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アロマディフューザーは目的別に使い分ける

こどもとアロマの原亜紀子です。

今日は、ホームケアで使うアロマの入口として使いやすい「アロマディフューザー」の選び方についてお伝えしていきますね。

アロマの芳香浴で使われている「ディフューザー」
名前は知らなくても、きっとどこかで見たことはあるはずです。

ディフューザーとは、精油を超音波で空気中に拡散することで、空気清浄や芳香浴などをすることができるものです。

アロマランプのように、熱で揮発させるものではないので、精油成分がそのまま拡散でき、ホームケアの目的で使うなら、ディフューザーのほうがいいでしょう。

また、ディフューザーといっても瓶にアルコールで希釈した精油にスティックを入れて香らせるようなものは、香りを楽しむためのものでホームケア目的には適していません。

これは香りをたのしむために使うもの、ホームケアでは使いません


ただ、ホームケア目的で使えるディフューザーにもいくつかのタイプがあるので、お好みや使いやすさなどによって選んでいくといいです。


①精油を原液のまま入れて拡散するもの(旧タイプ)

精油を入れる部分がガラス製で見た目も美しく素敵な感じ

ガラスで形も繊細なので壊れやすいのと、使用後にエタノールを入れて運転するなど、お手入れの手間も含め小さなお子さんのいるお家にはあまり向いていないかな。

昔の我が家だったら届いたその日に壊されてそう・・

大人だけの家族で香りをたのしみたい、空気清浄目的で使いたい
という場合によいでしょう。


②水と精油数滴を入れて蒸気を一緒に精油成分を拡散するもの


加湿器のようなかんじで精油成分を含んだ蒸気がでるタイプ。
ディフューザーに水を入れそこに精油を数滴たらして使います。

こんな感じのタイプ。

このタイプ、使い勝手がよいので以前はおすすめしていたのですが、芳香成分が水分子に取り囲まれることで、遠くまで拡散しにくく空気中の微生物に対しての働きもマイルドなのだそうです。

ですので、空間の空気清浄目的より、近くの人に対して呼吸器系へ働きかけるのに使っていくといいでしょう。

冬の乾燥した時期の乾燥による喉の痛みや咳、花粉症のような鼻炎症状といったときにディフューザーの近くで吸い込むと呼吸が楽になると思います。


鼻づまりで寝苦しいときに枕元において、5~10分使うのもいいでしょう。

水を入れて使うのでアルコールで拭くなどのお手入れをして、カビや雑菌の繁殖に注意して使っていくようにしましょう。


③精油の瓶をセットして拡散するもの

精油が入った瓶をセットすればそのまま拡散してくれるタイプ。

我が家にもありますが、瓶ごとセットできるので準備やお手入れが格段に楽になっています。

超微粒子にして精油を噴霧するので、空間の空気清浄目的にはいちばん向いていると思います。

香りを楽しむ目的でも、呼吸器系の問題でも使っていくことができるでしょう。

気になる点といえば、手軽な分ずっと使い続けたり長期間の連続使用でしょうか。

機種によってタイマー機能がついているので、家族構成(年齢やペットなど)に合わせて使いすぎないように意識して使っていきましょう。

使用頻度にもよりますが、瓶ごとセットになるので同じものを使い続けないようにも注意が必要だと思います。

同じものを使い続けないほうがよい理由はこちらの記事を読んでみてね


精油を部屋に拡散したり、香りを嗅ぐ、吸い込むといった使い方では、体内へ吸収される量が少なく制限などなく使えるというイメージを持っている人も多いと思います。

でも、吸い込むことでの鼻や喉など上気道の粘膜からの吸収、揮発した精油成分が肌につけば皮膚からの吸収もあり、そういったことを知らずに1日のうちの長時間、長期間にわたって使い続けている人もいるため、いまは使い過ぎの注意喚起がされるようになってきています。

「精油成分が持つ薬理作用」
薬と同じではありませんが、同じような注意は必要なのですね。


もし、ホームケア目的で使うのであれば、体にどのくらい吸収され、それがどんな形で影響していくのかを想像しながら使っていく必要があります。


そして、香りを楽しむという目的であれば、嗅覚は匂いに慣れてしまうので長時間使い続けても香りをずっと感じ続けられるわけではありませんから少量を短い時間で使えば十分です。



また、ディフューザーでは精油成分を空間へ拡散するので、同じ空間にいる人すべてに対して影響を与えます。

風邪対策という点では、家族みんなでできることは大きなメリットですよね。

ただ、そのぶん赤ちゃん、小さなお子さんやペットと一緒に過ごす部屋では
いちばん注意が必要な人、動物に合わせて使っていく必要があります。



体に対して有効に働いてくれるということは、その逆に働く可能性もあるということです。

アロマを安全に楽しむために、注意事項を守って使っていきましょう。

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