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ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#146

フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。

#146 :光は、健康にも病気回復にも不可欠である

長い間、病人にかかわってきた私の今までの経験から、以下のことが無条件で言える。それは病人にとって、新鮮な空気に次いで必要なものは光だということである。

そして締め切った部屋に次いで病人に悪いのは、暗い部屋であり、また光がありさえすれば良いのではなく、直射日光が必要だということである。

暗い部屋やその隅がカビ臭いことは、周知のことである。病人を治療するには部屋が明るく、日光が取り込まれていることが本当に大切である。
(2023年11月21日配信)

フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。


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