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鬼しか生き残れない

退職代行「モームリ」(ネーミングが秀逸(笑))によると連休明け5月7日はこんな感じだったらしい。

Xのポスト

「働く」ということをずっと見つめている。

第一に、経営コンサルタントとして
第二に、シングルマザーの就労支援をミッションとするNPO JW-UPの理事長として

社会の「働く」を知る必要があるから。

この記事にも書いたように、これからすべて「働く」はフリーランサー的な姿勢が求められる。

同じフリーランサーでも

「成果」を売る人
 と
「時間」を売る人

に分かれる。

話はマーケティングに変わる。いや、実は変わらないのだけど。

デジタルとインターネットがマーケティングに入って、みんなが期待した・・・いまでもしている・・・のは「自動化」だ。
楽してお客さんがごっそり集まってくる
というイメージ。

バズる

というのはそんな期待を背負ってる。

だけど、繰り返し言うように、マーケティングは糸電話であり、お客さんと絆を結び、耕していく地味でローテクなコツコツ仕事だ。

ネットもスマホもない時代、阪急電鉄、阪急百貨店、東急電鉄、「日比谷」「有楽町」「武庫之荘」「神戸」「箕面」「宝塚歌劇団」「宝塚」・・・といった数々のブランドを創造した小林一三さん。

小林一三記念館

なぜできたか。

圧倒的な仕事量。

誰もやったことのないことをやるのだから、成果は自分で決めるしかない。

明けない夜

ということもあっただろう。
出口は見えないのが「誰もやったことのないこと」だから。

だから「今日は10時間仕事したから、まあいいか」で仕事終了するという姿勢では、成果は得られない。

鬼と人間がいる。


成果は、鬼でないと、出ない。
ゆるーく、時間を売ってる人間には、成果はやってこない。

冒頭の話に戻る。

退職代行サービス「モームリ」が社会に生み出しているのは
無職
である。

言い換えよう。

フリーランサー

だ。

昨日一日だけでモームリ経由で174名のフリーランサーが生まれた。

とすれば、現代社会の流れに沿って、フリーランサーをどんどん生み出しているとも言える。適切なサービスである。

いや。

会社はたまったもんじゃない。

採用にかけたこれまでの時間、費用、エネルギー、そして何より採用担当者の気持ち。

確実に、採用担当者は傷ついている。

自分でやらず、代行してもらって退職した。

だからといって、全員が稼ぐフリーランサーになれるとは限らない。ほとんどが無理だろう。

まず、「代行」の時点でアウト。

そして。

ある企業に所属し、その企業の社員に「なる」ことだけを目指す「人間」は稼ぐフリーランサーはなれない。

会社という枠組み、労働基準法という縛りからフリーに、がっちり稼ぐぜ、働きまくるぜ! ぬるい仕事なんか、やってられるか。天下とるんだ!!

という鬼こそが、いまの社会に必要とされている。

「いやいや、そんなの、あなた、言うだけでしょ?」

違う。

今朝起きて、メールチェックして驚いた。
新刊『ビジネスを育てる』担当編集者さんからのメールのタイムスタンプが

ぼくは寝てた。
まさに編集の鬼だ。
こういう姿勢に、ぼくは惚れてる。ぼくも腕まくりしなきゃ、と思う。

さあ、今日はこれからJW-UPの社員総会。
今年は楽しい企画をいっぱいやります。
ロールモデルはAwich。
アクセスしてみようと思っています。

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