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2年間イビルツインを使ってきた人より、これからイビルツインを組むあなたへ その1

墓穴の指名者からトラブルサニーを守る会です
おはようございます
今日はね墓地を飛ばしてくる深淵の獣に抗議しにきました
皆さん!墓地メタカードの多い世の中生きやすいですか?
使用者たちは墓地なんとかしないと勝てないからやるでしょと言ってるんですよ
バァカ言ってる!!
墓地飛ばしてくるヤツは人間じゃないんですよ!
ムドラケルドウ打ってくる相手とどうやって共存共栄できるんですか!?

前置きが長くなりました。
ジェネシス・インパクターズからイビルツインを使っている、ぐっち〜と申します。
使用歴が長く、フリー用から大会用まで色々組んできたので、初心者向けの解説ができるだろうと思い書くに至りました。
SELECTION 5で組む人も増えそうですしね!

今回はイビルツイン初心者向けに、イビルツインというテーマの特徴を長所・短所に分けて語っていきたいと思います。初心者向けなので、スプライトなどの混合や、手札誘発の使い方みたいな応用的な話はなく、イビルツインというテーマのことしか語りません。
私がイビルツインを大会で使用しているため、ガチ視点の多い解説にはなりますが、ガチ層・カジュアル層関わらず知っておいた方がいいことなので、大会行かないよって人も是非目を通してほしいです。

個々のカードの解説は別の記事で出す予定です。簡単な効果が多いので今更出す必要も薄いとは思いますが。
次以降は相性いいカードの案とか、自分の考えたイビルツインについてのお話になると思います。
私のイビルツインの記事は全てOCGの話になります。マスターデュエルはやりこんでいないので作れませんので悪しからず。ふわんにロンギ投げときゃ勝てんじゃねーの?

イビルツインの特徴と長所

かわいいね
 デッキビルドパック ジェネシス・インパクターズでカテゴリ化された「イビルツイン」と名のついたカード群。
 属するモンスターは全て悪魔族で統一されている。
 ライブツイン・キスキル・リィラの3つのカテゴリとサポートカードの多くを共有しており、4カテゴリで1つのテーマデッキを組むデザインとなっている。
遊戯王カードwikiより

おそらく、今から組もうとしている方はそのビジュアルに惹かれて組もうとしているのでしょう。斯く言う私もその一人でした。
…まぁ、『Evil★Twins キスキル・リィラ』のイラストが好きで組もうとしたら、全く世界観の異なるカードイラストがいっぱい出てきて困惑したんですけどね〜!怪盗のイケメン女2人だと思ったら謎のバーチャルライバーが出てきて騙されて、以降日本のKONAMIがそっちをプッシュし続け怪盗絵の新規はなかなか出ずサプライも(日本では)出ず!今回の新規絵も可愛い路線で望み通りにならなかった私の気持ちがお前たちにわかるか!?出してくれ!怪盗絵!!出さないのであれば我々は血が最後の一滴になるまで戦う!!!





閑話休題。
イビルツインというデッキについてですが、いくつかの特徴を持ちます。

①:初動枚数が多い
②:毎ターンアドバンテージを稼げる
③:展開が簡単
④:リンク値を伸ばしやすい
⑤:ランク2が組みやすい
⑥:貫通力がそこそこある
⑦:デッキの空きスロットが多い
⑧:ET・EDに強い


①:初動枚数が多い

左下の顔好き
><顔が好き

イビルツインはとにかく初動が多いです。
メインデッキの核となる『Live☆Twin キスキル』『Live☆Twin リィラ』はお互いがお互いをデッキから特殊召喚する効果を持ち、どちらかを引いていれば1枚で展開することが可能です。
また、それらをサーチすることが可能な永続魔法『Live☆Twin トラブルサン』、デッキからの特殊召喚を行う速攻魔法『Live☆Twin エントランス』、この魔法2枚をサーチ可能な『シークレット・パスフレーズ』が存在します。
全部無制限なので、最大15枚です。
40枚デッキとしたら、その37.5%が初動になります。また、テーマではなく種族のサポートとして『サイバネット・マイニング』が存在し、それも3積みすると最大18枚です。この安定力はイビルツインの1番の魅力と言っても良いのではないでしょうか。
現実的な採用ラインの話をすると、『エントランス』『マイニング』は手札コストを要求するのでそれぞれ1、0の採用が多いと思います。エントランスは貫通札になるのでイビルツインをメインで組むなら1枚採用がメジャーだと思います。マイニングは『マイクロ・コーダー』などサイバース族との混合であれば採用も視野だとは思います。
キスキル3、リィラ3、トラブルサン3、パスフレーズ3、エントランス1とすると13枚で、40枚デッキと仮定してもデッキの1/3が初動、それらが1枚初動に来る確率は87.7%になります。ほぼ弾けますね。
私は引けません。Live☆Twinへの愛が足りないからでしょうか?????

「そこに愛はあるんか?」


②:毎ターンアドバンテージを稼げる

おれはキスキル派!!
でもリィラの脚もエッチだ!!

