見出し画像

移住を決意してからやっていたこと

 週末に丹後へ行った時間はまるで別世界の出来事だったかのように、月曜日を迎えると満員電車に乗りながら梅田のオフィス街を歩く自分が居ました。移住の方向性が見えたとはいえ、サラリーマン生活に変わりはありません。朝起きた時の気分は少し軽いですが、会社にいけば仕事の事でアタマは一杯。

 平日をなんとか乗り越え週末は発散するかゆっくり過ごす事もありますが、丹後での出会いがあってからは移住に向けて具体的な行動を二人でしていくことにしました。丹後から帰る道中では涙流すくらい気持ちが盛り上がり、時間が経過して冷静になってみても、やっぱり丹後への気持ちは変わりません。「移住先は丹後かな。」そうと決まればいつ移住するのか、です。

 移住を決意したのが3月くらい。退職のことや大阪での生活を整理していたら半年~1年くらい先になる。移住してからの生活イメージや、何がしたいかを話し合いながら準備を進めていきます。

 とりあえず大阪に居るうちにやったことは、モノを減らすこと。移住先の部屋は大阪時代より広くなる予定でしたが、引っ越し費用を少しでも抑えたかったので、いらないものをとりあえず整理。大きいモノだとベッドを無くして布団生活に変えました。移住先の家は畳の部屋と分かっていたので、ベッド持って行く想定が無く、だったら処分してしまおうと。布団生活にした結果、日中の生活スペースが広くなったり思わぬメリット感じる結果に。

 あとは、スマホの契約を変えました。当時は格安スマホプランが出始めていた時期で、把握はしていたけど既存キャリアの契約をしていたので、固定費を下げる為に二人共スマホプランを変更します。移住先で電波が無かったらアカンので、どのサービスが良いかを比較して変更手続きです。移住することで生活コストは下がりますが、収入も下がるので、お金の計算をした上で、削れるトコから削る準備です。

 そんなこんなで、移住に向けた準備で週末が潰れるなんて日もありましたが、ちょっとずつ生まれる変化が楽しかったり、自分たちで新生活を切り開く感覚が楽しくもありました。大阪に居た友達にも少しずつ伝え始め、驚きながら肯定してくれる反応も多かったかな。

 移住することにワクワクを憶えつつ、準備が進んでいくにつれて大阪に対する名残惜しい気持ちもあって、思い出の飲み屋を妻と二人でよく周りました。ずっと暮らすイメージは持てなかったけど、移住後もたまに飲み歩きに帰る大阪は僕らにとって大好きな街であったのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?