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マーケティングの目的はただ1つ、共感を生み出すこと

サイモン・シネックも言っているが、人の行動をうながす方法は2つある。2つしかない。
第一に、操作する。
第二に、鼓舞する。

「愛してるから、早く帰ってきてね」というのも、実は操作だ(笑)

「オレたち、親友だよな?」も、操作である。見返りを期待してる。

マーケティングは操作だと思っている人が多いけれど、実はぼくの定義では、操作ではない。

「値下げで買ってもらう」というのをマーケティングだと思っている人がいるが、違う。ある店など、365日24時間「半額 50%OFF!」と叫んでいるが、こうなると「半額 50%OFFの価格」は定価ということになる。アタマ悪いのである。

日経XTREND記事かと思って読んでたらサントリーのプロモーションだった。

購読料払ってるのに広告を見せられている。これによってぼくがインスパイア(鼓舞)され、「じゃ、買ってみようか」とはならない。

これも日経だが、「3人に1人がなる帯状疱疹」。これもグラクソ・スミスクラインの広告であり、よく読んでみたら「80歳までに3人に1人」というではないか。そりゃ80歳までにはいろいろなるよ。水虫とかニキビとかできるだろう。

これは「恐怖を煽ることで行動を操作しよう」という意図だ。ワクチン打て、と。

これら「価格を下げる」「プロモーションする」「恐怖を煽る」はいずれも長い目で見たとき、ブランドへの「好き」にはつながらない。好きになってもらうのが商いの目的なのに。

マーケティングは、「鼓舞(インスパイア)する」ために行う。
「私、あのブランド、好き!」と思ってもらう。

それで今朝から1つの試みをしている。

シングルマザーの就労支援がミッションのNPO法人JW-UP、SNSはTwitterに絞ってるんだけど、なかなかフォロワーが伸びてない。ぼくもTwitter始めたのが12年前くらいだから、どうやってフォロワーつかんだのか忘れてる。
NPOらしく、まじめな発信、社会への問題提起などをするかとも思ったんだけど、それじゃ楽しくない。「好き」になってもらえない。
なので、「おもしろ投稿」をしようと思いついた。

するとたちまちコメントがついて、ちょっとした大喜利になった。
まだまだ少ないけれど、これを続けようと思ってる。

「自分が好きなもの」を投稿することで、共感って、生まれると思う。そして、マーケティングの目的はただ1つ、共感を生み出すことだから。

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