リンクモンスターの『Evil★Twin キスキル』は、
フィールドにリィラが存在する場合に特殊召喚されると1枚ドローすることができます。『Evil★Twin リィラ』は、フィールドにキスキルが存在する場合に特殊召喚されるとフィールドのカードを1枚破壊します。
そして、イビルツインはお互いのターンに墓地からキスキルとリィラを特殊召喚する効果が多く、毎ターンキスキルを特殊召喚すれば手札が増え、リィラを特殊召喚すれば相手の場を荒らせます。
実にシンプル。この2人でどんどんアドバンテージを稼いで差をつけ勝利するのがイビルツインの基本です。
ライバルに差をつけろ。



③:展開が簡単

高かったね
コスト制約重いけど割と重宝するぜ!

イビルツインは1枚で展開することができます。
そして、その展開が(純構築であれば)テーマカード内で収まるのでシンプルです。

Live☆Twin下級モンスター召喚→相方特殊召喚→Evil★Twinキスキルリンク召喚→キスキル効果Live☆Twinリィラ蘇生→Evil★Twinリィラリンク召喚→リィラ効果Evil★Twinキスキル蘇生→キスキル効果1ドロー→Evil★Twin2体を素材にEvil★Twin's トラブル・サニーをリンク召喚

下級モンスターはLive☆Twinキスキル、Live☆Twinリィラどちらでも良いです。

初動1枚から2枚ドロー+1破壊(相手ターン含む)がEvil★Twinの基本展開です。
トラブルサニーは相手ターンに墓地からキスキルとリィラを特殊召喚し、Evil★Twinの2人のドローと破壊を好きなタイミングで行えます。妨害数としては1ですが、ドローで手札を増強し手札誘発や罠を引くことで妨害を増やせます。
また、2ターン目からであればトラブルサニーの蘇生効果を自分ターンに使い、バトルフェイズに最大5500ダメージを取ることができます。

④:リンク値を伸ばしやすい

絵違い日本実装はよ(2022/11/3)

Evil★Twinキスキルとリィラの効果は、お互いを蘇生するものです。
例えば、Evil★Twinの2人が場にいる状態で、手札からモンスターを召喚し、Evil★Twinのどちらか片方と一緒にリンク素材にするとリンク2・3のモンスターを召喚できます。そして、その後墓地の片方を蘇生できます。
こうすると、どんどん場にモンスターが増えていきます。すぐに蘇生が可能で実質リンク素材がタダで、元々リンク2なので、3・4を召喚しやすいのです。
ただし、Evil★Twinの蘇生効果の発動後には悪魔族モンスターしかEXデッキから召喚できない点には注意。

⑤:ランク2が組みやすい

再録で欠損しました。絶対に許すな。

Live☆Twinは全てレベル2です。召喚権でLive☆Twinキスキルかリィラを召喚し、相方をデッキから特殊召喚するとレベル2が2体揃いランク2を作れます。
ここからダウナードマジシャンを通してアーゼウスにもいけるので、後手捲りで重宝します。
スプライトとも相性が良いです。

⑥:貫通力がそこそこある

こいつのシク引いたことある
最初は微妙だった

Live☆Twinの下級は召喚権を基本的に要するので、そこに灰流うららや無限泡影を喰らうと死にます。が、Live☆Twinにはそれを解決する便利なモンスターが2種類存在します。
『Live☆Twin キスキル・フロスト』『Live☆Twin リィラ・トリート』です。これらは場に相方がいれば手札からチェーンブロックを組まずに特殊召喚可能です。
例えばキスキルが無効になっても、リィラトリートを持っていればそのまま展開可能です。
もちろん都合よく引けるわけではないですが、『Live☆Twin トラブルサン』からのサーチが可能なのでその点は問題ありません。
また、デッキから特殊召喚する効果を持つ『Live☆Twin エントランス』も貫通札になり得ます。手札コストと制約は重いですが、デッキから盤面にいない方のLive☆Twinを出すことで展開を続けることができます。
なので無効系誘発・妨害にはある程度強いです。
2枚以上の除去と増殖するGは無理です。諦めましょう!!

⑦: デッキの空きスロットが多い

イビルツインのデッキの核はここまで紹介したLive☆Twinキスキル、リィラ、フロスト、トリート、パスフレーズ、トラブルサン、エントランスになります。7種類なので、全て3積みしても21枚です。
サーチ可能な貫通札のフロストトリートエントランスパスフレーズは削れますし、人によっては初動枚数が過剰で初動を削ったりもします。最低10枚前後で基本展開が可能なので、残りのカードは自由に入れることもできます。
手札誘発を入れるもよし、混ぜ物をするもよし、世界観が近いカードで固めるもよし。拡張性は高いです。
ただし、Live☆Twin下級の効果は他にモンスターがいると打てないので混ぜるものには注意です。相手ターンに何かできたり、追加で展開できたり、イビルツインの展開を阻害しないものがおススメです。

