EP 04 満腹の間奏曲(インテルメッツォ)04
「その様子じゃヒナタ、あなた座学は真面目に受けていなかったようね」
「……」
「そんなところまで似なくていいのに……本当に貴女は……」
そう言ってヨウコが苦笑いを浮かべていると、手を拭きながらトニーがキッチンから戻ってきた。
「ヨウコもね、学生時代から優等生に見えて効率重視で必要ない事はトコトンやらない子だったから睨んでいる先生が少なくはなかったのよ」
「ちょっとトニー余計なこと話し過ぎよ」
「あ〜ら、ごめんなさい」
「もう……さて、片付けも終わったみたいだし、私たち