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もはやジャーナリストとも呼ぶことができない安田浩一さん

日本共産党の機関紙「赤旗」を恥ずかしげもなく「新聞」と呼ぶ原田あきら東京都議会議員(日本共産党・杉並区)

 杉並区選出の日本共産党所属の原田あきら東京都議会議員が一般社団法人Colaboを取り上げた日本共産党機関紙の「赤旗」を取り上げています。ただ、政党の機関紙である「赤旗」を新聞などと恥ずかしげもなくおっしゃっているのには失笑してしまいました。

「21世紀型差別」を取材してきた安田浩一氏による寄稿
「Colaboへのバッシング」
読み応えあり。
即日全文ネットに載せるのは赤旗の売り上げを奪いそうで申し訳ないが(笑)重要な指摘につき御免!
読んでイイ!と思ったらご褒美にご購読を。
いやしかしこの問題で今ここまで書く新聞は他にないよな。

@harada_akira

政党機関紙
(略)
・公明新聞(公明党)
・国民民主プレス(国民民主党)
・社会新報(社会民主党)
・自由民主(自由民主党)
・しんぶん赤旗(日本共産党)
・立憲民主(立憲民主党)

千代田区立図書館

行動界隈ウォッチャーの期待を裏切り続けてきた安田浩一さん

 安田浩一さんが行動界隈への取材を行い始めた頃には、「ついにモノホンの記者が行動保守に関心を持ってくれたか」という印象を持っている方が多くいらっしゃいました。行動界隈のウォッチャーとしては最古参ともいえる荒井禎雄さんも安田浩一さんとの間で行動界隈に関する勉強会を行っていたりしました。

以前安田浩一さんと一緒に勉強会をやった時に2人して大笑いしたネタが「なんで彼らは右派を名乗ってて革命目指してるんだろね?」でしたw @MarkWater @abe9enki @syuu_chan 桜井誠なんて「自分たちの戦いは階級闘争だ!」とのたまう始末

@oharan

 ただ、そのような期待を安田浩一さんは悉く裏切り続けてきたといえるでしょう。安田浩一さんは、「タグマ!」では有料マガジンの記事を1年以上も更新しないというボッタクリともいえる行為をなし、記事のほとんどが特定の党派性を帯びるという新聞より機関紙に掲載したほうがよい記事ばかりを発信してきました。今回の「Colaboへのバッシング」での安田浩一さんのコメントもまた機関紙にふさわしいまともな取材を経ていない記事であるといってよいでしょう。

「何とかの一つ覚え」と思い込みの表現ばかりの「Colaboへのバッシング」

 安田浩一さんへのインタビュー記事は次のような「何とかの一つ覚え」から始まります。

ーコラボに対する一連の攻撃は、昨年末から今年初めにかけて、都内の男性による東京都への住民監査請求をきっかけに激化しました。

 コラボが都の若年被害女性等支援事業の委託料を受けていることについて、男性は「医療費不正」「車両費不正」「報告書の不備」などがあると主張しました。しかし、監査結果は男性の主張のほぼすべてを「妥当ではない」などとして退けています。

しんぶん「赤旗」「Colaboへのバッシング」

 日本共産党は、松竹伸幸さんの党首公選制の主張を「攻撃」と看做して除名しましたが、この「攻撃」という表現が日本共産党にとって都合の悪い批判に対してなされるものであることが広く世の中に知れ渡るきっかけとなったのではないかと思います。そして、日本共産党は東京都監査委員が一部認容した一般社団法人Colaboへの住民監査委請求についても「一連の攻撃」と表現しているのは非常に味わい深いものがあります。
 そして、安田浩一さんは寝言のような表現で一般社団法人Colaboを擁護し始めます。

