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NHKマイル 2024 気になる馬達

先週の東京競馬場

日曜のクッション値は9.2
一昨年はNHKマイルの前の日曜が9.1でNHKマイルの日は9.7と回復。
今週末は土日と27度まで上昇する予報なので9.5以上になりそうだ。

先週の日曜はゴールドシップ産駒が4,6人気で2勝。
春の東京は馬場の反発力を上手く使えるディープインパクト系が活躍する馬場でドゥラメンテ産駒も走る。

土日を通して外の差しがよく決まった。
内ラチから3~4頭分の辺りはあまり良くなさそう。

スイートピー
9R2400m
青葉賞

過去の傾向

2023年 稍重
去年は雨の降る稍重で内が良くなかった。
馬場が予想以上に重く、ペースが数字以上に速かったようだ。
先行勢が潰れて後方待機勢が有利になった。
特殊な馬場で上位5頭でこのレース以降に勝利したのはオーストラリアでのオオバンブルマイだけ。

1着ドゥラメンテxダンチヒ系xストームキャット系
2着カナロアxファルブラヴxサンデーサイレンス
3着ストームキャット系xディープインパクトxバクシンオー

枠別の成績を見ても外枠やや有利になっている。

2022年 良
この年も道中で外側を走った馬が有利だった。
外を追い込んだ2頭が2,3着
1着カナロアxサドラーズウェルズ系xグレイソヴリン系
2着ダイワメジャーxキンカメxトニービン
3着ドレフォンxディープインパクトxニジンスキー系

3着カワキタレブリーはなかなか買えない。
あえて買いポイントを挙げれば、
メンバー中で父か母父ディープインパクトがカワキタレブリーだけ
左回り1600m勝ち、セリフォスと0.3秒差はあるが追切時計は良くなく当日-12キロ。
最も重要なのが過去2戦の先行ではなく、レースで追い込みをした事。
成績の良くない馬は今までと同じ事をやっていてはダメと。

ポイントは乗り替わりか?

NHKマイルで5人気以内の馬は継続騎乗の方が成績が良い。
乗り替わり2頭の内1頭は短期免許から。
もう1頭は桜花賞2着レシステンシアで武→ルメール

今年は想定で
1人ジャンタルマンタル 川田騎手
2人アスコリピチェーノ 北村宏騎手→ルメール騎手(これは好材料)
3人ゴンバデカーブース 松山騎手→モレイラ騎手(これも好材料)
4人ノーブルロジャー  川田騎手→松山騎手
5人ボンドガール    武騎手
6人ディスペランツァ  モレイラ騎手→???

NHKマイルで6人気以下の馬は乗り替わりの方が成績が良い。
前回の騎手が他の人気馬に乗る場合でも人気薄の馬の方が上位に来ることがある。
成績が良くないのでそれまでのレースから変化を期待しての乗り変わりもある。

6人気以下で3着に入る馬は前走で0.5秒差以内が多い。
0.6秒差以上負けている馬は前走が皐月賞、アーリントン、桜花賞(不利があったソングライン)。
前走で大きく負けている馬はGⅠか何か理由がなければ買えない。

ディープインパクト持ち
何故か好走しているのは5か6枠

アレンジャー    父父ディープインパクト
エンヤラヴフェイス 父父ディープインパクト
ゴンバデカーブース 母父ディープインパクト
チャンネルトンネル 父父ディープインパクト
ユキノロイヤル   父父ディープインパクト

