1人と1人

お疲れ様です
みんな1人の時間好きか?
私は結構好きや

----------

普段の生活でわりとたくさんの人と関わらせてもらってるけど、私と同様に1人の時間が好きな人もおれば、そうでない人もおる


私が付き合ってきた人達の中で、めちゃくちゃ驚いたのは「1人でいる時間は必要無い」っていうタイプの人がおる、という事実や


常に誰かと繋がっていたいというかなんというか、まぁ文字通り「24時間365日、1人きりっていう状況は別に必要ないです」って考えてる人が、確かにおる


私からすると信じられへんけど、逆にそういう人からしたら「1人の方が好き」とか「1人で旅行するの最高」とか言ってる方が信じられへんねやろうな~

まぁみんな違ってどうでもいいもんね


----------

昔、ランニングにハマってた時期があった
単純にダイエット的な目的で始めたから、1日2kmくらいトボトボ走ってた

3日に1回くらいのペースで走ろうかな~って感じの緩い雰囲気でスタートして、体が慣れてきたら負荷を増やしていく

2週間ごとに、500m~1kmほど、徐々に走行距離を伸ばしていく


フルマラソン走るぞ!みたいに高尚な目標はなかった


でも、ずーっと走っていたら、単純に身体が強くなって、2km程度の負荷を負荷と感じなくなってくる

だから距離を延ばす


せかせかするのは性格的に嫌なので、「何分以内に走り切るぞ」とかは決めない

とにかくだらだら距離を伸ばしていくと、その分走り続ける時間も伸びまくった

最終的に、1週間のうち平日5日、10kmを1時間かけて走る生活に落ち着くこととなる

ほぼ毎日10km、黙々と走る

身体は見事に痩せた
しかしそれよりも「瞑想効果」のようなものが素晴らしかった

1日24時間のうちランニング中の1時間、完全に外界からシャットアウトされる



走ってる間は曲を聞いていたけど(主にももクロ)、スマホをいじったりは勿論出来ない
デジデトや

デジデトでもあり、1人の時間も確保できて、しかも健康的

今考えても素晴らしい

---------

全然関係ないけども先日、バンドマンの友達となんやかんやで12時間ほど飲んだ日があった

炸裂


居酒屋をハシゴする途中、中華料理屋に入った

店の一番奥に通され、たまたま私が一番奥の壁際に座る事となる

私の背中側と右手側は壁、目の前にはテーブル、左手には友人が座る(お手洗いに行くためには友人に立ってもらわないといけない奥まった場所)

そこでの飲酒が進むにつれて、何故か急に暴れ出しそうな衝動に駆られた



特に何があったわけでもないし、会話も平和やった

それでもたまにこういう感覚に襲われたりする

今回は久々にその感覚が発生し、少し自分でも戸惑ったが心を落ち着かせて適当に乗り切る

----------

思い返せば、誰かと話している時に、突如「うおー!」とその場から離れたくなるタイミングが、子供の頃からちょこちょこあったな…と気づいた


それも2~3人の少人数で話している時ではなく、人が多い時になりがちやった

もちろん1人きりの時はそんな症状は出ない


過去、自分が友達との会話から「うおー!」って言いつつ離脱した事は無いハズや(ないよね?)


多分その都度感情を抑えて、「ス…」と何も言わずに輪から離れ、一人で外にフラフラ出ていく、みたいな事が多かったと思う

私と親しい友人達なら、私が急にフラフラとどこかに行くシーンが簡単に想像できるんじゃないやろうか

----------

そこで私は仮説を立ててみたんやけどな

私自身は、「ある一定のキャパシティを越えると一時的に一人になりたくなる」という性質があるのではないか?と思ったんやけど、多分これ正解やわ

----------

「会話」という行為に命を懸けてるわけではないけど、人に比べて情熱はあるという自信がある


なんとかして面白い事を言いたいし、なるべく気を遣ったりとか、あなたはこういう言葉が欲しいんかなとか、今の自分は説教クサくなってないかなとか、めちゃくちゃ試行錯誤しながら話す癖が結構ある



思考量は多く持ちたいが、いかんせん脳のCPU自体はヘボなので、たびたびショート寸前になるという感じや


悲しいかな、自分が「思考したい物量」に、脳というマシーンが全く追いついていない


1~3人程度との会話なら問題無いが、それ以上の大人数と話していたら、思考する対象がめちゃくちゃに増える

そうなると脳を休める時間も無くなる


しかし「会話」という行為に情熱を燃やす私は、出来るだけ参加はしたい

自分が言葉を発していなくても「今この人はこういう事を言いたいのであって、その解釈じゃないよ」とか考えてしまう

そういうスケルトンな会話も脳を追い詰め、ショートして、思考が一時的に完全停止する



そこで私は逃げ出したくなるんやろうと思う

脳をクールダウンさせて、平常運転に戻したい!

しかし会話は止まらない為、何も言わず、自分だけがフラフラと無言で離脱することとなる

----------

大人数での会話に限らず、1対1の会話でも稀にこういう事は起こる

密接な関係性であれば、その人の事や思考・行動パターンとかも考えつつ会話をする事があった

私は喧嘩が苦手や

もちろん、雨降って地固まる、とある通り関係性がより強固になる事もある

しかし、雨降って崩壊する事の方が多い

喧嘩中に脳がショートしたら、1人になれる時間を作って、脳を休める時間が欲しい!と言うても、相手によっては「は?」で一蹴である

----------

そんな私に対して、一番相性が悪い状況っていうのは、「どうあがいても一人になれない状況」やろうな

先述した、12時間飲んだ日の中華料理屋について

私が座っていたのは奥まったテーブルで一番壁際、隣にいた人(多分ヒワダコウタという巨躯男性)が離席しない限り、私はずっと死を覚悟したボンバーマン状態になり続ける

バイハドソン!



この点において、ヒワダに悪い部分は無く、自分がちょいちょい会話の手を抜き、脳を休ませる事で解決するし、「いつでも離席できる」っていう場所どりを心がけるのも対策になるな〜と思った

----------

「どうあがいても一人になれない状況」以上にもっと相性が最悪なのは、「一人にしてくれない人」やろうな


昔、ある話し合いをしている時に、自分のキャパシティを越えてしまい、尚且つ短時間じゃ回復しそうにないな、と思った事があった


話合っている相手に「冷静になりたいから今日は一度おひらきにして、別日を設けてもう一回話し合いの続きがしたい」と伝えた事があるんやけど、バチバチに拒否され続けた事がある

あの時はホンマに頭がイカレそうやったな~と思う


しかし、当時の自分が、もしも自分自身の性質に気づいていたら、うまく説明出来ていたら、と別ルートも考える

もうちょっと何とか出来たのかもしれない

しかし時すでに遅しで、これは雨降って完全崩壊パターンやな

----------

人生における失敗ってのは、えてして成功に繋がるわけではないんやろう

しかし失敗しないと、自分にとっての本当の正解は分からないんかもしれん

私のこの「脳がショートしそうになったら一人になってクールダウンの時間が必要になる」というややこしい性質も、「そういえば昔から自分ってこういうとこあるよな…」「なんであの時発狂しそうやったんやろう」とか、しつこく考えるから辿り着く答えもある


思考する事を放棄して「俺は一人の時間が必要や、孤独が結構好きなだけや」と短絡的に思い込み、それをそのまま周囲の人に伝えると地獄を見るやろう

そこにはまさに「いつも孤独やけど心は繋がりたがり」という、メンのヘラのオッサンが完成してしまうのであった


自分の失敗を、小さなきっかけを深く考えるようにしようと思った出来事でした


おしまい!

ほなお疲れい~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?