世界観でお客さんと共同幻想を作ろう
マッキンゼー・アンド・カンパニーがダニエル・カーネマンの追悼記事を書いていて、それで亡くなったことを知った。3月27日、90歳。
主著『ファスト&スロー』
追悼記事を引用します。
こう書いてしまえば「んなの、当たり前じゃん」なんですが(笑)、久しぶりに本を取り出して付箋貼ったところを見てみると、ありました。今日のテーマにマッチする部分。
いまThreadsを研究してて、アカウント開設したばかりだからあくまで仮説なんだけど、小さなお店やフリーランス、これから打って出ようというアーティストにとって、とても良い発信メディアだと思います。
ダイレクトメッセージもできないし、ハッシュタグつけられないし、検索はアカウントのみなので、X(Twitter)と比較すれば「できないことのほうが多い」。
でも、インスタと連動させているからいま挙げた「できないこと」はカバーできる。
それより大事なのは、Threadsの背後に控えているAIが優秀で「位置情報」「投稿内容」をしっかり読んで、それにリンクするアカウントの投稿を流してくれる。
これです。
そして、まだユーザーがXやインスタに比べて少ないから、スカスカ感がある。届きやすい。
では、何を届けるかというと
世界観
です。
Threads見てて、「いいなあ」と思うのは、同じ南禅寺水路閣の桜の写真を載せてても、添える言葉のセンスが光ってる人。
インスタはややもするとハッシュタグだらけになっていて、文章がお粗末なことが多い。
位置情報はしっかりAIが覚えて、それに沿ったアカウントを提案してくれるから、たとえばカフェやっていたら、「何を大事にしているか」「どんな世界観を形にしたくてこの紅茶を出しているか」についてしっかり文章にするといいと思います。
これはThreadsに限らない話なんだけどね。
カーネマンの言葉
私たちの頭の中にある世界は、現実の世界の複製ではない。私たちの頻度予想は、受け取るメッセージの頻度や期間、あるいは感情に訴える強さによって歪められる。
「私たち」を「お客さん」と言い換えてみましょう。
お客さんの頭の中にある世界は、現実の世界の複製ではない。お客さんの頻度予想は、受け取るメッセージの頻度や期間、あるいは感情に訴える強さによって歪められる。
世界観によって、世界が生まれます。それはお客さんとカフェとの共同幻想。
そこに幸せなマッチングが生まれるのです。
今日はこれから縄文ツアーに出かけます。
若狭(福井県)の三方五湖周辺って、縄文の聖地らしいんです。
楽しみー。
なので、火曜日のnoteはお休みしますね。
最高にJOY+WOW+LOVE and FUNな月曜日を!!
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