⑧:ET・EDに強い

サニーのこと最初トラブルさんって呼んでた

これはマッチ戦に限った話ですが、トラブルサンのバーン効果で勝てることが時々あります。相手が1度召喚するごとに400のライフ差がつくので、展開デッキであればあるほどET・ED内での勝利がしやすくなります。
トラブルサニーがダメージ与えやすいのも込みでET・EDに強いといえるでしょう。
また、リィラ・トリートの攻撃力ダウン効果も優秀です。リィラ・トリートはマジで勝敗を分ける時あるので、また別の機会に熱く解説したいと思います。


いいところがたくさんですね!!!!!組め!イビルツイン!!!!!!!!!!
ですが、これから組む皆さんには是非弱いところも知っていてほしいので短所も公開します。


イビルツインの短所

今回の記事が「イビルツインを組むあなたへ」なのは、悪いところも知ってほしいからです。
絵が良くて長所も多いですが、環境にいないのは悪いところがあるからなんです。悲しいですね。手が良くて長所が多くて環境にいるヘイトデッキティアラメンツは他のデッキに謝罪しろ!!!
あとここで紹介する弱点を突いて私を倒そうとするのはやめてくださいね。絶対に。そんなことしてもお前が強くなったわけじゃないぞ。

①:初動展開止められるかターン中継続する効果もらったら終わり

許すな

貫通力が高いと言いましたが、「そこそこ」です。うららと泡影を同時に撃たれたらキツイですし、少し前やMDであればPSYフレームギア・γと朱光の宣告者はかなり厳しいです(無効+破壊なのでフロストトリートの特殊召喚条件が満たせないため)。
また、増殖するGとディメンション・アトラクターについては撃たれたらかなり厳しいです。ランク2を立てて終わり…Gの場合それでも2枚引かれたりするので重すぎるというのが私の本音です。
冒頭で墓地除外へのヘイトスピーチを垂れ流した通り、墓地除外に滅法弱いです。D.D.クロウ、深淵の獣が天敵です(深淵の獣はスプライト混合ならケア可能)。
難しい。

②:後手捲りに弱い

リンクは攻撃なので踊り狂って死ぬ♠︎

後手捲りにも弱いです。トラブルサニー1枚でターンエンドした場合の話ですが。
トラブルサニーには耐性がなく、サンダー・ボルトやライトニング・ストームにチェーンして逃げたところでそこまで意味がありません。
また、リリースして発動なのでリリースしたサニーに墓穴の指名者を喰らった瞬間終わりです。次のターンもサニーが使えないので捲りはほぼできないモンだと思ってください。
一滴ぶちまけられてもダメ、壊獣もダメ、クシャトリラフェンリルもサニーを強制的に使わせられる。
唯一、拮抗勝負には強い…かも。

③:イビルツインのみでは伸びない

イビルツインのみでできることはドローと破壊でシンプルに強いのですが、裏を返せばそれ以上のことはあまり出来ません。
○○を無効にするだとか、○○を手札に戻すとかもできない。イビルツインのみだとミラジェイドの安全処理に苦戦するレベルなので、本当に伸びないです。

④:永続罠カード怖い

サニーで割ることはできるぞ

御前試合、センサー万別、群雄割拠、スキルドレイン、すべてが神経に障る!なぜ貴様は何も考えず、何も感じずにこんな真似が出来るんだ!答えろっ!!

⑤:裏守備がキツい

恐竜の悪魔

月の書ですら終わり。
裏守備はリンク素材にできない。現実は非情である。

⑥:初動被りがキツい

Live☆Twin下級に召喚権を割くので、2枚握っていてもしょうがないのです。その時点で「使えないカードが手札にある」ということなので、1ハンデス。
なので、下級の枚数を減らしてトラブルサンやパスフレーズで初動を安定させる方もいますね。私は引きが弱いのでそんなこと出来ません。自慢じゃないけど初動14積んでも結構来なかったよ。

⑦:メタビートは無理

嫌い

バァカ言ってる!
おれのどこが差別主義者だ!
差別っつーのわねぇ、展開デッキが、展開デッキに対して!行うもんなんですよ!
だから!メタビートに対する差別なんてものはこの世にないんですよ!

Live☆Twinの打点が低いせいでボーダー結界像パキケファロの突破が異様にキツいですし、ネクロバレーや裂け目マクロコスモスもキツい。
そもそもキツくないデッキが少ないですよね!

それを踏まえて

弱点を理解しているからこそ、それをカバーするカードを採用して戦えます。
例えば、パワーを上げるならスプライトを投入したり…。罠を入れて妨害数を増やしたり。
先述した通り拡張性が高いのがイビルツインですから、いろんなパワーカードを入れてデッキを増強しましょう。
そして、勝つなら敵を知ることが大事です。イビルツインは環境に合わせてデッキ構成を変えられるので、自分に影響のない範囲でメタカード・対策カードを多く積むことができます。実際メインニビルやってた時とかあったし。
おのれを知るということはいい教訓ですが、敵を知らなさすぎては勝てません。

今回は長所と短所についてでした。
次回は私の構築について書きますので、興味がありましたら是非。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
質問・意見等は、ぐっち〜 ( @gucchioverdrive )のTwitterまでお願いします。

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