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11週6日 出生前検査を受ける

前回のエコーで、首の後ろにむくみ(NT肥厚)があると指摘され、今日さらに専門のドクターに見てもらう検査だった。
朝8:00のアポで、つわりの気持ち悪さに耐えながら待って、9:30頃から診察開始。

結果的に、やはりNT肥厚が見られるのでNIPTの血液検査(出生前検査)を受けることとなった。以前6週頃の日記で、出生前検査を受けるかどうか考えていたけれど結局のところ結論は出ていなくて、受けない方向にどちらかというと傾いていたけれど、もう外部的な力で自動的にというか、流れに任せるままに受けることになっていた。


本当はもっとよく考えたりカウンセリング受けたりした後に決めた方がいいのだと思うけど、今できる範囲の中の選択として、流れのようにこうなってしまった。
というかこうなってしまった以上、たくさん考えはしたのだけど、NIPTの前にエコーでもっとわかることもないかももっと見てもらった方がいいはずだったのにな、というのもあり。ただ、エコーこそ専門的な知識が必要で日本でもすべての医師ができるわけじゃないし、ここのドクターにどこまでそれを求められるかもわからず、そしてこのドクターはNTのみで判断しているように見えるという疑念があり。流れに乗ることに。

でも正直、前回のエコーの内容からそんなに変わったこともないので、これはそこまで動揺せず。


でもこのドクターが、めちゃ不適切というか、この今住んでる国がこうだからしょうがないのだけれど、日本でそれやったら大炎上だよ、と思うような感じだった。

具体的には、NIPT検査受けて結果を見てその後どうするか決定して、という話において、「ダウン症だと、50歳でも5歳の知能」って言ってきたり。そんなの一概には言えないし、人によって様々だし、あと今の段階ではダウン症かどうかもわからない(障害があったとしても他の障害の可能性も大いにある)のに。

あと、「次は移植前の遺伝子検査してね」みたいなことも言われて。これはいつものドクター(IVFをしたドクター)にも前回「検査した?」も言われたのだけど、着床前診断(PGT-A)のことだと思うのだけど、そもそもそれができるなんて説明を一度も受けてなかったし、日本でも慎重に扱われていることのようだし、可能性として考えてなかったのに、今になってあたかも、その診断をしなかったこちらに非があるような言い方するのってどういうこと?と思う。ここの国では、自分の間違いを認めないというか責任転嫁がすごいという国民性があるのが生活の端々で見られるのだけど、こんなにセンシティブな話で、ここにきてまた妊婦の方に非があるみたいに言うの、もう、怒りというかあきれる。
特に何も考えずに言っているのだろうから、ここで本気で怒ってもこちらが体力消耗するだけなので、そしてそもそも絞り出す体力もないので、流すしかないけれど。

とにもかくにも、NIPT検査を受けるべく、また別の場所にある検査機関にそのまま行った。なんか汚いビルの一室で、アルバイトみたいな若い子男の子が1人で運営してた…検査データはインドに送られて、その後3〜4週間後に結果が出るらしい。結構長い。
でも費用が2万円くらいで、これまで聞いた中で一番安かった。インドだからか…

そして書類を整えた後、採血はまた別の病院に行かなきゃいけなく、さらに移動となった。(これはさすがに、受付の男の子がタクシー拾って連れて行ってくれた)

私は元々血管がすごく見つかりにくい方で、日本でも2〜3回やり直すのは別にしょうがないと思っているのだけど、今日は2人がかりで右も左も何度も見てすごい時間かけた後、6日前に採血してまだ内出血してる血管に刺して、でもなかなか出ないから中で何度も刺し直した後にやっと出たけどすごいわずかしか取れず、必要量が出ないので、結局またあれこれ時間かけて、最後手の甲から取られた。日本だと大体細い針に変えてもらえるのだけど、それもないようで。その間にも、さっき何度も刺し直されてここはもう無理でしょ、って血管を何度も指でトントン触られて、すごく痛かったし、本当になんで触るのか。素手だし。腕も手の甲もこれまでにないほど痛くなり、どっと疲れた。手の甲で取られるとしばらくズキズキする。

看護師さんも困っただろうし、最終的に取れてよかったけど、待ってた夫に話してる時に涙出てきた。

もちろんこの間ずっとつわりで気持ち悪かったのを乗り越えて、疲れて、正午頃にやっと家に帰ってこられた。
でもとりあえず今日やることは終えられてよかった。
モヤモヤが多すぎて、悩ましさと不安とフラストレーションが募ってしまうけれど、今はとにかく、検査結果を待つ。

おわり

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