アル中とアル中
お疲れ様です
みんなアルコール好き?私は好き
そして好きゆえに、本気で酒を飲む節がある
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まず間違いなく父親の影響で酒が飲める体質なんやと思う
思い返せば想い出の中の父は、ほぼずっと酒を飲んでいた
私の幼少期にはビールを好んで飲んでいた印象があるが、多分痛風にでもなったのか、私が大人になる頃には焼酎を飲み続けてた印象がある
夕食の際にも米は食べず、おかずを肴として酒を飲む
氷の入った銀色のサーモ的なコップをカラカラ鳴らす
冬になったら電子レンジで熱燗も作っていた記憶がある
たまに実家に帰ったら、母親から「もうお父さん飲んでるんよ(呆れ笑い)」と言われたりする(普通に昼前とかに言われる)
そんな父が酔っ払って大声でわめき散らしたり、家族に手をあげたり、という事はこれまで一切無く、基本的には1人で酒を飲みながらテレビを見て「ヒェヒェヒェ!」と笑ってるような、いわゆる人畜無害な酒飲みなんやと思う
一方で母親は、晩酌に発泡酒を1缶だけ飲んで終了する
エコな酒飲みやった
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その2人の息子にあたる私は、多分父の遺伝を色濃く継いで、酒が結構好きなオッサンへと進化したんやろう
私の酒の飲み方を知っている人は意外に思うかもしれんけど、私は多分、アル中ではない
いや、疑うことなかれ
これはマジや
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多分まだ疑っている人おると思う
しかし私は、アルコール中毒、アルコール依存症ではない
これを証明する出来事がある
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2020年頃
コロナ第一波がスタートし、いよいよ本格的に自粛モードがスタートした時期
街から人は消え、今思えばホンマにディストピアみたいになっていた頃のおはなし
私は家でギターを弾いたり、弾けないピアノを弾いてみたり、映画を見たり、それこそ酒を飲んだりして暮らしていた
当時の私は、音響・照明会社に勤めていたが、現場は無くなり、それに準ずる事務作業の一切も消し飛び、人生初のテレワークを経験していた
普段は10:00出社の会社だったため、8:30か9:00頃起床し、9:30の電車に乗り、9:50頃には事務所に到着していたが、テレワークになった為9:55に起きてPCを起動し、10:00の朝のミーティングに参加する生活に変わっていった
出社が遅い→朝いっぱい寝れる→前日の夜に夜更かしできる→夜は長い→長時間飲酒出来るやん、という方程式が私の中でQ.E.Dとなり、結構一人で飲んだりしてた
しかし一人飲酒もすぐに飽きることになる
そんな時ふと「酒無しの生活、いっぺんやってみるか~」と思い立つ
思えば酒を飲みだした大学時代から、どんどん酒を飲む頻度や量が増え、ここ数年は「1週間酒を飲んでない」という期間が無かった
日本全国自粛ムードで居酒屋も閉まってるし、友達からの誘いもないし、今こそ酒無し生活の時やな、はっはっは、っていう軽いノリで、酒無し生活がスタート
詳しい日数は忘れたが、結局数ヵ月もの間、酒無し生活が続くこととなる
しかしある日突然、そんな健康生活は終わりを告げる
いつ酒を再開したのか、詳しい時期は覚えてない
でも、自分が飲酒再開するに至った、気持ちの流れは覚えてる
酒無し生活が普通になっていたある日、自粛ムードが緩くなったことにより、たま~に友達とコソコソ居酒屋に行っていた時、ふと「酒の無い人生マジおもんねぇ!」と思っておもむろに酒を飲んだ
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なんか冷静に文章にしてみたら自分の思考回路がアホの人やと思ってしまったやないか
ふと「禁酒してみるか~」でなんとなく始めて、スムーズに数ヵ月禁酒して、ふと「おもんね~」で再開するというね
私の中で出た結論は「酒無しでも余裕で生きていけるけど、友達と酒飲む人生の方がおもろい」という事やね
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私には執着心というものがほとんどない
音楽が好き、友達と話すのがおもろい、っていう感じの大切なものが、少量ではあるが存在していて、それが自分の中心にある
それを例えば「心」とする
酒やら映画やら、「あった方が人生楽しいな」って感じるものたちがたくさんある
それを例えば「骨肉」として、私自身が完成する
骨肉なら平気で捨てる事もできるが、あった方が心は豊かになる
そういうイメージ
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てなわけで私はアル中ではない
おわかりいただけただろうか
私はライブを見てる時に「これでもか!」ってくらい飲む
ライブを見てる時もバーカン付近をウロウロしがちなのは、酒をよく飲むから
「ライブハウスで酒を買い、ライブハウスに金を落とせ」と、先輩の背中を見て学んだからね(積極的飲酒の為に都合よく解釈した、とも言う)
しかし、家で毎晩飲んでるぜ!という訳ではない
1週間家にいたとしたら、2日くらい飲むかな?っていう感じのペース
休みの前日には普通に焼酎をサクサク飲むが、ほとんどの場合はグリーンラベル350mlを1缶飲んで満足したりする
こう考えると、「バカスカ飲む父」と「エコに酔っ払う母」の、綺麗なミックスになっていると気づく
しかし休みの当日に朝から飲むぞ~となる事は無いし、酒が切れて手が震える事も無い
ほどよい距離感をアルコール様とは築けているんじゃないでしょうか
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っていうかどちらかと言うと炭水化物中毒やっちゅうねん
今日も米を食べるよ!
ほなお疲れい~
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