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原告タテナオコさん、被告森奈津子さん民事訴訟に関する雑感

2月20日に東京地方裁判所で行われた民事訴訟

 東京都武蔵野市の金井米穀店を「ヘイト米店」などとポストするとともに、金井米穀店の前でスタンディングデモなるものを行い、その後田山たかしさんのnote公開後になぜかそれを中止して現在に至るタテナオコさんとおっしゃる方がいらっしゃいます。この方が森奈津子さんのポストが名誉毀損であるとして東京地方裁判所に民事訴訟を提起し、2月20日に初回口頭弁論が行われたようです。私はこの民事訴訟の傍聴もしていませんし、裁判記録の閲覧もしていませんが、知り得る情報からこの民事訴訟について語ってみようと思います。

民事訴訟から見えてくるタテナオコさんの住所地

 この民事訴訟でまず着目すべき点は、東京地方裁判所本庁で民事訴訟が提起されている点です。私は裁判記録の閲覧などで森奈津子さんの住所地を知っていますが、森奈津子さんの住所地を管轄する地方裁判所は東京地方裁判所本庁ではありません。また、タテナオコさんが主張する森奈津子さんのポストが東京地方裁判所本庁の管内の場所で行われたわけでもありませんので、不法行為地が東京地方裁判所本庁管内であるともいえません。つまり、この民事訴訟が東京地方裁判所本庁の管轄に属する根拠は、原告であるタテナオコさんの住所地しか考えられないということになります。
 したがって、この民事訴訟の提起によって、住民でもないタテナオコさんがわざわざ東京都武蔵野市に出張って金井米穀店の前でプラカードを掲示し、その絵をポストして拡散しようとしていたことが明らかになりました。

原告ささやん、被告合田夏樹さんの民事訴訟との共通点

 更に、私はこの民事訴訟に原告ささやん、被告合田夏樹さんの民事訴訟との共通点があると考えます。もちろん、原告訴訟代理人が同じ神原元弁護士であることから訴訟戦術が似通ってくることはあるわけですが、事案そのものも類似点が多い民事訴訟であるため、原告ささやん、被告合田夏樹さんの民事訴訟との比較は非常に重要であると考えます。

※ このnoteでは登場人物に「さん」付けをすることが基本となっていますが、「ささやん」については「やん」が「さん」と同様の意味があると考え、「ささやん」と表記しています。

事案の共通性

 原告ささやん、被告合田夏樹さんの民事訴訟では、ささやんが恋人に求めたある性行為の形態について、ささやんとその恋人とのキューピット役を務めた男組の高橋直輝こと添田充啓さんが仲間内に話して広め、人伝にそれを聞いて触れた合田夏樹さんのポストが名誉毀損にあたるとして、ささやんが神原元弁護士を訴訟代理人として民事訴訟を提起した事案でした。
 この二つの事例における共通点は、名誉毀損を受けたと主張する原告がインターネット上で本名を明らかにしていない点でした。原告側としては、Xのアカウント名と原告の本名が紐付けされていることを立証しないとXのアカウントになされた社会的評価の低下が原告のそれとは関係がないということになり、請求棄却になるおそれがあります。そのために原告側がなした手法にかなりの共通点があると考えています。

Xアカウントのアイコンについて

 合田夏樹さんが民事訴訟の対象となるポストを発信してからしばらくしてささやんが「訴状」という表紙付きの紙束の画像誇らしげにポストしていたのを思い出しますが、その頃にささやんのアカウントのアイコンにある変化がありました。元々はご本人の容貌とは関係のない画像であったのですが、ささやんと思われる人物が口元にターバンのような布を巻いた画像になっていたのです。
 同様にタテナオコさんのアカウントのアイコンも、以前はタテナオコさんと思われる方が口元などを隠している画像であったのが、スマホを操作しているタテナオコさんと思われる方が顔を一切隠していない画像へ切り替えられています。
 ささやんとタテナオコさんの訴訟代理人がいずれも神原元弁護士であることを考えると、これはXのアカウントと本人を紐付けしやすくするための訴訟対策であると考えるのが自然であると思います。

今後の民事訴訟でタテナオコさんが主張しそうな内容

 原告タテナオコさん、被告森奈津子さんの民事訴訟に原告ささやん、被告合田夏樹さんの民事訴訟にこれだけの共通点が見られる以上、これからタテナオコさんが口頭弁論で主張しそうな内容も見えてきます。
 原告ささやん、被告合田夏樹さんの民事訴訟では、ささやんのアカウントが原告本人であると認識したという陳述書が書証として提出されていました。その面々はささやんと行動を共にすることが多かった男組の木本拓史さんをはじめとするしばき界隈のオールスターキャストといえるものでした。ただ、最重要人物であるといえる高橋直輝こと添田充啓さんは高江ヘリパッド建設現場での妨害行動を理由に逮捕拘束されており、陳述書を提出することはできませんでした。
 したがって、原告タテナオコさん、被告森奈津子さんの民事訴訟においても、黒川巌さんをはじめとする武蔵野米騒動関連のしばき界隈のオールスターによるXのアカウントがタテナオコさんご本人であると述べる陳述書が多数提出されるものと思われます。
 注目点は二つあります。武蔵野市議会議員という公職に就く者が陳述書を提出するのかどうかが一つです。武蔵野市議会議員による陳述書が提出されればXアカウントとタテナオコさんご本人の紐付けには効果的ですが、それは同時にタテナオコさんと武蔵野市議会議員との間に特別親密な関係があることを明らかにすることにもなります。
 もう一つは、長谷川隆太さんや山岸智史さんという「ぼっちしばき界隈」と認識される者による陳述書が提出されるかどうかです。ここで彼らによる陳述書が提出されるならば、彼らは「ぼっちしばき界隈」などではなくしばき界隈の本流であるということになり彼らにとって名誉なこととなるでしょう。