明日から学校に行けないと感じたとき恐怖に押し潰された。真っ暗闇に迷い込んだ感覚。底無し沼みたいでもがけばもがくほど深みにはまっていった。焦れば焦るほど体力は消耗していき、まともに息すらできなくなっていた。朝家族が出払った後の数時間が当時唯一生きた心地のするひとときだった。

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