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保育士試験【造形】不合格にならないためにできること【2024年前期版】【独学】

こんにちは。しろうずです。
造形試験は、難しい試験ではないと言われていますが、それでも不合格になってしまう方が一定数いらっしゃいます。どのような傾向を持つ方が不合格になるのでしょうか。またどうすれば不合格にならないでしょうか。

今回は大きく5つに絞って説明していきます。
(以前にもお伝えした内容と若干重複する内容かもしれませんがお付き合いください)

なお本記事は商品紹介やプロモーションを含みます。


1)練習時間が圧倒的に不足している

これは実際にいらっしゃった方ですが、何度か落ちている方で、練習時間は直前の対策レッスンでしかやってない、という方がいらっしゃいました。残念ながら、実技試験はそこまで甘い試験ではありません。一応国家資格ですから。練習時間は、技術水準にもよりますが、1週間のうち3〜4日程度できると良いです。(*たまに、1週間の練習で合格しました!という稀有な方も存在しますが、そんなに簡単だったら落ちる人はいません。すでに持っている技術水準次第で練習時間は変わります。)

1回あたり30分でもよいので練習しましょう。45分の練習は時間が取れない方も多いかもしれません。下書きと色塗りを別の日に分けるという方法も究極的にはアリです。

なお、45分の練習は、週1回程度は行うようにしましょう。

2)○、□、直線など基本的な形が描けない。

綺麗に○、□、水平に直線を描くことは、造形試験では必要なスキルです。しかし綺麗な形や水平な線が引けない方が結構いらっしゃいます。現代を生きる私たちにはほぼ必要がない技術だからでしょう。女性は得意な方が多い印象ですが、これはやっぱり実生活のお化粧・ネイルなどで細かい作業をやり慣れていたり、服装や文字の書き方でも見た目を気にしたりすることと関係あるかもしれません。男性の方が概ね上手くない…気がいたします。

添削でも、写真が斜めになっている方がしばしばいらっしゃいます。その辺りの平衡感覚?というか、全体をみての方向やバランスを意識することが難しいのかもしれません。

これの練習は、実は結構難しくて、ご自身では気がつけない場合も多いため難航します。ご家族やお友達、職場の同僚など巻き込んで、みてもらうといいです。形、歪んでないかな?と。

具体的には、○・□・直線を描く練習をしましょう。紙はなんでも良いです。何度も描いて体で覚えましょう。

訓練すれば確実に上達しますので、頑張って練習してみてください。


3)●頭身のメモリが狂う

子どもについては3.5頭身〜4頭身くらい、大人は最低4頭身、理想は5〜6頭身くらいというのが最近のしろうずの推奨頭身です。これは知識として一度頭に入れれば良いのですが、再現するにあたって問題があります。

「メモリが狂う」という問題です。

いくら頭身は理解していても、頭のメモリ1と、胴体から下のメモリの1の長さが異なっていれば、頭身のバランスは狂ってしまいます。

大人5頭身、子ども3.5〜4頭身で描いたもの
メモリが狂うと絵も狂う

これについてはですね、、、頭のサイズを見ながら、慎重にメモリを打つ。くらいしか今の所うつ手が考えられません。解決策としてこの程度のことしか言えないのが申し訳ないです。

構図を考えるならば、全体の長さを決めてから、子どもなら3.5または4等分のメモリを打つ、ということになるかと。とにかくメモリは慎重に打ちます

大抵、上の2、が苦手な方がこの傾向も大いにあるので、気をつけて打ちましょう。なんというか割とグイグイ猪突猛進で先に進む方なのではと絵をみていて感じます(勝手な妄想です。すみません)。本来は勢いがあってすごくいいことなんですけどね、、今回の造形試験では、グッと堪えてじっくり描くようにしましょう。

4)関節位置がよく理解できてない

よく見る不合格作品は、手足が棒状になっており、全員真っ直ぐに伸びっぱなしというものです。

子どもはなんとかかけたとしても、大人はそう簡単にいかないのです。やはり関節をきちんと意識した絵を描くことで、人体が描けているな、と感じられるというものです。

関節位置がどこにあるか、常に意識しながら描くようにしましょう。
なお、関節をしっかり表現するためにも、2頭身の子どもは避けましょう。ある程度の手足の長さが必要なのです。せめて3頭身以上になるよう、特に初心者の方は3.5〜4頭身で描くことを意識しましょう。

肘、膝関節はそれぞれ1/2のところになると考えよう

5)そもそも人物が小さすぎる

人物が小さすぎると、細かい表現ができず、何をしているかわかりづらい作品になりがちです。思い切って大きく表現してほしいと思いますが、人物同士が重なると途端に書けなくなる方も多い印象を受けます。

人体同士がギリギリ重ならないようにするには、最初の構図極めが重要となります。ここできっちり大きさを決めておくことが肝心です。およそ画面の1/2くらいのサイズに子どもの大きさを描くようにするとギリギリ重ならないでしょう。

ミニ構図から拡大して描く場合は、ミニ構図に十時線を引き、実寸に拡大するときにも実寸枠に十字線を引くと、人物の位置のずれが起こりにくいでしょう。
*この構図の描き方については、造形ドリル(有料)の方で詳しく説明しています(*ご注意*ダウンロード商品です。プリントアウトはご自身で行なっていただく必要があります)
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構図についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

不合格になりやすい方の共通傾向はこのようなものでした。

1)練習時間が圧倒的に不足している
2)○、□、直線など基本的な形が描けない。
3)●頭身のメモリが狂う
4)関節位置がよく理解できてない
5)そもそも人物が小さすぎる

練習する際は、これらのポイントを意識して練習するようにすれば、合格は近い!はずです。初心者であっても、しっかり練習すれば合格できる試験です。試験まで時間をやりくりして練習してみてくださいね。

1はともかく、2〜5まで全て苦手だ!という方はぜひ造形ドリル*をご購入ください。早めに取り組むのが吉です。
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なお、本記事より詳細に不合格作品の共通傾向を説明したのがこちらです。細かい話ですが、ここまで意識して練習できると合格は確実に近づきます。頑張りましょう!


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