 そもそもこの事業は都が頼んだものです。若年女性支援は本来、行政の仕事ですが手が回らずノウハウもないので、以前から事業を展開していたコラボに委託しました。

しんぶん「赤旗」「Colaboへのバッシング」

 一般社団法人Colaboは東京都と委託契約を締結して事業を行っています。つまり、東京都が若年女性支援について受託する事業者を募集し、一般社団法人Colaboが事業を企画して東京都の募集に応じ、互いに対等の立場で委託契約を締結して事業を進めているわけです。これを「都が頼んだもの」などという表現を用いること自体特定の団体に阿っていることを露呈しているといえます。そして、安田浩一さんは「若年女性支援は本来、行政の仕事」という寝言のようなフレーズを繰り返していますが、東京都が委託契約を締結している事業のすべてが本来行政がなすべき仕事です。庁舎等の清掃、警備、こん虫等の検査という箱ものの三点セットともいえる委託業務をはじめ、東京五輪などというビッグ・プロジェクトの企画立案に至るまですべてが本来行政がなすべき仕事でありますから、若年被害女性等支援事業を特別視する必要性はまったくありません。これもまた特定の団体に阿る表現であるといってよいでしょう。
 続けて、安田浩一さんは寝言を述べ始めます。

 私もコラボの事業を取材して、活動地である繁華街、新宿・歌舞伎町の風俗産業への認識を改めました。
 家出してスーツケースを引っ張る10代女性や、薬物の影響らしく意識がもうろうとして倒れ込んでいる若年女性を目の前で見ました。そして意外なほど多くの男性が若年女性に声をかけ続ける。風俗業者や関係者です。

しんぶん「赤旗」「Colaboへのバッシング」

 ジャーナリストなら話を聴いたならその内容を表現に盛り込みますが、安田浩一さんのコメントのどこにもこれらの若年女性に話を聴いたことをうかがわせるものはありません。安田浩一さんはスーツケースを引っ張る女性が10代であると見抜くことができ、しかも見るだけで家出していることがわかるものすごい視力をお持ちなのでしょうか。一応ジャーナリストなら「どこからいらっしゃいましたか」「なぜ歌舞伎町に来ているのですか」「年齢は」と取材したうえで、スーツケースを引っ張る女性が10代で家出していると記事にすべきなのではないでしょうか。高名なジャーナリストである安田浩一さんにこのようなことを申し上げるのは恐縮なのですが、単にそう思い込んだだけの認識を言葉になさってはいませんか。
 そして、それらの女性に声をかける男性の話を聴いたとは思えないような表現に続いて「風俗業者」や「風俗業者の関係者」であると断言しています。安田浩一さんは記事の中で「『何が真実か』という姿勢が必要」とおっしゃっていますが、これはひょっとしたらご自分を戒める言葉なのかもしれません。
 そして、不思議なのは安田浩一さんが一般社団法人Colaboの事業の取材を行うことができている点です。安田浩一さんは記事の中で突然自分語りをしたり、中森明菜推しの気持ちを吐き出したりと、仁藤夢乃さんの目線でいえば「超キモいおじさん」であるはずですが、このような安田浩一さんが一般社団法人Colaboの取材を許可されたのが不思議でなりません。

知らないおじさんに「夢乃ちゃん」呼びでこんな風に書かれ続けていて、怖い。 この前私が登壇した映画のトークイベントでも、知らないおじさんが大声で「夢乃ぉぉぉ!頑張れ!!!」と何度も叫んでいてかなり気持ち悪く、女の子たちも怖がっていた。無理。

Posted by Yumeno Nito on Thursday, January 26, 2023

 なお、福祉の現場では多くの面接を繰り返すことで支援の対象である方の置かれた境遇や本心を把握し、求められている支援を提供するように努めます。そのため、面接の技術を向上させるために長期の面接のトレーニングとOJTを経て一人前になっていきます。このような現場において、スーツケースを引っ張っている女性のおおよその年齢や家出していることを見ただけでわかる安田浩一さんは得難い人材であると思います。一般社団法人Colaboは若年被害女性等の支援のために安田浩一さんを獲得すべきであると思います。