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株:5月1日 愛宕さんの解説する日銀はわかりやすい

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。
この記事にそそのかされて売買しないでスー、せんきゅー。

植田総裁の発言は一部を切り取られたり、金融リテラシーの差で誤解されたりしている。
愛宕さんが日銀の政策に関してわかりやすく説明されているので植田総裁の言っていることがわからない方は是非ご参考に。


チャレンジング

12月には「チャレンジングな状況が続いているが、年末から来年にかけ一段とチャレンジングになるというようにも思っている」という発言が切り取られて誤解された植田総裁。
参議院 財政金融委員会の26:04で日心がけていることを聞かれ、それに対して『2月の初心質疑で非常に難しい状況のなかで仕事を引き受けるのはそれ自体チャレンジングな…』と答えた。
つぎに、39:10で今後の取り組みについて聞かれ、しかも、時間が来ているので簡潔に答えてくれ、とせかされて『最初に申し上げた通りチャレンジングな状況が続いておりますが、年末から来年にかけて一段とチャレンジングだと思っておりますので…』

最初からこの映像をみていれば緩和修正に関してではないことがわかるのにあの発言だけ切り取られて誤解を招いた。


外国為替市場で円安が進んでいることによる基調的な物価への影響は無視できる範囲かと問われたのに対し「はい」と答えた

先週の日銀の金融政策決定会合の後の記者会見でのセリフも誤解を与えて結果的に円安が160円まで進んだのかもしれない。

植田総裁は会合後の記者会見で、円安の影響について「基調的な物価上昇率に無視し得ない影響が発生すれば、金融政策上の判断材料となる」との見解を示した。ただ、今回の政策維持を巡り、「(足元の円安の)影響は無視できる範囲だったのか」と問われると「はい」と認めた。
 市場関係者の間では、「円安に歯止めをかけるため、植田総裁は早期利上げを示唆するなど『タカ派的』な発言をするのではないか」との見方もあっただけに、拍子抜けした格好で会見を受け円を売る動きが強まった。

だが、これに関して金融文筆家の田代昌之さんがこのように説明している。

【基調的な物価】とは何か?
(基調的:大勢としての相場や経済情勢の基本的動向)
現実に観測される消費者物価の動きから、様々な一時的要因の影響を取り 除いた、基調的なインフレ率(いわゆる「コア指標(生鮮食品除く)」、 22年頃からはコアコア(生鮮食品、エネルギーを除く)も重視)

様々な一時的要因として以下のようなものがある。
【第一の力】 輸入物価上昇の価格転嫁による物価上昇圧力(円安はここに影響)
【第二の力】 景気の改善が続くもとで、賃金と物価が相互に連関しつつ高まっていくメ カニズム

つまり、基調的な価格とは、輸入物価上昇の価格転嫁による物価上昇圧力を除いたコアやコアコアの部分を指しているので、円安の影響は無視できて当然なのです。
だから植田総裁は反射的に『はい』と答えたわけで。
これは質問した人が『基調的な』なんて言葉とつけないで質問すれば良かったんですよ。
質問した人が言葉の意味を理解していなかったからこんな事になる。
そして私を含めたほとんどの人が金融リテラシーが植田総裁と会話できるレベルにないのでその誤解が社会に広まってしまう。

植田日銀総裁の目指す利上げの姿

愛宕さんの解説が非常にわかりやすい。
植田総裁は実はタカ派で利上げを考えている。
名目の中立金利を2026年に1.0%まで上昇するかもしれない。
詳しくは動画をご覧ください。


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