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水難事故を防止するために

日本一早い海開きが行われる沖縄。
夏の期間が長いので、海や川、プールなどで遊ぶ機会も他県に比べると多いと思います。

その分、水難事故も多くなってしまい……
浅瀬であっても「ちょっと目を話した隙に」子ども達はおぼれてしまいます。

また、プールでは泳げたり水に慣れているお子さんでも、海の波や川の流れが加わると、思うように体が動かないこともあります。

下記に挙げる水辺での安全対策を意識して、マリンレジャーなど水辺で楽しく過ごすことができますように。
 

水辺での安全対策

○子どもから目を離さない
子どもは大人が予想しない動きをすることがあります。
また、危険を察知する力が弱い子もいるので、水辺では常に目を離さないようにしましょう。
 

○体調不良時は水に入らない
疲れがたまっていたり睡眠不足だと感じる時は無理をせず、水に入るのを控えましょう。
 

○単独行動を避ける
複数人で行動することで、万一の事故に遭ったときの発見や対応がスムーズにできます。
 

○ライフジャケットの着用
子どもに限らず大人でも、ライフジャケットを着用することで事故のリスクを減らすことができます。
  

○連絡手段の確保
携帯電話などの連絡手段を持ち、万一の際は速やかに通報できるようにしておきましょう。

【緊急時の連絡先】

救急車(消防)は→ 119
海難事故の連絡は→ 118
警察は→ 110

連絡時は落ち着いて「いつ・どこで・なにがあったか」を簡潔に伝えましょう


子どもと行う水難事故防止対策

水難事故を防止し生存率を高めるために、実際に我が子と日頃から練習していることをご紹介します。


○着衣水泳の練習
学校などでも、服を着たまま泳ぐ「着衣水泳」の練習をするところが増えてきました。
水着と違い、洋服を着たまま泳ぐと水の抵抗があったり、スムーズに体を動かせなくなるものです。その感覚を体験しておくと、いざというときに役立つと思います。
洋服を着たまま海やプールに落ちてしまった万一の場合を想定して、ご家庭の浴槽や浅瀬の海などで着衣水泳の練習をしてみるのもいいでしょう。
 

○浮く練習
水中で足がつったりおぼれそうになった時、焦ってジタバタすると水を飲んでしまったり水中に沈んでしまいます。
そんな時は力を抜いて水に浮くように伝え、日頃から水に浮く練習をしています。
 

・背浮き
背中を水面に向けて仰向けになり、手足を広げ力を抜いて浮いてみましょう。
大きく息を吸ってお腹をふくらませ、ゆったり浮かぶことを意識するといいですね。
 

・腹浮き
うつ伏せになり、手足を広げて浮くことを意識しましょう。
顔を水面から出して呼吸をする練習をするのも大切です。
 

・浮力を活用
首から上を水面に出し、体をリラックスさせて浮くことを意識しましょう。
水中の浮力を活用することで、救助が来るまで体力を消費せず浮くことができます。
 

・ライフジャケットの着用
ライフジャケットを着て水に入ると、自然に上半身が浮き安定して呼吸が確保できます。
自分で水に浮くことが難しいお子さんだけでなく、大人の方もライフジャケットを着用することをおすすめします。
  

↓子ども用ライフジャケット

↓大人用ライフジャケット


水辺で助けを呼ぶときの練習

人が溺れかけているとき、手をバシャバシャさせるので、周りからは遊んでいるように見えることがあるそうです。
素早く救助を呼ぶためにも、SOSの伝え方を覚え、合図の仕方も練習しておきましょう。

・手で行うSOSの合図
助けを呼ぶときには、両手を広げ大きく上下に振りましょう。

・音で呼ぶSOSの合図
ホイッスルなどを使って、「3回短く・3回長く・3回短く」のパターンを繰り返しましょう。

・光で知らせるSOSの合図
夜間など手を振っても見えない状況の場合、光でSOSを伝えましょう。
ライトなどを使って、「3回短く・3回長く・3回短く」のパターンを作り、光を点滅させましょう。
 

上記のSOSの合図は国際的にも共通しています。
万一の緊急時に備えて覚えておくといいですね。

水辺での安全対策を意識して、楽しいレジャーの体験が増えますように!



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