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神奈川リーグドラフト候補〜桐蔭のエース・菊地大稀〜

こんばんわ。Yです(@kngw_baseball)

第一弾の梶原選手、第二弾の飯田投手と懲りずに勝手にやっている神奈川大学野球連盟のドラフト候補紹介。第三弾として今回も(勝手に)ご紹介するのが、新潟県の佐渡高校時代からプロ注目として名前が上がっており、進学した桐蔭横浜大学で順調に経験を積んできている菊地 大稀投手を取り上げていこうと思います。


略歴

新潟県の佐渡高校では1年夏からベンチ入りをし、2回戦で惜しくもチームは敗れるものの自身は2回無失点のデビューを飾ると、2年秋からはエースナンバーを背負う。オフシーズンのトレーニングを経て3年春には143キロを記録すると、その後に146キロまで伸ばした。最終的には高校最後の試合となった夏の初戦では10球団のスカウトが視察に訪れるまでに注目をされる存在に。桐蔭横浜大学進学後は投手陣の層が厚く、中々出番が巡ってこなかったものの2年春にベンチ入りをすると3年秋から先発としてリーグ戦に登板。最速も148キロまで伸ばした。


最速と持ち球

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最速148キロ(横浜スタジアムの球場ガンで計測)を記録する本格派右腕。平均球速としては143キロ〜144キロの間だが基本的に平均球速が落ちることがなく、どのイニングでも同じボールを継続して投げることが出来る。このストレートを軸として、カウントを稼ぐボールとして使うカーブ、そして決め球として操るのがスライダーの2球種。カーブは球速が110キロ程度とストレートとの球速差が大きくアクセントになっており、スライダーは曲がりが非常に大きく空振りを取ることが出来る。


投球スタイル

1イニングに1つ以上のペースでスライダーを武器に三振を多く奪える投手。制球も大きく乱れて四死球絡みで失点をするケースが少ないだけに試合を作るという部分では計算が立つ投手ではないでしょうか。現代野球の投手で言えば球種数は少ないと言われることが多いが、この2球種でも相手打者を打ち取れる投球術は大学生離れしていると言えるのではないでしょうか。


リーグ戦成績

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(上記成績は10/3試合終了時点)

怪我の影響やリーグ戦の中止などの影響で登板数は少ない部分があるものの、最終学年を迎えた2021年は安定感抜群の成績を残している。ドラフト前のリーグ戦は終了(※)しており、8試合6試合で先発やリリーフで登板するなど大車輪の活躍を見せた。下級生の頃は登板機会自体が多くなくイニング数も少ないが、必ず1イニングに1つは三振を取っている辺りのポテンシャルは上位クラスのものを持っているのではないでしょうか。


総評

高校時代からNPBスカウトが注目していた右腕。4年間での登板数だけで見てしまうと同じ神奈川リーグからNPB志望届を出した飯田 琉斗よりもかなり少なくなっている。しかし、登板数が少ないだけで成績で比較すると遜色ない成績である。特に今年の6月の大学野球選手権では3月に痛めた右足首の怪我明けでリーグ戦登板が少なかったのにもかかわらず、見事に状態を上げて好投を見せるなど大舞台の強さも持っている。大学野球選手権での敗退後、1週間500球の投げ込みを敢行。下半身主体で投げられるようになってから制球力が向上し、秋の好成績に繋がっているだけに吉報が届いて欲しい


以上が菊地投手の記事になります。

ドラフトまで残り数日。神奈川の選手に吉報が届くことを祈っています。

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