背中を曲げて歩くと膝の負担が減るのかも~日本の歴史+解剖学~

お久しぶりです
こば@kobakutsuです。

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鏡に向かって歩いて気付きました。

背中をやや曲げて歩くのも悪くないのかも。その理由は歩き出したときの股関節の向きです。一瞬で様々な思いが錯綜した考えも交えてざっくり解説します。


背中を曲げて歩くと膝の内側の負担が減るのかも

この主張の背景には、歩き始めの股関節の向きが関係しています。

背中を伸ばし、腰を立てて歩くと

太腿が外に捻れ→膝が外を向き→踵の外側から着地します。

これに対し、背中を少し曲げて歩くと

太腿は真っ直ぐ→膝も真っ直ぐ→踵の真ん中から着地する

背中をちょっと曲げて歩くと、関節が進行方向に対して素直な動きをしたのです。ネジレを伴わなかったので、膝の負担も少なく感じました。

理由:身体の運動連鎖

この理由はシンプルで、きっと身体の運動連鎖です。

背中を伸ばし腰を立てると股関節は外に開きながら後傾し、膝が外を向き、足首も同様の連鎖反応に入ります。しかし、背中をやや曲げることで、この連鎖が起こらず、より自然な歩行が可能になりました。※わたし比べ

3 股関節の運動連鎖 より画像引用

https://www.jmedj.co.jp/files/item/books%20PDF/978-4-7849-5897-9.pdf


教科書的には自然で当たり前の反応です。

しかし、背筋を伸ばし踵の外側からついて歩くのは、靴を履いているからできる、やってる動きです。素足やそれに近い履物で外でやろうものなら足裏だけでなく膝・腰にも響く。身体をちょっと曲げて全身をバネのように弾ませないと衝撃吸収しにくい。というか痛くて歩きにくい。

あと、靴を履く前の日本人はこういう動きをあまりしていなかったと思う。西洋靴を履きだして100年程度の島国日本の事情を考えたら不自然な動きなのかもしれません。

また、動物の進化は長年の年月をかけて行われます。人類史から考えたらそれがこの短時間で変えられてる。

最高の体調でも語られていますね!

身体はまだ旧石器時代と変わらない。だから、そのときから食べていたものを食べよう!それが現代病で内臓からの炎症への対策という内容。


人類史と日本人の伝統的な履物

わたしたち日本人がかつて履いていた踵のない履物。下駄、雪駄、草鞋などを履いて歩くと身体はやや前傾します。これは前重心で歩く履物であり、背中を伸ばし、踵から着地して後重心で歩く現代の靴とは異なる歩き方です。

背中を伸ばし、踵から着いて後重心で歩くことに我々はまだ適応できていない可能性があります。知らんけど。


背中を曲げて歩くことの利点

だから、昔から行ってきたような背中をやや曲げて歩くことは、膝の内側に負担がかかりにくくなりより楽に歩けるかもしれません。

これは、運動連鎖的話であり、人類史的な話であり、日本の伝統的な話でもある。現代人が忘れがちな身体の使い方かもしれません。

おすすめの本

ちなみに、この辺りは”直立二足歩行の人類史 人間を生き残らせた出来の悪い足”を見ると分かりやすく

歩く江戸の旅人たち

を読むともっと分かってくる。この辺りの本はほんとうに優秀

きちんと知りたい人はサピエンス全史から読むのがおすすめ!

万物の黎明~人類史を根本からくつがえす~

もとても面白かった。
ただ、電子書籍はないしめちゃめちゃ長い。


この記事を通じて、歩き方一つで膝への負担を減らすことができるかもしれないという新たな視点を提供します。日々の生活で少し意識を変えるだけで、健康な身体を維持する手助けとなるかもしれません。

いってらっしゃい! 😄✨

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