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株:4月29日 5月に向けての準備

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。
この記事にそそのかされて売買しないでスー、せんきゅー。


私は経験1年未満の素人で経済も株も基本からは勉強していません。

学生の頃から授業を受けて勉強するというのが苦手で、気になる事があるとその事に集中して『どうして?なんで?』を自分なりに納得できないと次に進めないというおバカさんです。

株で重要な事は色々ありますが、今、私が最も気になっているのが『サイクル』です。

株価は上下波動を繰り返しながら進んで行きます。
商品によってもサイクルがあります。
半導体のサイクル。
PCのウインドウズの更新のタイミングで商用PCの需要が高まったり。
自動車もEVへの大きな波が来て、でも大き過ぎたがゆえに波がひいた後の下げも大きい。
観光でも今は日本に多くの外国人が訪れていますが飽きられる時が必ず来ます。
食べ物もブームがあるし、歌や映画やエンターテイメントも流行り廃りがある。

株もサイクルです。

先月の動きがあって今月、来月の動きがある。

5月の市場をボンヤリと予想するために4月の市場を素人なりに振り返ります。

(書いている最中に円介入が入ったか?
155円を記録して日経先物も38698まで上がっていたが38400まで下げている。
選挙で自民党が負けたから、『円安対策をしています!』という焼け石に水の人気回復にでた?)

まとめ

4月は調整
5月前半は決算もあり緩やかな上昇
日本のEPS次第だがトヨタがどのようなガイダンス(今年の見通し)を出すか注目。
4月30日のスーパーマイクロの決算とそれに続く半導体関連の決算には左右される。
スーパーマイクロの株価は既にかなり上昇していますが、現在の株価は来年の予想売上高のわずか2倍。

アメリカも5月前半はリバウンドするがその後は要注意。
上がった所で利確したりポジションを軽くしたい。

日本の株もアメリカの影響を受けるので上がった所で売り、5月後半は短期売買に徹したい。
S&P500とか去年から上がっているインデックスも5月前半の高い所でいったん売ってみる。
そしてmacdやvixを見ながらSQQQなどのインバースの準備に入りたい。

調整の4月

去年の7月がそうであったように急上昇すると年金基金のリバランスをきっかけに大きな調整が入るみたいだ。

ただでさえ3月の権利落ちや日経平均の入れ替えなどの需給イベントがあって大きく動きやすい月だが、上がり過ぎた株価に投資家心理も『そろそろ売っても?』という空気があった。
水星逆行が4月2日~25日でボラが大きくなる傾向になりそうだと、危険シグナルもあった。

中東リスクはあったが、あくまでトリガーにすぎず、結局はアメリカの高い金利と上昇し過ぎた株価が問題だった。

日経平均も3月29日にmacdがデッドクロス(黒い縦線)を組んだし、RSIもその前から下落傾向にあった。
4月2日にはCBOEのVIXもゴールデンクロスを組んで下落傾向。
4月5日はパラボリックも陰転。

下落傾向をを示唆するモノがたっぷり。

それも4月23日にVIXが上の方でデッドクロスを組んだ。
RSIも4月19日に30を下回ってからは上昇傾向。
これから2週間は上昇傾向になりそう。

ただ、アメリカの10年金利の動きには要注意
これからも発表されるアメリカの経済指標が強ければドルは上がるし10年金利も上昇する。

日経平均のEPSが減少している
2月には8日のトヨタの決算を機にEPSも2256から2309へと上昇し3月4日には最高2387を記録し株価も終わり値で初めて4万円台になった。
EPSはその後4月1日の2352から4月22日には2278まで低下し株価も終値で37438と2月以来の安値。

5月もトヨタの決算にかかっているのだが、25日にリリースされたデータは販売台数も生産も2か月連続の前年割れ。
販売は海外で107.7%と好調も国内は64.7%。

3月は年度末で各車メーカー・ディーラーの決算時期のため、登録車・軽自動車問わず販売に力を入れる月ではなかったのか?

生産ではグローバルでトヨタは前年比89.7%。

生産は2月の決算で出した見通しに若干届かずになりそう。

トヨタの決算が起爆剤にならなければ今回の日本株の上昇は緩やかなモノになりそう。
注目は今年の見通しをどう語るか。
それにより市場の空気も変わる。

日経平均(赤)米10年金利(青)ドル円(紫)


アメリカの金利

先週のGDPでは予想を大きく下回り1.6%。
その直後にイエレン財務長官がGDP発表直後のロイターとにインタビューで以下のように発言したのは火消しに走ったと見ていいのか?