前走GⅠ

前走桜花賞1着のグランアレグリアはやや出遅れから強引で残念なレースをしてしまった。

基本的には0.5秒差以内だと複勝率40%

ジャンタルマンタル 皐月賞0.1差 
アスコリピチェーノ 桜花賞0.1差

前走GⅡ
前走GⅡで勝った馬はNHKマイルで3着以内ない。
つまり、前走の条件がその馬にピッタリだったのでしょう。
むしろ、0.5秒差以内の馬が好走する。

ボンドガール    NZT0.1
ユキノロイヤル   NZT0.1

前走GⅢ

前走GⅢだとアーリントンの勝ち馬が【2-0-1-4/7】と成績が良い。
ディスペランツァ 1着

負けた馬もカワキタレブリー以外は3着0.5以内
アレンジャー   2着0.0
チャンネルトンネル3着0.0

前走脚質
東京なのに前走で上がり1位の1着がない不思議。
前走上り4,5位の成績が良い。

アスコリピチェーノ 4位
ロジリオン     4位
アレンジャー    5位
ボンドガール    5位
ノーブルロジャー  5位


評価

勝ち負け
ジャンタルマンタル 馬券内率高い
ゴンバデカーブース 順調なら勝ち負けだが…

2着候補
ロジリオン   高速東京得意
アルセナール  外でスムーズに走れれば
アスコリピチェーノ 騎手がケガの影響なければ

3着候補
ダノンマッキンリー 後方待機に徹すれば
ボンドガール    今回は巻き返す

穴馬
チャンネルトンネル  能力は劣らない

馬達

ジャンタルマンタル
朝日杯1着、共同通信杯2着、皐月賞3着。
東京の直線での速い上り勝負の経験あるし、皐月賞を速いペースで先行して粘り込む心肺能力もある。
現時点でのこの世代のトップクラス。
アドマイヤマーズの例もある。
ジャンタルマンタルのアメリカ血統は東京の高速馬場も良さそう。
3着以内の可能性非常に高いだろう。
軸にできる。

アスコリピチェーノ
阪神のマイルでは阪神JFの方が朝日杯よりもレベルは高かった。
しかし、ジャンタルマンタルが共同通信杯で最高速の速さをみせて皐月賞で高速の持続力も見せたので3歳の今闘えばわからなくなった。
桜花賞も負けたのは騎手の差。
それもルメール騎手に乗り替わり。
騎手のケガ明けは少し心配。
東京も上り1位での勝利あり、コース替わりも悪くない。
父ダイワメジャーも【2-2-1-6/11】と相性の良いレース

ディスペランツァ
父ルーラーシップは【0-0-0-4】とこのレースで良くない。
3,4,5人気が14、12、15着と人気馬でさえ沈んでしまう相性の悪さ。
2走前は後方から直線で大外一気。
前走はペースが遅かったのもあり中団の内で溜めた。
32秒台の速い上り勝負でゴール前の坂で少し失速したアレンジャーをとらえた。
勝ち時計は遅いがこの速い上がりは優秀。
東京では4月がもっとも成績が良くない。
そして5月もマイルよりは1800や2000mの方が成績が良い。
5月のマイルの1着は未勝利しかない。
なにか、この時期の東京マイルに苦手要素があるのだろう。
強い馬ではあるが、今回はごめんなさい。

ゴンバデカーブース
B&Mxディープインパクト
今年初年度のモルタル産駒は4月の東京マイルで未勝利だが2頭が1分33秒台で逃げ切り勝ち
その2頭の母父はディープインパクトとブラックタイドの兄弟
ストームキャット風味が強いモルタルとディープインパクトの相性は非常によく、さらに春東京の馬場も合っている。
ゴンバデはホープフルSを感冒で出走取り消し。
その後は喉頭蓋エントラップメントの手術やザ石のアクシデントもあり、皐月賞も断念。
堀調教師のコメント
「当初は皐月賞へ直行のプランでしたが、重度の挫跖でローテーションの見直しを行わざるを得ませんでした。乗り込み不足だし、メンタル面で不安定な要素もありますが、能力を出せる状態には持っていけそうです」
先週の追切も遅れた事よりも少し重そうに見えた。
運の無さもありそう。
個人的には惹かれていて買いたい馬だが、買ってはいけないパターンかな?

