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【読む力】①情熱的で美文なし

狂をこめて推敲せよ

綺麗きれいな文章には、熱が足りない。
その文章を書きたいと思ったのは、どうしてだろうか?
その文章を書きたいと思ったきっかけは、なんだろうか?

あなたの〝想い〟を五感にのせて。
それを、文章に足して。

できるのならば、人に見てもらうこと。
手直しをすると、ぐっとよくなることがある。
文章が洗練せんれんされて、読みやすくなる。
上手になっていくと、だんだん読んでもらえるようになる。
伝えよう。
届けよう。
拡げよう。
あなたの〝想い〟を。

読んでもらうための手入れをすると、そこには愛が宿る。
そんな名文が世の中にあるという。
熱気が伝わるような文章が。
まるで、恋人からの手紙のような。
思わず布団にもぐりたくなるような。

その一言を
誰が
いつ
どこで
誰に対して
どういう〝想い〟で伝えようとしているのか?

それは、どう展開されていったのか。
きっと、続きが気になるだろう。

狂をこめて推敲せよ。
そこには、感動だけが残る。

そういう名文を見つけてしまったら
忘れる前に、書き写す。
〝想い〟に輪郭をつける言の葉たちを。

「いいな」という〝想い〟の中にもいろいろある
絵ならすぐ伝わるのに、文章では示すのが難しい。




狂をこめて推敲せよ。
そう言われたって難しい。
そう言われたって大変だ。

それでも文章で表して
〝想い〟を物語に閉じ込めて。
作者のそんな狂った想いを
今日も私は受け止める。
自分の中にある、あの時の感情を思い出す。

それが、読む力。


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