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「無花粉」のスギとヒノキが日本を救う!

やっと、花粉症の季節が一段落してきました。
毎年、私は花粉症の季節には日本から離れようと真剣に考えています。
業務効率が悪いですからね。

テレビを見ていたら花粉症の時期は沖縄で業務をする会社を特集していました。アリですね。
テレワークができる会社では、花粉症から避難する従業員が増えそうです。

今回は花粉症について書いてみます。


1.無花粉の苗木に植え替えが促進されている


自治体では花粉症対策として、無花粉のスギやヒノキへの植え替えに力を入れています。
林野庁が公表した資料によれば、2021年度の花粉の少ない苗木のシェアが50%を超えたようです。「花粉の少ない苗木」には「無花粉の苗木」も含まれます。

【図表1:花粉の少ない苗木の生産量等の推移】

出所:林野庁ホームページ

既存のスギ、ヒノキが無花粉に置き換われば、日本の花粉症も減ります。
これは、期待です!

2.花粉症の経済損失は?


花粉症の有病率は年々増えています。具体的な数値を示しておきましょう。

図表2は1998年~2019年の10年ごとの花粉症有病率を示したものです。
1998年には19.6%であった花粉症患者が2019年には42.5%まで増加しています。

今や花粉症は日本の国民病と言われています。
皆さんの多くは花粉症に悩まされているでしょう。私もそうです。

【図表2:花粉症有病率】


花粉症は不快なだけでなく、大きな経済損失を発生させます。

パナソニックの調査によれば、花粉症で労働力が低下することによる経済損失は日本全体で1日に約2,340億円らしいです。

さらに、エスエス製薬によれば、スギ花粉の飛散する時期は2月中旬から4月中旬の2カ月、ヒノキ花粉は3月中旬から4月中旬の1カ月とされています。

つまり、日本全体で約2カ月間花粉症の症状が継続すると仮定し、経済損失額を計算すると約14兆円(2,340億円×60日)になます。

経済損失として14兆円は凄い金額です。

「無花粉」のスギとヒノキが日本を救う!

はやく、無花粉の植え替えが完了してほしいですね。


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