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「毒親」扱いに不本意なQさん 猫のおばさんは...

娘さん、息子さんの言葉や行動にショックを受けているQさんからのご相談に猫のおばさんからこんなメッセージが届きました。

Qさんのご相談はこちら

 Qさんの「私は、子どもたちに対して、勉強や成績について口煩く厳しい母親だったかもしれません。しかし、それは、子どもたちが現代社会という『ジャングル』で、自力で生きぬく力をつけてほしいという親心から出たことです」というお言葉が、こころに刺さりました。野生動物の母親が、子どもたちにジャングルで生き延びる術を仕込むように、現代の母親も子どもたちに「アスファルト・ジャングル」で生きる術を仕込まなければならない、ということなのでしょうね。そのお気持ちが間違っているとは、誰も言えないでしょう。
 それなのに、当の子どもたちからは、感謝されるどころか、「疲れ果てた」「毒親」「教育虐待」などの批判や恨みをぶつけられ、彼らはQさんの敷いた「サクセス路線」を走り通そうとしない(できない)のですね。Qさんにとっては、さぞ不本意なことでしょう。
 
 これは、Qさんの敷いた「サクセス路線」の道中が、子どもたちにとって、荷が重すぎたら息切れしてしまったのではないでしょうか? Qさんは「大きな成果を得るためには、苦しい道中にも耐えて走り続けるべきだ」とお考えかもしれません。しかし、子どもたちにそれだけの力タフネスがなく、力尽きてしまったら、せっかくの「サクセス路線」も意味を持たなくなってしまいます。
 子どもは、叱咤激励だけではなく、親のやさしさ、温かさを求めるものです。自分の話に耳を傾け、褒めてもらい、支えてもらいたい。そういう親子のプロセスのなかで、自分に対する自信や頑張るエネルギーも醸成されて行くのではないかと思います。「親の愛情」も表し方、伝え方次第ではないでしょうか。
 Qさんには、それだけの「ゆとり」が持てなかったのかもしれませんね。でも、今からでも遅くありません。子どもさんと向き合い、「将来の成果を求めるあまり、あなたの“しんどさ”に気がつかなかった」ことを、真摯に伝えてみてください。お母さんが「気づいてくれた!」ということが、子どもの気持ちに風穴を開け、自分らしく歩み出すきっかけになると信じています。
 
 また、これまで「矢表に立とうとしなかった」夫さんの本音がどこにあるのか、それも訊いてみることをお勧めします。まずは、これまでの母子関係を、夫さんがどのように眺めていたのかを、穏やかに尋ねてみては如何でしょうか。夫さんに対するQさんのご不満もよくわかる気がしますが、そこを責め立てるよりも、これから子どもたちと向き合うための協力者にしたほうが得策だと思うのです。
 Qさんの「親心」が、「路線を変える」ことで子どもさん達に伝わることを、心から祈っています。

Qさん、読者の皆さん いかがでしょうか。

私も「親心」が伝わること祈ってます

夫様の存在もキーなのかもしれませんね。
Qさんの「親心」と娘さん、息子さんの「子心」の交差が
イイ方向に方向転換していくことを願っております。

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