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埼玉県道・千葉県道42号 松伏春日部関宿線

2021/09/19 起点〜東武野田線踏切北交差点(仮称)
2021/09/26 東武野田線踏切北交差点(仮称)~終点
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北葛飾郡松伏町

旧・中葛飾郡金杉村

北葛飾郡松伏町(旧・金杉村)、江戸川沿いの野田橋交差点を北上しスタート。南は三郷松伏線(r21)、東西は越谷野田線(r19)。東からr19に重複してきた野田岩槻線(80号)とはしばらく重複する。
そこそこの交通量の割に歩道が無く歩き辛い。大人しく堤防の上を行けということだろうがそれだとだいぶルートが変わる。
堤防沿いを三郷幸手自転車道線(r156)に託し集落に向かうが、それでも暫く歩道は貧弱。
民家は絶えず続くが、自然も多い。ここ周辺は他と比べてやや盛り上がっており、そのためか同町の他地域と比べ森が目立つ。
町内二つしかない郵便局の一つ、金杉郵便局。
左折する築比地(つきひじ)交差点にはヘキサが2つ描かれた青看とがある。二つの主要地方道の重複自体は珍しくないが、埼玉においてここまで重複の存在がアピールされているのはレアケース。
ソトバ下の「松伏庄和関宿線」は庄和町合併以前の旧称。
ここからの道は70年代後半ごろに整備された道のようで、それ以前はコスモ石油近くで曲がった先の道が使われていたようだ。
金杉交差点を右折し、r80と分岐する。
金杉台地に形成された集落の外側をなぞるように道が作られているため、道の両隣の景観は大きく異なっている。東側は民家や森林が目立つ中、西には遥か遠くが見通せるほどの田園が広がる。すぐ東に流れる水路は金野井用水路。
見渡す限りの田園。

春日部市

旧・川辺村

春日部市へ。旧・中葛飾郡→北葛飾郡川辺村→庄和町。
その後も暫く金野井用水路と並行するが、大きく北東方向にカーブしてしばらく用水路とお別れ。集落の中へ入っていく。
川辺小学校入口交差点には川辺村の道路元標がある。これといった案内文等もなく剥き出しになっているが保存状態はかなりいい。
南桜井駅が近いこともありなかなかの賑わいが感じられる。南桜井駅は旧・川辺村と旧・南桜井村の境界付近にある。
庄和町の合併は2005年10月1日で比較的早い方だが、名残りは割と見つけやすい。少し前まで歩いていた田園地帯にあるヘキサなどは風雨に直接晒されるためか、合併の際に貼られたであろう修正シールは無残に剥がれていた。
はなみずき通りとの交差点にある耕地整理について記した戮力共榮碑。1936年のもの。廣田内閣の農林大臣で終戦期に衆議院議長を勤めた島田敏雄の篆額。
永沼橋。渡るのは金野井用水路だが親柱には江戸川右岸用水という別名で表記されている。

旧・南桜井村

葛飾中学校。1947年南桜井中学校として創立、翌年現在の名前に改称。船橋にも同名の中学校がある。この辺りから旧・南桜井村。
東武野田線の踏切。藤の牛島〜南桜井駅間。
写真の交差点で1日目は終了。
ここから2021/09/26。この辺りの小字は「禿地」と書いて「かむろち」。
隣の川には今月できたばかりの新下柳橋ば架かっている。かつての下柳橋らしきものもすぐ隣にある。川の名前が分からず苦労したが、新堀川の異名を持つ庄内領悪水路らしい。
国道16号、春日部野田バイパス区間と柳橋(下)交差点で立体交差。
辻橋交差点で西金野井春日部線(r321)と交差。r321は停車場線を除く平野部の県道としては珍しく市道上を起点としている。
二ツ橋。庄内領悪水路とはここでお別れ。
西側には道の駅庄和がある。道の駅を挟んで反対側が新4号国道。
中庄内耕地整理碑。1919年のもの。ここから旧・富多村。
広い田園の中、民家はこの沿道に密集している。
立野交差点で西宝珠花春日部線(r320)と交差。
北に行くにつれ住宅が減っていくようだ。
こちらは平成になってから作られた圃場整備事業竣工記念碑。

旧・桜井村

旧・桜井村へ。ここ倉常、木崎、芦橋の三地域は町村制施行で桜井村に加わった後、泉村→杉戸町→庄和町と合併、編入を繰り返していた。

北葛飾郡杉戸町

旧・桜井村

北葛飾郡杉戸町に入る。こちらは旧・桜井村の杉戸町に残った部分。交差点の青看の行き先には「杉戸」と書かれているが、交差点に入って北に踏み出した瞬間既に杉戸である。青看の行き先近い順ランキングがあったら1位狙えるかも。
杉戸町内の風景。民家は地図見れば分かる通り本当に疎ら。まとまったところがない。
桜神社。
椿交差点で次木杉戸線(r183)と交差。r183はかつてこの交差点で直接東に行かずに一旦春日部〜杉戸町境の芦橋交差点まで重複してから東へ進路を変えていたようだが、青看を見る限りルートが変更され、交差点東側も県道指定されている。
西宝珠花屏風線(r375)の終点、屏風交差点。風あり花ありで名前はカッコいい県道だがあまりに地味な交差点を終点としている。
幸手町時代の広告。
屏風八幡神社の明治天皇頌徳碑。汚れが激しく読み辛い。

幸手市

旧・北葛飾郡吉田村

幸手市へ。旧・吉田村。「吉田」は合併に参加した下吉羽の「吉」、上宇和田、下宇和田、惣新田の「田」を合わせたもの。ここはその中の惣新田にあたる。
東川交差点を右折。左折方向が惣新田春日部線(r319)、直進が惣新田幸手線(r383)。何故か看板にr319の行き先が書かれていない(春日部市街に行けるのに……)。
見晴らしのいい田園を行く。
滅茶苦茶間隔の空いたヘキサ。
突如出現する舗装の甘い歩道。
歩道が消えた!
と思いしばらく歩くと立派な道路になって帰ってくる。江戸川の堤防も見え始めいよいよ終点が近い。
埼玉もこの辺になると香取神社が多い。ここ九郎右衛門の香取神社は2018年の堤防工事により移転したもの。
最近の堤防工事が行われた区間を終えると一気に頼りない道になる。
歩道が早々に復活するだけマシかもしれないが……。
三田(さんでん)交差点。看板では右折先もこの県道になっているが西関宿栗橋線(r268)のはずである。
この地区の観光案内。
関宿橋交差点。事実上の終点。これ以降終点まで境杉戸線(26号)と重複。

旧・中葛飾郡豊岡村

三郷幸手自転車道線(r156)と交差。
関宿橋で江戸川を渡る。

千葉県野田市

旧・東葛飾郡関宿町

千葉県野田市へ。旧・東葛飾郡関宿町。
この区間のr26は歩道がない割に交通量が多くカーブもあり危険。現在バイパス建設中。そのため並走している松戸野田関宿自転車道線(千葉r401)を歩く。
野田市関宿台町交差点。結城野田線(r17)とぶつかり終点。すぐ近くに鈴木貫太郎記念館がある。

GPSログ

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