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パンチ The ジャックラッセル・テリア

その男の名は「パンチ」

パンチは一昨年の12月に迎え入れたジャックラッセル・テリアの男の子。
名前は右目の周りの茶と黒のブチがパンチを喰らったように見えることから、妻が秒で名付けた。
いま現在で1歳9ヶ月になる。

性格

元狩猟犬であったルーツからとにかくアクティブでパワフル。
朝晩、1時間の散歩は欠かせない。
ドッグランで大型犬に混じって小一時間かけずり回っても平気。
往復で計3時間歩いても、家に帰ればまたダッシュ。
底なしなスタミナだ。

先代犬もテリア種で、人懐っこいものの他の犬とはあまり友好的に触れ合うことができなかったのが心残りだった。
パンチは(体の大きい黒い服を着た人を怖がるものの)基本は人懐っこく、散歩中に出会った他の犬と挨拶できるしドッグランでも遊ぶことができる。

手前ですっ飛んでいるのがパンチ

先代犬と変わらないのは、とにかく「破壊魔」で、ボールのオモチャやぬいぐるみなど、長持ちしたものはほとんどない。ジャックラッセル・テロリスト、なんて揶揄されることもあるそうだが、それも納得だ。

以前の投稿でも書いたが、とにかく先代犬を亡くしたペットロスからはじまり、自分も含めて家族のメンタルはボロボロになってしまっていた。
あんな悲しい気持ちになるなら、もう犬は飼うまい…と固く思っていたはずだが、やはりペットロスはペットでしか治せないとはよく言ったものだ。
先代犬を亡くしてから3年ほど経ったある日、またまネットで見ていた近所のペットショップでパンチを見つけて一目惚れしてしまった。

パンチがもたらしたもの

先代犬もテリアだっただけに、朝晩1時間ずつの散歩には慣れているはずだったが、年齢のせいもあるが3年のブランクは思ったより長かった。
しばし筋肉痛やら肉体的な苦労に、年齢を痛感することも少なくなかった。
だが逆に言えば、そうした日常的な運動から遠ざかっていたわけで、やがて犬との散歩の楽しさと言うものを取り戻すのに、そう時間はかからなかった。
パンチを連れて遠くの公園や犬と散歩できるスポットに出かける楽しさも、久々に取り戻せた。
ロングリードで野原を駆け巡るパンチの姿は、何ものにも代え難い癒しになった。
そんな毎日を送るうちに、家族に笑顔が戻り、健康が戻ってきた。かつてどん底のようだった妻と自分のメンタルは彼のおかげで救われた部分が多分にあると思う。

ヘソ天で爆睡中のパンチ

遊んで欲しかったりおヤツをねだる時に上目遣いの表情や、無防備にヘソ天で寝てしまっている姿などを見ているだけで、胸がいっぱいになる。
もちろん大変なことも無いわけではないが、パンチの一挙手一投足が愛おしく感じるのだ。

きみはぼくのざしきわらし

悲しいかな、犬の一生は人間のそれに比べて短い。
だからこそ、パンチとは後悔のないように笑ったり、遊んだりしながら、毎日を過ごしたいし、パンチには1日でも長く一緒にいてほしい。
彼は自分たち家族にとって、かけがえのない「ざしきわらし」なのだから。

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