ウェルビーイングはさておき。さいごに愛情表現に行き着いた話。
一時期、会社にいてもつまらなく、幸福を感じられないことがありました。
会社にいて不幸なのは何が原因なのか?会社で幸福になるにはどうしたらいいか?それを探るために「ウェルビーイング」の本を読みました。
ウェルビーイングを簡単に説明すると…
それからウェルビーイングの要素です。
会社に関係するのは①②③あたり。
①「やりたいこと=仕事が完全に一致する」のは、収入を得るのが主目的である私には困難です。ただし小さくても仕事の中でコントロールできる部分があれば、考え方によっては満たされようです。
②職場での深い関わり…どの程度だろう?
③経済的に…満足しているか?
すこし見えてきたような気がしました。
目的は不幸の原因を探し、解決方法を見つけることです。
ウェルビーイングの概念や研究、社会や家庭についてはさらっとインプットし(私生活は充実しているので)「第4章 経営とウェルビーイング」あたりからが本命です。読み進めてみると、企業の取り組み例や、どのようにアプローチしていくか、といった内容が続きます。
そしてようやく最後「第6章 幸福度の計測・向上事例」で原因をさぐる方法・はたらく人の幸せ/不幸せ診断にたどり着きました。
実際に診断してみました。働くうえでの幸せと不幸を項目ごとに測定しどのポイントがネックになっているのか分析しました。
幸せと不幸の診断結果がレポートで出ました。
このようなことが書いてありました。
会社からの評価に一番の原因があるとわかったものの。考え方、行動次第でコントロールできるところもあると諭され、正直、診断した当時は自分にも原因がある(自分が変わる)という内容は納得できませんでした。
そのあと少しずつですが、気持ちの整理と行動も変わってきました。評価よりも自分が成長できている方が望ましいとか。そもそも私以上に報われてないエッセンシャルワーカーの方が世間には圧倒的に多いことに気づいたり。
そして評価に囚われなくなったあたりから不幸だと思わなくなりました。
いま診断したら違う結果になると思います。
ウェルビーイングはさておき。
今でも、本書で頭の片隅にあるのが、コミュニケーションの方法です。
良い対人関係を築くために実践したいことが書いてありました。
2つあります。
1・対人関係で衝突があったら?
以下は、結婚生活をうまくいかせるためのノウハウなのですが、大事な人と衝突があったときの解決に使えます。私も大事な人と言い争いになったことはありますが、それでも関係が続いているのは、①⑦で普段からの相互理解があったのと⑤早めの解決が決め手でした。
2・表現が違うと通じ合えない?
たとえば記念日にどのようなことをすると相手が一番喜ぶか。プレゼント?感謝の言葉?サプライズ体験?人によって違いがあります。同じ愛情なのに、伝わり方が人によって異なるようです。
自分はどこに重きを置くか、相手はどこに喜びを感じるか知っておくべきです。パートナー、職場の人、友達、親子、すべての関係において知っておくとコミュニケーションがぐんとよくなります。
私の場合。⑤クオリティタイムを一番重視しているように思いました。景色のきれいな場所とか近所の散歩とか、特別な場所で特別な人と時間を過ごすのがとても愛おしい。相手と共感しているつながってる感覚はこのうえない喜びです。
子どもは一般的に②のスキンシップが多いように思います。頭をなでられたり、手をつないだり、ぎゅーとされたりするの、好きです。年齢で変わってくるのでしょうが、今のうちに沢山抱きしめてあげます。
これを意識したら、職場の上司は④信頼関係(相手への奉仕)を重視していると分かり、相手が喜ぶ行動ができそうな気がします。うまくいかなそうな人はどの方法かを探っていくと衝突は防げそうです。
職場などでも、上司と部下でどう伝えられるとわかりやすいかといった、情報の伝達方法や信頼関係を築く方法に応用できます。
会社での幸福度は、コミュニケーションとその方法に行き着くことがわかりました。
幸福度は行動しだいで変えられることもある。という学びでした。
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