ボンドガール
ダイワメジャーxティズナウ系xAPインディ系
新馬ではチェルヴィニア先着したが直線までチェルヴィニアの後ろで風除けがあったボンドガールの方が有利だった。
それでもラスト11.0-11.1を差し切るのはスゴイ。
ボンドガールは10秒台を出している。
サウジRCはボンドガールは前半で少し口あけて折り合いをつける必要があったが直線でゴンバデに完敗。
本調子のゴンバデには敵わないと思う。
NZTでは内の好位から直線でも内を走り2着。
その日は内がやや不利になっていて7も10レースも外差しが勝った。
NZTは1着よりも2着以下の方が成績が良く、巻き返し可能。

ダノンマッキンリー
モーリスxデインヒル系は◎
朝日杯はスタート直後にぶつかって行きたがるのを騎手が抑えていた。
前半が12.5-10.9-10.7と10秒台が2度続く厳しい流れで、3番手で3着に入ったタガノエルピーダは忘れな草賞を勝つなどスタミナもある馬。
次の東京1400mでも先行して伸びず。
それがファルコンSでは目の覚めるような大外一気を決めた。
上りだけで2位に0.5秒差つけるのも優秀。
その前のレースでは前残りで決まっているので外有利でもない馬場。
つまり前半に脚を使うと後半が良くないタイプ。
ゆっくり入って後半勝負はNHKマイルでけっこうハマる。
直線勝負に期待



キャプテンシー
モーリスxステイゴールド
モーリス産駒だが母にトムフールなしx
高速馬場を1番枠からの逃げ切りと有利なレースだったがジュニアCの勝利は優秀。
走り方としても馬場の反発力を使うトランポリン東京は合いそう。
前走NZTはスタートで少し遅れたが400m過ぎから外を走って前に出て行った。
外3,4列目先頭だけでもスタミナ的に不利なのに余計な足まで使って最後には燃料切れ。
稍重馬場も合わなかったかな。
松永調教師は『スタートがいいようなら先手を取ってもらいたい』と言っているので1~5枠希望。
外枠だと不利。
今週も直線で内の先行馬があまり良くなさそうなんですよね。
土日のレース見てバイアスを確かめてから決めたい馬。

チャンネルトンネル
グレーターロンドンxキングマンボ系xグレイソヴリン系
アーリントンCではディスペランツァに後ろから差されてしまった。
あのレースからはディスペランツァ>チャンネルトンネルに見える。
しかし、2018~2020年はアーリントンCの2,3着がその年の1着をNHKマイルで逆転している。
血統的にはこの馬の方が東京向きなので穴馬として面白そう。

アレンジャー
リアルスティールxネオユニ
チグハグなレースが続いていたが前走のアーリントンは見事にハマった。
内枠で逃げ馬の後ろから抜け出すという理想的なレース。
直線での速いピッチ走法から本来小回りの短距離が向いている。
今回はディスペランツァやチャンネルトンネルの方が有利なレースができそう。
次の距離短縮で期待。

アルセナール
エピファネイアxダイワメジャー
新馬はラスト11.3-11.4を差し切るスゴイ脚を見せた。
クイーンCは直線でスムーズに走れず、ゴール過ぎてから先頭に。
新馬でもそうでしたがこの馬は身体を大きく使ってストライドを伸ばしてからが本番なんです。
その走りが前走はゴール前の100mしかできなかった。
直線で馬群の外側を走らせたらこの馬の本当の走りができる。
外枠希望

ロジリオン
リオンディーズxパイロ
東京の1400mでGⅡ2着、リステッド勝ち。
ファルコンSは完全に進路なくて参考外。
周ってきただけ。
それで人気が落ちるのならここは買いたい馬。
コラソンビートは1400mならこの世代トップクラス。
ロジリオンもストライド大きく反発力を使える走りなので春の東京マイルは守備範囲になる。
乗り替わりだし穴馬


ユキノロイヤル
ディーマジェスティxタイキシャトル
先行タイプで前走は展開がハマった。

ノーブルロジャー
前走で6馬身負けは…


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