterという漫画で。
それにしてもツッコミどころが満載ですが、敢えて言うまい…(逃げる気か)
ペン入れせずシャープペン描きの絵をスキャン後PCにてコテンパンに加工し、このように。。
超個人的には右脇侍様がお美しくて、兄の左脇侍様にも相当期待してたのですが…侵攻のニュースで描くの止めてしまったからなぁと……
(ちなみに釈迦如来の脇侍・文殊菩薩と普賢菩薩とをイメージしとります。如来から見ての左右で設定してるかな…左脇侍様は文殊菩薩に倣い武装形。両脇侍を兄弟としているのは私個人の思いつきではなくて、三昔くらい前;に買った学研の『ブックスエソテリカ 密教の本』に一説として文殊菩薩が第三王子で普賢菩薩は第八王子として生まれて兄弟で釈尊に奉仕したと書いてあり。釈尊と文殊菩薩が実在人物というのはだいぶ色んなところで書かれているが、普賢菩薩に関する記述は少なくて、ググったくらいじゃ出てこなかった。というか、もしかしたらこの「一説に…といわれる」が衰退したのかもしれないしorz)

そんなわけで色んなものを参考にし、あれこれ考えてやってます。。


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