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ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#111

フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。

#111 :食べ物を患者のそばに置いたままにしない

食事のたびに患者が手をつけなかった食べ物を、後で食べるかもしれないと思ってそばに置いておくと、患者は何も食べられなくなってしまう。このわずかな無知のために、患者が食べられるものが次々と文字通り減っていくからである。

適切な時間に食事を運び、食べても食べなくても適切な時間に下げるようにしよう。どの食べ物を見ても、患者が胸をむかつかせることがないようにしたいと思うならば、決してそばにいつも何か食べ物があるようにはしないことである。
(2023年9月29日配信)

フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。

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