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狭さとワニとサムシング

パリ郊外レストラン。
国際カンファレンス参加者との会食。
ワニが出た。生きてる。
ワニをご存知ない方のために、イラスト添えます。

お寺で座禅組んでる感じのワニくんです

「このエリアの店なら、普通に出ますよ」と、コーディネーター。

場面変わって、ランチ・ミーティング。
お弁当が出た。エアコンのリモコンみたいなランチボックス。
エアコンのリモコンはこれです。

フタ開けたら、ちょうどのサイズでワニがいた。

小さい子で、生きてる。
あわててフタした。

もちろん夢だが、「Post-War」という表題を覚えているので、戦争終了後の世界についての国際カンファレンスなのだろう。ぼくの芸風とは遠いのだが、お声がかかってパリまで行ってる。そしてこういう夢は必ず現実化する。楽しみにしていましょう。

夢の中身は全部覚えていて(議論の中身も。すべて英語だった)、でもこれほどワニが繰り返し出てくるにはワケがある。

狭さ

だ。昨日から今日は「狭さ」について書こうと考えていた。なので夢でもワニのカタチをとって出てくる。夢でいろいろ物語あったが、ワニに絞れ、と。

ぼくは映画、小説、舞台・・・なんでもいいけど、狭い部分を強烈に覚えてる。

ビートルズの解散直前、ルーフセッションと呼ばれる屋上ライブ。このセッションがアルバム『レット・イット・ビー』になる。ドキュメントした映画『ゲット・バック』えんえん6時間以上ある。

去年かな。全部楽しみながら観た。でも、残っているのはワンシーン。

どの曲やるか、話し合い。

ジョージ、自分の扱いが粗末で不満を覚えている。

気を遣ったジョンが「ジョージの新曲を覚えよう」と提案、そこから『サムシング』に。ただこの段階ではまだ全部できてなくて、メロディと構成はあるものの、歌詞が。

「ポール、something in the way・・・から先が出てこないんだよ」ジョージ。

ポールはスルー。

ジョンが「カリフラワーとか何でも適当に入れておけばいい。あとで直せば」とアイデアを出す。

そしてかの名曲をジョージとジョンが演奏。

『サムシング』大好きなぼくとしてはワクワクなのだが、後ろで座ってるヨーコの温度の低さ(笑)。ポール、何もしない。

「もう半年考えてるけど、(歌詞が)出てこないんだよ」というジョージの「six months」の発音が「モンス」で、イギリス英語だなあ、と惚れぼれした。

ポールのバンド内孤立が目立っていた。そのせいか、『サムシング』に興味を示さない。なのに、完成した『サムシング』をサムシングたらしめているのは、ポールのベースラインなのだ。天才というのはこういうものか。


「狭さ」にこだわると、感性が磨かれます。

話は変わる。いや、変わらない。

この本、ちゃんと読んでない(文体が合わない)。一点だけ覚えていて、それは、「風邪にせよ何にせよ、体調が崩れるのは身体的ではなく心理的なものが原因」という意味の文章。

いま探したら、原文はこれでした。

皆さんは気のせいで患うと体には何でもないと思っておられるでしょうが、丁寧に体の変化を観察すると、心理的な患いの方が体には悪い影響を残します。

『風邪の効用』野口晴哉、ちくま文庫版、p.150

あと、「気を通す」。

気を通してるから健康だ。

例年この年末時期になると「あなたとご家族は今年こういう風に健康保険使ったよ」というリストがどっかの役所から送られてくる。「何月何日にどこの病院でいくら支払った」というやつだ。

ところが、ぼくをはじめ我が家は病院に行かないから、ない。
健康保険使ってない。

なぜ健康かというと、毎日、身体に気を通してるから。

朝のルーティン運動は;
ストレッチ
スクワット50回 + 片足立ち左右1回ずつ5回
ラジオ体操第一
腹筋30回
片足上げ下げ運動左右各30回で合計60回
腕立て伏せ100回
・・・などなど、さっき計算したら250回は呼吸してる。
これは身体に気を通すのと同じだ。

つまり、健康法としては、呼吸法に狭く集中してる。

効果を出している。

狭いのが一番です。

さて、ホリデーシーズン。

仕事が一段落した昨日夕方、奥さんにクリスマスプレゼント買おうと梅田に繰り出した。

毎年楽しみな阪急うめだ本店前のイルミネーション。

気分上がるねー。
ところが、人の洪水だ。今日が祝日、忘れてた。

メゲて、帰宅しましたが、でも、この空気感、好きです。

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