回転数の数え方の話

ペン回しの技の回転数の数え方について殴り書き。私個人の考え方。

手、指に対してペンが何回転したかを数えるのが伝統的な数え方のような気がするが、
手首がひねられたり軌道がねじられたりする現代ペン回し的には、空間内でペンが何回転しているかを考えることができればきっとそのほうが良い。
ある技やコンボの回転数を正しく数えることの重要性がどのくらいあるかは分からないけれど。

手首のロール角度を180°として見ると、技の途中にロールが入っても技のつなぎや始めと終わりの位置を合わせやすくてきっと考えやすい。回転数も整数+端数0.5回転くらいでスッキリしそう。

私の回し方のクセかもしれないが、私の手では実際のロール角度はたいてい90°くらい。技の回転面が90°変わる。
ロールを90°として考えると、ロール時の回転面の移行のところで回転軸が変わり回転数がよく分からなくなる。数え始めの位置と比べてペンの(空間内での)方位が半端にズレて終わったり、そこの回転数をどう見たものかわからない(そもそも平面円軌道と双円錐軌道が混ざる技の回転数の数え方も今の感じで果たして適当なのか感も少し感じている)。


以下、まだ深く検討していないアイデア。破綻する可能性あり。

回転数を数えるのではなく、ペンの一端の移動距離を考える。
だいたいの回転技において、技の最中のペンの一端の動きを追ったとき、その動きはペンの長さを直径〜半径とする球の表面をなぞると見ていいと思う。そのときのペンの一端が球の表面に描いた線の長さを回転数に代えて用いることにする。

チャージを1回したときの一端の描く軌跡の長さから考える。ペンの一端はペンの長さを直径とする球の表面のある部分で円を一周描く形になる。これを4分割した長さを1とする(単位があるといいと思うのでこれをKとする)。チャージ1回は回転長4Kである。双円錐軌道の技は回転長4K。

続いて平面円軌道を描く技としてノーマルを考えてみる。ノーマルでは、ペンの一端はペンの長さを直径とする球の赤道をなぞるような形になる。
先のチャージと球の直径は同じであり、チャージの描く双円錐軌道の中心角を90°~120°くらいの間とすると、この球の赤道長はだいたい5Kくらいである。計算があっていれば。ノーマルの回転長は5Kと決める。平面円軌道の技の回転長は5K。

(ハーフウィンドミルはペンの長さが半径の球の赤道を半周なぞる。これは回転長5Kである)

ロールについて。ロール角度90°につきペンの一端はペンの長さを直径とする球の表面を長さ1Kの軌跡を描くと見る。(90°ロールする際のペンの一端の動きは1/4チャージに相当すると考えた)

以上を踏まえて、例えば起ソニひね→伏せながらバクアラ、は回転長12.5Kと見る。
(ソニひねは双円錐軌道4K+平面円軌道2.5K、ロール90°として1K、バクアラで5K)


このような考え方で回転の長さを見ることで、
・双円錐軌道と平面円軌道の回転面の円の大きさの違いを考慮できる
・始点と終点を合わせなくても、半端な位置で終わっても数えられる
などの可能性があるかもしれない。複雑化しているだけで有用ではないかもしれない。

とりあえず以上、要検討。

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