「GDPデータは個人投資支出を端的に示している」
「GDPデータは修正される可能性がある」
「インフレは低下傾向にある」
「賃金圧力がインフレの原因であるとは考えられていない」
「米国経済は非常に好調で、世界の成長を押し上げ」
「FRBはインフレの持続的な低下を示す追加の証拠を確認したいと考えている」

そもそもこのインタビューは低いGDPが出るのがわかっていたから行われたんじゃないか?
と、妄想が止まらん。

経済が強そうに見えて結構ヤバいんじゃないかと思っているのでそういう風に妄想してしまうのだが。

2023年の米企業の倒産件数は642件と、金融危機後の10年の827件以来、13年ぶりの高水準だった。
高金利に加え、賃金上昇などコスト増も相まって財務が悪化した企業が相次いだ。
今年は償還期限を迎える債務が急増する。債務の借り換えが難しくなり、倒産がさらに増える可能性がある。

アメリカの金利が今年に入って上昇しているので倒産数に拍車がかかりそうだ。
インフレや高金利が続く不安定な経済情勢の中、多くの企業が苦境に立たされており、これまでにも2024年3月には布地・手工芸用品を販売するジョアン、翌4月には米1ドルショップ「99セントオンリーストア」や米国衣料品大手のエクスプレスも破産法第11章の適用を申請している。
消費者の購買に対する慎重姿勢が強まる中で、米法律専門誌「ナショナル・ロー・レビュー」(3月4日)によると、映画館チェーンのAMCシアターズや大手百貨店のコールズ、家庭内整理グッズを販売するザ・コンテナ・ストアなども破産リスクの可能性が指摘されており、主に裁量的支出に基づく商品やサービスを販売する企業が苦境に陥っている。

4月からシカゴを拠点に高級路線のコンビニエンスストア・小規模スーパーマーケットを展開していたアウトフォックス・ホスピタリティも全35店を閉鎖するし、4月の失業率は上昇しそう。
つまり5月発表から悪い数字が出てきそうでそれがきっかけでアメリカ経済が崩れるかもしれない。

過去の利下げ

アメリカの2001年と2008年の利下げを見ると、株価が大きく上昇した後に利下げしている。
2019年7月の利下げの時は急上昇というわけではないがそれでも上昇している時に利下げを始めている。

2001年と2008年のように株価が大きく上昇した後の利下げでは株価が大きく下落している。

タイミング的には株価が高値を付けた後に少し下がってから利下げしている。
つまり、この今年で言えば、4月の下げが6月の利下げに繋がるかもしれない。

景気が強いデータばかりで6月までに利下げする確率は3割を切っていたが低いGDPが出た。
5,6月の数字次第では6か7月の利下げシナリオがあるかもしれない。


生成AI関連株

先週のアメリカの決算を振り返ると、メタ、グーグル、マイクロソフトが引き続き生成AIへの投資を続けるという事。

Vertivが受注高60%増と好調な業績を達成し、CEOからも『データセンター市場は当分の間非常にポジティブな状況が続き、Vertivは長期的な成長と業績向上に向けて良好な位置にいます』という力強いコメントが出ている。

ここで問題になるのが4月30日のスーパーマイクロの決算。
先週の決算を見れば悪くないわけがないのだが、決算日を発表した時に売り上げの上方修正を出さなかった事が少し不安にさせている。

スーパーマイクロの決算予想

アナリストは、第 3 四半期の売上高が 211% 増の 39 億 9,000 万ドル、1 株当たり利益 (EPS) が 1.61 ドルから 5.84 ドルに 263% 増えると予想しています。
これは確かに高い予想ですが、スーパーマイクロの最近の業績を考えれば、当然と言えるでしょう。

ザックスは41.1億ドルとさらに上を予想。

2024Q3決算について、SMCIは売上高を37億ドルから41億ドルの間と予想しています。
ザックスコンセンサス予想の売上高は41億1,000万ドルで、前年会計年度第3四半期の12億8,000万ドルから大幅に増加しています。
SMCIは、非GAAPベースでの1株当たり利益を5.20ドルから6.01ドルの間と予想しています。
1株当たり利益に対するアナリストの一致予想は5.97ドルとなっており、前年同期の1.63ドルから伸びています。

ザックス

2024年 Q2の実績では、スーパーマイクロの売上高は 2 倍以上の 36 億 6,000 万ドルになり、1 株当たり利益 (EPS) は 65% 増加しました。
これは、将来の需要に応えるための多額の設備投資にもかかわらず達成されたものです。
さらに、経営陣の見通しでは、ガイダンスの中央値で売上高 39 億ドル、1 株当たり利益 (EPS) 5.22 ドルとなっています。

しかし、今回はスーパーマイクロが思わぬ展開となりました。
過去 8 四半期のうち 7 回で、スーパーマイクロは財務報告の日付だけでなく、予備的な財務結果も提供するプレスリリースを出していました。
しかし先週、同社は火曜日に第 3 四半期決算を発表するとだけ述べ、予備的な発表はありませんでした。


この省略にはいくつかの理由が考えられますが、投資家たちはスーパーマイクロの業績が芳しくないのではないかと恐れ、4 月 19 日の 予備発表の 欠落により株価は 24% 下落しました。

今すぐスーパーマイクロの株を買うべきか、それとも決算発表を待ってからにするべきか?


