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激務系ワーママが「食事の支度」を仕組み化してみた

数ある家事の中で、最も頭と時間を使うもの。
それは食事の支度だと思うのです。

家族の好みを考慮しながら、毎日毎日、色とりどりの作品をいくつも作り上げる。こんなにクリエイティブな家事、他にあります?
しかもそのクリエイティブな作品たちは、ものの数分でパートナーや子供達のお腹の中に吸い込まれてこの世から消えてしまう。こんなに儚い家事、他にあります??

激務系ワーママな私は、なんとかして平日の睡眠時間を5時間確保したい一心で色んな家事を時短することに命を懸けていました。
今回はその中でも、食事の支度という超クリエイティブな家事をなるべく非クリエイティブな作業とするべく仕組み化したことについて書きます。


このやり方が役に立ちそうなご家庭

  • 平日のご飯はなるべく自炊したいご家庭(家族の健康のため、食費節約のため、保育園の連絡帳に「レトルト」と書きたくない謎のプライドがあるため(←私))

  • 自炊はするが、そこまで凝った料理を日常的には欲していないご家庭

なお、我が家は夫婦ともにリモートワークのため、朝・昼・晩の3食を自宅で食べています。
朝は固定メニュー(食パン、卵、バナナinヨーグルト)、昼は娘が保育園で大人だけのため適当(前の晩の残り物、レトルトや冷凍食品)のため、こちらの記事では「晩ごはんの支度」のみについて書いています。

1.献立を作る

私は残念ながら、「冷蔵庫にあるものでぱぱっと作ったよ」ができるスキルを持ち合わせていません(いつか、言ってみたい)。
ですので、毎週末に翌週平日5日分の献立をかちっと決めます。
献立がもう決まっているという状況をつくることで、「今日のごはんどうしよう」と冷蔵庫前で白目を剥く絶望感や、「あ、なんか今日ミソ味のものばっかになってる」的な事故は減らせます。

なお、献立を作る際は「素材」や「調理法」でパターン化してしまうと考えやすいです。飽きたら数ヶ月おきにパターンは変えます。
以下は以前の我が家の主菜の例です。

  • 月曜:鍋で煮込み料理(カレー、シチュー、肉じゃがなど)

  • 火曜:月曜の料理のアレンジ(ドリア、卵とじなど)

  • 水曜:焼き魚

  • 木曜:豚肉×炒め物

  • 金曜:鶏肉×蒸し物orレンジ調理

なお副菜は、「葉物野菜×茹でる×和える」と「豆腐×味のある既製品(キムチなど)×乗せる」がほとんどです。
質のいい調味料に課金するとそれだけで大体美味しくなります。

2.献立はストックして使い回す

いやいや、そもそも献立を考えるのが面倒くさいんです、という声が聞こえました。間違いない、それはそう。
世の中には献立を提案してくれるようなサービスやアプリもあります。しかし、ド平日の晩ご飯に「スパゲッティ・アッラ・ペスカトーラ 漁師風スパゲッティ」なんて提案された日には殺意しか湧かないのです(実話です)。

そこで我が家では、夫と私の2人のLINEグループを作り、そこに1週間分の献立・レシピ・常備食材以外の買い物リストを書き溜めています。

 夫婦ふたりのライングループにひたすら献立・レシピ・買い物リストを溜めていく。各日の上段が昼ごはん、下段が晩ごはんの献立。

もう1年分(50週分超)以上の十分な量になったので、いまはその週のメインの材料を決めて、それを使い切れるような過去の献立から選びます。献立はもうイチから考える必要はなくなりました。

例えば「キャベツ」と打つと、過去の献立が沢山ヒットします

この週の献立微妙だったな、口に合わなかったな、と思うものは次から検索出来ないようにトークから削除していきます。
データが溜まるまで少し時間はかかりますが、我が家の献立実績が一番我が家の味覚や冷蔵庫事情にマッチして良いなと思っています。

他のメモ系アプリを新たに使うことも考えましたが、結局、LINEのグループトークに残すだけで十分機能しています。スマホに色んなアプリが増えるのが嫌でなるべくまとめたい派なので、丁度良い感じです。

3.食材は生協(コープ)にまとめて発注する

生協(コープ)の宅配を頼んでおりそれが金曜に届くので、その食材と冷凍のストックの残り具合などを加味しながら翌週分の食材発注も週末に済ませます。
献立分の食材はすべて頼むので、スーパーに買い物に行く必要もほとんど無くなります。 

4.食事の支度は週末にまとめて作り置きする

日曜に1時間半ほど夫に娘を託し、全集中の呼吸で5日分のごはんを作りきります。主菜・副菜×5日分なので、合計10品ほど。
平日はこの作り置きを温める+サラダ(という名の生野菜にドレッシングかけただけのもの)は毎日、汁物(ほぼ味噌汁のみ)は2日分を一度に作ります。

ごはんを毎日作るのと作り置きはどっちが楽?論争はありますが、個人的には作り置きのほうがごはんの支度時間のトータル時間は短くなると感じています。

ちなみに節約できるのはごはんの支度時間のうち、「調理時間」ではなく「準備・片付けの時間」。調理時間はそんなに変わりません。

ごはん支度時間=準備(節約可)+調理+片付け(節約可)

野菜くずをシンクで集める、まな板を洗う、などの作業は、毎日やるより5日分まとめてやるほうが時間の節約になります。

5.基本は「蒸す」「煮る」「レンジ」で調理する

「炒める」という作業は避けています。週に1品程度しか作りません。
油に攻撃されるのが怖いからという理由もありますが、炒めている間は手が塞がって他のものが作れないからです。
「蒸す」「煮る」だと、初期設定(材料と調味料を入れる)だけして火にかけておけば、他のことに手が使えます。
「レンジ」もフル活用します。
レンジ調理についてはこちらのレシピがどれも美味しく、かつ日持ちの目安も書いておりすごく便利で愛用しています。

まとめ

家事の中でもトップ・オブ・クリエイティブな食事の支度を、非クリエイティブな作業にするべく仕組み化すると、激務系ワーママの睡眠時間確保にかなり貢献できました。
もちろん究極の時短は「外注化」です。娘たちが大人と同じ食事を取れる年齢になったら、宅食や料理代行も試してみたいと思います。

ちなみに2人目育休中の今も、上記の「4.食事の支度は週末にまとめて作り置きする」以外は継続して実施しています。 
3歳の長女がすっかりお料理にハマっているので、最近は保育園から帰宅後に2人でのんびり晩ごはんの支度を楽しんでいます。育休最高!

忙しいお仕事をされながらも自炊を頑張りたい!でもクリエイティブな頭と時間はもうどこにも余っていない!という方のお役に立てれば幸いです。

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