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最終出社日の感じ。

 移住するまで残り数ヶ月。会社を辞めた後の期間の過ごし方も見え始め、いよいよ感が出てきたところで、最終出社日を迎えました。新卒から入って約3年半働かせてもらった会社を退職です。

 引き継ぎややらなければいけない業務はだいたい終わらせていたものの、当日になって思い出した業務があったり、物理的な片付け、退職手続きなど、バタバタと過ごしました。ちょうど社長もいたタイミングだったので、一言だけ挨拶もさせてもらい、何だか節目という感じです。

 僕自身にとってはこの会社で過ごす最後の時間ですが、他の人からすると通常営業の日。特に営業のシマは相変わらず皆さん忙しそうに外に出たり入ったりしているし、僕が最終日ということを知っている人も居れば知らない人もいる。そうこうしているうちに終業時間となり、会社に残っているお世話になった先輩方に挨拶をして帰ります。

 たいがいの先輩は最終出社日であることを知らずに「えー!今日なの!?」という反応をもらいながら、少しお話させてもらい、色々な人とのお別れタイム。そんな事をしていたので、普段はさほど絡みのないエンジニアチームのマネージャーも声をかえてくれ、最後は拍手でお見送りをしてもらい、オフィスを出ました。

 正直、大した成果を残すことができず悔しさを残しての退職だったので、見送りいただいた先輩方に対しても感謝より申し訳なさの方が勝っていました。いつも出入りしていた従業員入口の前とオフィスの正面玄関前で一礼だけして、エレベーターに。寂しさや悔しさ等いろいろな感情が渦巻きながら、強く感じていたのが「このまま終わらんぞ」という気持ち。

 移住することを人によっては逃げとか、都落ちのように捉えられることもありました。自分はそうと思っていないけど、結果を出せていない事実をみれば、そりゃ仕方ない。実際に悔しさを持って退職した訳だし。だからこそ、沸々と湧いてきた「ここからやってやるぞ」という気持ち。足早にオフィスビルを後にしました。

 最終日ということで、大阪に居た同期が送別会を開いてくれ、新人研修時代の話や今の仕事のこと、移住後の事など色々話しました。やっぱり同期は心を許せる存在だし、特別に感じます。農業をやるということで、お祝いに農作業グッズをもらったりして、会お開きに。やっぱり同期との時間は楽しかったので、特に仲の良かった一人とは何件かハシゴ酒もして帰路につきます。

 酔った感情もあって、一人歩いて帰ることに。よく通っていたオフィス街をみて思い出に少し浸りながら歩き抜け、深夜2時頃に帰宅したのでした。

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