企業の一部を所有しようとする投資家にとって、株式市場の毎日の変動にタイミングを合わせることは愚かな行為です。
長期的な投資視野を持つ人は、単に株を買って持ち続けるのが賢明でしょう。
なぜなら、投資家がどのように反応し、スーパーマイクロの財務報告後に株価が上がるのか下がるのかを知る術は確実には存在しないからです。

長期的な展望では楽観できる材料が揃っています。

スーパーマイクロはサーバー設計の最先端を行く技術を持っており、主要チップメーカーとの強固なパートナーシップにより、AI向けのプロセッサを安定供給できる体制が整っています。

業界アナリストによると、スーパーマイクロは競合他社からシェアを奪っており、Barclays アナリストの George Wang 氏は「スーパーマイクロは世界シェア7%を持っており、さらなるシェア獲得が期待できる」と述べています。同氏は、スーパーマイクロは業界大手の Dell Technologies や Hewlett Packard Enterprise からシェアを奪っていると考えています。

スーパーマイクロは過去1年間で業界平均の5倍の成長を遂げており、今後のさらなる成長を支えるためにインフラへの多額の投資を行っています。同社は生産施設を拡張しており、年間売上高250億ドルを支える生産能力の増強を図っています。

ジェネレーティブAIの導入に対する期待の高まりは、多くの関連銘柄のボラティリティ上昇を招いており、スーパーマイクロも例外ではありません。

世界的な経営コンサルティング会社 McKinsey & Companyによると、AI市場の潜在規模については様々な推計がありますが、ジェネレーティブAI市場だけでも2.6兆ドルから4.4兆ドルの規模になるとする中庸な見方もあります。

この推計値が現実味を帯びているのであれば (そして私はそう信じています)、今後の方向性は明るいでしょう。
現在のスーパーマイクロの株価は既にかなり上昇していますが、来年の予想売上高のわずか2倍であり、このチャンスを考えると割安と言えます。

(素人:一時はかなり割高になりましたが4月SQで2月9日のラインまで下がり再びフレッシュな気持ちで決算を迎える事ができる。
これが株価1000ドルだったらこの決算のハードルが非常に厳しかっただろう。
スーパーマイクロは毎回SQで大きく下げるのでそのたびに絶好の押し目買いの機会になっている。
macdはゴールデンクロスを組みそうになっているし、決算の数字さえ逆サプライズが無ければ再び1000を超える可能性もある。
もしも上昇すれば5月のSQ前に利確したい)

スーパーマイクロ

ザックスはスーパーマイクロを+16.35%のEPSサプライズでホールドの評価。ザックスの他の企業の評価として、5月12日に決算を控えているAPIグループ(API)が+2.06%のEPSサプライズで強い買い。アマゾンが+11.66%のEPSサプライズで買い、カーディナルヘルス(CAH)が+1.11%のEPSサプライズでホールド。

NVIDIA

NVIDIAも2月22日の株価レベルまで落ちた事で再び上昇する雰囲気が出てきた。

NVIDIAの空気感としては、1月にCESをきっかけに株価上昇。
スーパーマイクロなどの決算がよかった事で決算の前の週までに大きく上昇したが過去2回の決算後に10%近く下げている不安からか、今回は決算前に10%下げた。
そして決算で元通り。
つまり決算の前か後で10%前後の調整が入るということ。
しかし、その後は大きく上昇しすぎてしまった。
3月のGTCは今度はきっかけにはならず、織り込み済みという結果。
つまり、株価的にはこれ以上の上昇は難しいという雰囲気になっていた。
そして下降トレンドに入り、4月のSQで予想以上に下落して絶好の買い場になった。

今回の決算前に900を超えると調整が入るかもしれない。
NVIDIAも5月SQ前にすべてでなくても一部利確するのがいいかもしれない。

AIのサイクル

この3,4月の半導体関連の株価から生成AIに対しての投資家の雰囲気は3月に現時点の限界に達したと見てもいいようだ。

グーグルが最高値更新したが、1月31日から3月6日まで下げた反動もある。
3月に高値を付けた企業はその株価が当面の目標になる。

とはいえ、『現時点の限界』はこれから続く長い生成AIによる産業革命の初期段階の限界に過ぎない。

我々の生活に実際にそのような新技術が導入されていくのだろうか?

ガードナーのAIのハイプ・サイクルをご覧ください。



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