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「豊前市 商店街の"これから"を考えるミーティング」第3回目開催レポ- 若手から商店街への提案「まちのOSを向上させる朝カフェを作りたい」

こんにちは、豊前観光まちづくり協会note編集部です。

昨年11月1日に開催された「豊前市 商店街の"これから"を考えるミーティング第2回」に引き続き、第3回目が2月1日に開催されました。

第2回目では以下の記事でもお伝えしたように、空き店舗の見学と交流会を行いました。

第3回目では具体的な活用策等についての報告が行われました。
その様子をこの記事でお伝えします!

ミーテイングスタート前、開催場所の隣では交流会の準備が

ミーティング受付時刻より早めに開催場所に到着すると、隣のスペースで準備をしている方がいました。
豊前市役所商工観光課の中西さんです。

写真中央が中西さん

「何をしてらっしゃるんですか?」とお尋ねしたら

「交流会で食べてもらえるよう、『豊前海ひとぶつ牡蠣』を炭で焼くんですよ。そのための準備です」

なんと、あの豊前の特産品であるブランド牡蠣を炭で…。期待が高まります。

豊前海ひとつぶ牡蠣とは

豊前観光まちづくり協会ホームページから画像引用

「手間隙かけて一粒一粒丁寧に表面を磨いて殻付きのまま出荷する」ことから名づけられた「豊前海一粒かき」は、栄養豊富な豊前海のミネラルをたっぷりと含んでいます。他の産地の牡蠣と比べ、殻に対し粒が大きいのが特徴です。口に含むとプルンとした触感が楽しめ、濃厚な風味が広がります。

豊前観光まちづくり協会ホームページ

木藤さんの司会からイベントスタート!

このイベントは、豊前市のプロジェクト「ハレノヒ」実現プロジェクトの一環です。
プロジェクトマネージャーである木藤さんの司会でイベントが始まりました。

第二回目のおさらい。

第3回目のプログラムはこちら。
「はじめの挨拶」→「商店街への提案(若手チームKIC)」→「JR九州吉田さんからの報告」→「次年度に向けて(田北・木藤)」→「おわり」の後は交流会が続きます。

若手チームKICから商店街への提案

豊前を中心に京築の若者たちが集まるコミュニティ「KIC(KEICHIKU INNOVATORS CREW)」から商店街への提案が始まります。

KIC代表 末田さん(現・豊前市地域おこし協力隊)
意思表示するための札(二枚のカードの表面と裏面に別の言葉が書かれていました)
発表はKICのメンバー尾家さん(現・豊前市地域おこし協力隊)

尾家さんは豊前市生まれで、進学のため中学高校から豊前を離れ関東で就職していた方ですが、生まれ育った豊前で挑戦がしたいと豊前に帰って来られ、現在は豊前市の地域おこし協力隊として働いています。

豊前の主要駅である宇島駅の駅前で、古着屋も運営されています。

豊前のことも、外の地域も知っている尾家さんの提案は「まちのOSを向上させる朝カフェを作りたい」でした。

なぜ朝カフェを豊前に作りたいのか。

それは2022年にコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 豊前」がオープンしたものの朝食の提供は無く、かつ市内には朝早く朝食がとれる飲食店が少ないため、潜在的な朝カフェのニーズはあるということ。

また、朝の時間帯を有効活用できる豊前市民に交流や学びの場を作りたいこと。

朝に時間が使える人たちと、使えない人たちを分断するのではなく、朝の時間帯を有効活用できる人たちが、参加したくても時間の問題などで参加できない人たちの分まで活動して、町を活性化したいとの思いを持っての提案でした。

「何かしたい」と思った時に周りの人たちと協力し合えるように、アイデアを発信する場所を作りたいと。

「朝カフェ」という場を介して、つながりやアイデアを生み出し、商店街を持続的に活性化させる仕掛けづくりです。

他の地域でもカフェを活用して成功した取り組みを事例として紹介。

豊前でも試してみませんかというお話でした。

豊前観光まちづくり協会の会長

「いいね、あったら仕事前に行くよ!」とは豊前観光まちづくり協会の会長田北さん。

前回も出席されていた、豊前市出身・現熊本県在住の方。
質問に対して回答する尾家さんに、にこやかに応えます。

果たして会場は若手からの「朝カフェ」の提案になんとジャッジするのでしょう。

ひとり二枚のカードが用意され、表と裏にそれぞれ別の言葉「あり(赤)」「なし(青)」と、「出資できる(黄)」「協力できる(緑)」が記載されていました。

4つのうち、皆さんどれを選ばれるのでしょうか。

結果は「あり」「協力できる」がほとんどでした!

(背後から撮影していたので裏面ばかりが見えています…泣)

「協力できる!」札を上げていたのは市内でスポーツジムを運営している方でした。

スポーツする方は食事も大切だから、きちんと朝食が取れるカフェができるのは大歓迎とのことでした。

豊前市役所商工観光課の課長である井上さんも、新しくできたホテルに朝食提供が無いことがずっと気がかりだったそうです。

豊前市役所の商工会の会頭である上田さんも「朝カフェができたら自分も行きます」と仰っていました。

KICのメンバー最年少の方も、「カフェのお手伝いなど、自分ができることがあれば協力します」

この場所が既に「挑戦しやすい場」に見えました。
朝カフェという形でこの方たちが、より多くの人たちと出会うとしたら、たしかにこの町で何か始まりそうな予感がします。

まだまだ続きます!

盛りだくさんの「豊前市 商店街の"これから"を考えるミーティング」第3回目の続きは次回の記事でお伝えします。

豊前のブランド牡蠣を焼く準備を続ける豊前市役所商工観光課、中西さんと西村さん。

イベント開催場所は

豊前市のイベントスペース&コワーキング&シェアオフィス等複合施設


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